2013年10月28日月曜日

ラジャ王者シリモンコンの貫禄

27日 行われたラジャフェザー級王者シリモンコンとKCJ王者 瞬太の試合

シリモンコン ラジャダムナンフェザー級王座に長く君臨してるだけあって上手かった!

首相撲からの肘、相手の腕をロックしての肘、そこからの左右ミドル

瞬太選手から着実にポイントを奪いダメージを与えました

自分にはなぜ両者の試合が組まれたのか疑問でした

瞬太選手はシリモンコンに挑むだけの選手なのかな?と感じました

シリモンコンが本気で倒しに言ってた様にも感じなかった

KCJスーパーフェザー級王者というのはどの位のレベルなのか

自分にラジャ王者に挑む選手には見えなかったです

シリモンコンはラストRは流していました

挑戦するなら完全に本気にさせてほしいなと思います

ラジャやルンピニーの王者に挑むならランキングにしても力量にしても
しっかりとした挑戦者としての基準を設けてほしいです

シンプルに強い王者と強い挑戦者との試合が観たいです

勝てない相手に挑むのは勇敢とは言えないと自分は思っています

力をつけて上まで上がった人間のみが王座に挑戦者出来る

厳しい様ですがそれが格闘技の唯一にして絶対的公平条件

タイ人王者に挑む日本人選手には挑む為の本当の「力」を身に付けてもらいたいと思います

ホプキンス 48歳9ヶ月で防衛成功

バーナード・ホプキンスがまた記録更新しましたね

前回48歳1ヶ月で無敗のクラウドからIBF世界ライトヘビー級王座を奪いました

今回はその王座を48歳9ヶ月で初防衛に成功

ボクシング自体は昔より確実に省エネになって経験値を最大限使うボクシング

でも48歳のボクサーが普通に12R動けてる事に凄いと思います

今回は後半倒しにいって最近では前に出るボクシングしてましたね

あの年齢で遥かに若いボクサーを下す力の原動力は何なのか

自分が思うのは徹底した自己管理なのかなと思います

4団体統一したミドル級から2階級上げても変わらない体型、押し負けない体力

自己管理なしでは絶対ありえないですし48歳だからこその努力があるはず

若いボクサーと違いペースの上げ下げのない大人のボクシングですが
あれもボクシングの一つの形なのかなと思います

それも勝ってるから言える事でホプキンスは結果を出していますからね

ベテランという言葉すら当てはまらない長寿王者ですが何歳まで戦い続けるのか

怪我や病気がなく引退してほしいと思います

2013年10月24日木曜日

タイソンに感じた衝撃

小学生の頃 マイク・タイソンの全盛期の試合映像を初めて観た

とにかくインパクトが強くてこんなに強い人がいるのかと唸ったのを覚えています

タイソンはパンチ力だけでなく相手を追い詰める脚力、スピード
相手のパンチをかわして潜り込むディフェンスから攻撃の繋ぎの速さ

色んな強さがあるのがボクサーになってから解った

しかし小学生だった自分でも理解できる圧倒的なスケールと強さがタイソンにはあった

何も解らない素人にも「強い」と思わせてしまうのが本当の強さなのかなと思ったりもする

素人には解らない目に見えない強さがあるのも事実だが全盛期のタイソンは誰もが強いと言った

タイソンの試合を見てヘビー級は凄い世界だと強く感じたが最近のヘビー級の試合は違う

ヘビー級4団体王座を独占するクリチコ兄弟もエキサイティングな場面が多く作れない

元ボクサーの自分には本当に物足りなく感じてしまう

今この時代にデビューした頃のタイソンの様に衝撃的な選手が現れてほしい

今のところ そういう選手はいませんが....

2013年10月21日月曜日

UFC166 ヴェラスケスvsドス・サントス

UFC166でのヘビー級タイトルマッチ
ヴェラスケスvsドス・サントス やっと映像で観れました

王者ヴェラスケス圧勝で防衛!

ヴェラスケスは元ボクサーの自分から見てもパンチ上手いです

攻める時の豪快なワンツーからの連打、攻めこまれてクリンチ際のジャブ

場面ごとでパンチの使い方が上手かったです

パンチでドス・サントスにダメージを与えてたので片足タックルや腰タックルも決まる

ドス・サントスも強いですが今回はヴェラスケスが大きく上回り完勝でしたね!

今回のヘビー級タイトルマッチを見て動けるヘビー級って凄いなと思いました

MMAは立ち技も寝技もあり身体全体を使うからか身体能力高い選手が多いですね

ボクシングやキックのヘビー級選手より確実に身体能力高いですね

その身体能力から繰り出される力や速さは更に凄いですね!

UFCの試合を観てると心技体揃った選手が多いし、それがないとないと生き残れない世界です

改めてUFCは過酷な世界だと思うし、そこで勝ち抜く選手にはリスペクトを感じます!

2013年10月19日土曜日

自分の常識を壊したミルコ・クロコップ

初めてミルコを見たのは1999年のマイク・ベルナルド戦

強靭な身体、バランス、パンチ力、一撃必倒の左ハイキック、強いなと釘付けになりました

きっと上がってくる選手だと感じた直感通り、その後 ミルコは一気にK-1で台頭した

そして2001年 ミルコは自分の中の常識を壊した

強打を持ったストライカーも総合格闘技系の選手には勝てない、捕まったら終わり

そう思っていた、ミルコが藤田と初めて総合ルールで戦った時も勝てないだろうと思った

しかしミルコは藤田のタックルを何度も切り膝を合わせ裂傷を負わせ続行不能に追い込んだ

その試合からミルコは世界最高峰の打撃を持ったMMAファイターに進化していった

試合を見る度に自分の思い込みは壊れていった

ヒョードルやノゲイラとの戦いは本当に見応えのある試合は最高だった!

強敵達との戦いを潜り抜け2006年 PRIDE無差別級GPを勝ち抜き総合タイトルを手にした

自分はボクサーだったので打撃出身選手がPRIDE王者になった事が誇らしく感じました

立ち技のトップ選手が本格的なMMAファイターに進化した初めての例ではないかと思う

UFC参戦は全盛期を過ぎていたり怪我で結果を出せなかったがミルコの
戦い続ける姿勢は同じ格闘技者として素晴らしいと思う

2011年 キックボクシングに復帰してK-1 WORLD GP2012で優勝

K-1初参戦の1996年から17年経って38歳で初のK-1世界王者になった

元々K-1で強くなった選手が異種の分野で世界王者になった後に戻ってきて
再度挑戦し世界王者になるというのも珍しい例ですね

ミルコももう若くないのでもう現役としては晩年だろう

でもミルコは数々の激闘で夢を見させてくれた選手だった

左ハイでK-1でも総合でも豪快に倒すミルコが自分は好きでした。

2013年10月17日木曜日

OPBFスーパーバンタム級王者 和氣慎吾

東洋大平洋スーパーバンタム級王者 和氣慎吾

一般の人はまだ知らないかもしれないがこのボクサーは近い将来 世界に打って出るホープ

去年 日本と東洋大平洋のランクに入ったがそれまでは4敗してる

能力は高いが発揮しきれないというか開花しきれてない印象だった

それが一気に開花したのが今年の3月の東洋大平洋王座挑戦

王者はそれまで無敗で世界ランクにも入ってた小國以載

元トップアマで技巧派の小國に対し和氣は初回から果敢に攻めて試合を支配した

痛烈なダウンも奪い小國を10回TKOに追い込んだ

不利の予想を覆し圧巻の王座奪取

初防衛戦では世界ランカーを倒し今月行われたV2戦では東洋1位を一方的に倒した

ランク入りしてすぐのタイトルマッチの重圧を力に変え飛躍を遂げた

そういう爆発的な変化に格闘技の醍醐味を感じる!

和氣選手は敗北を越えて這い上がった選手

無敗のホープより遥かに執念や怖さを感じる

経験も積んだホープの勢いがどこまでいくのか楽しみです

スーパーバンタム級は世界的に見ても激戦区階級である

そこに和氣選手の闘犬の様な気迫とソリッドなパンチで風穴を開けてほしいなと願う

リーゼントボクサー和氣慎吾に注目したい。

2013年10月15日火曜日

元ラジャ王者 石井 再起 「あと2戦で引退」

13日 後楽園ホールで前ラジャダムナンSライト級王者 石井宏樹選手が再起

ラジャダムナン王座を奪取し外国人として初めて防衛(2度)も成功した石井選手

3月に王座陥落し7ヶ月ぶりの試合

試合は左ハイでKOと危なげなく再起を飾りました

試合後 本人からあと2試合で引退と発表がありました

自分はあと2試合 誰とやるのか、どこに向かうのか凄い気になりました

ラジャダムナン王座というキックやムエタイの選手なら誰もが目指す王座を獲得し防衛もした

それがどれだけ大変な事か、格闘技関係者は知ってる

選手としてはもう十分証明したとも言える

ならばあと2試合 何を見せるのか?

石井選手が言った集大成とは何か?

皆 そこが気になってるはず

あと2試合でまたラジャダムナンやルンピニーの頂点を目指すのか

それとも集大成とは王座ではなくまた別の何かなのか

一度頂点に立った石井宏樹という元王者がどういう選択をするのか気になる

好きな選手だからこそ後悔のないラストを迎えてほしいと願います。

怪物ロマチェンコ プロデビュー

10/13 米国で一人の怪物がプロデビューした

その怪物の名はワシル・ロマチェンコ

ボクシングで北京、ロンドンと五輪連覇したアマボクシング界最強と呼ばれた選手

397戦396勝1敗と言われる凄まじい戦績

好戦的なスタイル、アマ最高峰の技術と強靭なフィジカル

全ての面において既にプロ世界王者級といわれるロマチェンコのプロデビュー戦

相手はWBOフェザー級7位でWBOインターナショナルフェザー級王者ホセ・ラミレス

デビュー戦の相手としては危険な相手だと普通は思ってしまう

しかしロマチェンコ やはり怪物、強かった

初回からサウスポースタイルからの左ボディでダウンを奪うとラミレスを圧倒

4Rにも左ボディでダウンを奪い一方的な内容で世界ランカーを沈めた、圧巻のプロデビュー

観た感じ プロデビュー戦の固さの様な部分は全く見えなかった、肝も据わっている

世界ランクを手にしたロマチェンコは2戦目で世界に挑戦し世界王座強奪を狙う

標的はWBO王者 オルランド・サリド

ベテラン王者が叩き上げの意地を見せるのか

アマ界最強の名をほしいままにしてきた怪物が早くもプロで世界一になるのか

とても興味深い一戦

予定通りいけば来年1/25にサリドvsロマチェンコは行われる

歴史は変わるのか、見届けたい試合である

2013年10月14日月曜日

BOXING 世界戦 ブラッドリーvsマルケス

昨日 ラスベガスで行われたWBO世界ウェルター級TM

王者ティモシー・ブラッドリーvs挑戦者ファン・マヌエル・マルケス

両者の共通点はマニー・パッキャオに勝ってるという事

判定2-1で勝ったブラッドリーとカウンター一撃でKOしたマルケス

その内容から戦前予想はマルケス有利

しかし試合はブラッドリーが判定2-1で勝利

試合はカウンターを狙うマルケスに対しブラッドリーは動きながら的を絞らせない

豊富な運動量で常に動いて位置を変えながら逆に連打で攻勢をかける

常に動くフットワークが勝負を分けた

マルケスにカウンターのタイミングを掴ませなかったのは大きいし凄い

逆にブラッドリーは当たる、当たらないは別として連打だから見た目がいい

試合はブラッドリーが要所を押さえた印象

そして最終R ブラッドリーの左フックが入りマルケスの腰が落ち試合終了

マルケスのカウンターは一級品でパッキャオの速度にも合わせていた

ブラッドリーは逆にパッキャオに打ち込まれる事も多かった

パッキャオを物差しとしたらマルケスが優位に見えたがブラッドリーには機能しなかった

相手が変われば噛み合わせも変わる

改めてBOXINGは難しいし、やるまで解らないなと思う

個人的にはブラッドリーとパッキャオの再戦が観たい。

2013年10月12日土曜日

魔裟斗 vs KID

休みの日はよく格闘技の動画とか観ます

今日は2004年 大晦日にK-1ルールで戦った魔裟斗 vs 山本KID

キック~K-1でやってきた魔裟斗とレスリングや修斗がベースのKID

世界王者になった魔裟斗にこの時 飛ぶ鳥落とす勢いのKIDが対戦を求め実現

キックボクサーとしてはパンチが強い魔裟斗と予測できない動きのKID

試合決まった時 「普通に考えれば魔裟斗、でもKIDが何かやりそう」と思いました

そう思った人が多いからこそあれだけ注目されたんでしょう

試合はダウンを一度ずつ奪い合ったが魔裟斗が後半追い上げ判定で勝利

しかし誰もKIDが弱いとは思わなかったはず

現にその後 総合で本領発揮しHERO'Sで世界王者になった

魔裟斗との対戦時期がもう少し遅ければ結果は逆だったかもしれない

試合後にそういう想像が生まれるのも戦った両者が強いからだ

BOXINGの辰吉vs薬師寺の時も書きましたが強者同士の戦いは特別な空気がある

魔裟斗 vs KIDにも間違いなくそれがあった

観ている方にもピリピリとした緊張感が伝わってくる強者同士の試合

そういう試合は時間が経っても色褪せないし、これからもそんな試合が実現してほしい。

2013年10月11日金曜日

BOXING ヘビー級の衰退

10/5に行われたヘビー級タイトルマッチ

WBA(S)・IBF・WBO世界ヘビー級王者ウラジミール・クリチコvsWBA王者ポベトキン

やっと映像で観れました

三冠王者と元五輪金の世界王者の対決とあって期待しましたが.....

クリチコがジャブで突き放し打ち合わずポベトキンは半端な距離で打たれ続ける

ポベトキンには打ち合うならもっと玉砕覚悟で踏み込んでほしかった

しかし一番は三冠王者クリチコにもっと打ち合って倒しにいってほしかった

ダウンは計4回奪いましたがそれ以外の淡々とした時間の印象が強すぎた

クリチコに関しては前からずっとですが技術的には上手いし強いですが試合は退屈

ヘビー級の試合は前よりスリルがなくなってしまったなと感じました

初めてヘビー級の試合を観たのはマイク・タイソン全盛期の試合

タイソンはガンガン倒しにいってましたが相手も応戦する選手も多かった

だから自然とヒートアップする

最近のヘビー級ボクサーは勝ちに徹して安全運転するボクサーが多い

個人的には最重量級は勝ちに徹して技術に偏ったボクシングはしてほしくない

減量もなく体格もいいのだから打ち合いもしてほしい

客観的に観てヘビー級は技術だけでなく豪快でいてほしい、そう思います

2013年10月9日水曜日

MAX MUAYTHAI ブアカーオvs佐藤

6日 宮城でのMAX MUAYTHAI

K-1トップファイター同士の一戦がありました

ブアカーオvs佐藤 4度目の対決

今まで3度戦って最後は佐藤選手が勝ってた事もあり今回も期待ありかとも思いました

結果は判定でブアカーオが勝利、大差がつく勝負でした

今までと違い一方的になったのはやはりルールの違いだったのかなと思います

首相撲やヒジありのルールになるとやはりタイ人は強い

K-1ルールと違い首相撲になり何度も佐藤選手 何度も転がされペース取られてしまいました

ブアカーオがK-1の時よりも強いというか戦い方が染み込んでるなという感じ

完全にムエタイルールだとやはり日本人はまだ太刀打ち出来ないなと感じました

ムエタイルールの試合の試合も個人的には好きなのでこういう大会増えてほしいです

次はK-1ルールで両者がまた再戦したらどうなるか観たいです

2013年10月6日日曜日

VTJ 3rd 宇野薫vsロメロ

昨日行われたVTJ 3rd

自分の一番の注目は宇野薫vsダニエル・ロメロ

前回のVTJでの宇野薫の相手は無敗のアンソニー・アヴィラ

今回は前回のVTJでDREAMフェザー級王者 高谷を初回で倒したロメロ

激闘の末 2Rにアームロックで一本勝ち

宇野選手はVTJではいつもハードなマッチメークなイメージがあります

18年戦ってるベテランが無敗の選手や強豪を撃退する姿は心打ちますね

今回の試合は1Rは先に打撃で仕掛けて相手が乗ってきたらテイクダウンからの寝技

2Rはローキックを効かせてロメロを下げてグラウンドでの関節技でフィニッシュ

戦い方に幅があってさすがベテランだなと思える戦いでした!

キャリアの中で随所に記憶に残る試合を観せてくれる宇野薫選手

あと何年 戦えるか解りませんが結構好きな選手の一人です。

2013年10月2日水曜日

修斗王者 弘中邦佳 初のV2達成

9/29 後楽園ホールで行われたプロ修斗

修斗世界ウェルター級王者 弘中邦佳選手が2度目の防衛に成功

実はこのV2が快挙でした!

修斗 世界ウェルター級王者で2
度目の防衛に成功したのは弘中選手が初めてです!

この階級の王者は壮々たるファイターです

宇野薫、五味隆典、ヨアキム・ハンセン、川尻達也、ヴィトー"シャオリン"ヒベイロ

修斗だけではなく色んな団体や大会で活躍したファイター達が揃っていて
2回防衛した選手がいないというのは面白い

少し珍しい階級最多防衛記録樹立です

弘中選手 前戦までとだいぶスタイルを変えてきた様でUFCバンタム級王者ドミニク・クルーズ
を参考にしたとの事ですが世界王者でもまだ向上心が強く感じれて好感を持てます

修斗世界ウェルター級王座から更に飛躍した王者達の様に総合を盛り上げてほしいです