2/9 後楽園ホールで行われた日本Sフェザー級TM 内藤律樹vs伊藤雅雪
アマ高校3冠を達成しプロ入り後も無敗で日本王者となった11戦無敗の内藤に12年 全日本新人王で17戦無敗の伊藤が挑んだ
共に1991年生まれ、日本屈指のテクニシャンとカウンターパンチャーのぶつかり合い
結果は10R判定2-0で王者 内藤が勝利して3度目の防衛を果たす
2015年 チャンピオンカーニバル最注目の試合は予想に違わぬ好試合だった
初回から内藤が軽快なフットワークから右ジャブ、左ストレートを放てば伊藤は内藤の打ち終わりに右ストレートのカウンターを合わせる
序盤から両者 持てる武器を全力で使いながら試合を支配しにかかるがお互いにそれをさせない
内藤の右ジャブからの連打を伊藤がかわしてリズムに乗せない、しかし伊藤のカウンターも内藤がフットワークでかわす
一進一退の展開が続き5R終了後 途中採点では三者三様のドロー
途中採点を受けペースを上げたのは王者 内藤
ステップの速度を上げて鋭いジャブから左ストレートを打ち込む
7R終盤には左ストレートを直撃させて伊藤の腰を落とす
伊藤も要所でカウンターを合わせるが内藤のスピードにタイミングが狂い思う様に合わせられない
試合全般 内藤の放ち続けた速くキレのあるジャブが伊藤 最大の武器カウンターの精度を落とした事が勝因と感じました
終盤もジャブ、ワンツーを上下に散らして打ち込んだ内藤が勝負所の際どいポイントを奪った
現時点では伊藤のカウンターより内藤のフットワークやパンチの速度が上回った
敗れた伊藤も内藤のパンチを思う様に当てさせない技巧を見せて評価を落とす動きではなかった
今回の国内屈指の力を持つ二人の若者のぶつかり合いは今後の更なる成長を観たいと思わせてくれた
両者共に今後 更に強くなるし違う舞台で再び相見まえる事も十分にありえる事だと思う
二人の試合を観て日本ボクシング界もまだまだ捨てたものじゃないなと思わせてくれた
願わくば二人のリマッチがいつかもっと大きな舞台で観たいと心から思えた試合でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿