2014年4月29日火曜日

UFC172 五味vsヴァリーフラッグ

UFC172で1年1ヶ月ぶりに復帰した日本の五味選手

今回の相手はアイザック・ヴァリーフラッグ
ストライクフォースで活躍し日本でも有名なJ・Z・カルバンも下してる選手

結果は29-28の判定で五味選手が勝利

自分が観た個人的判定だと1Rと2Rは五味選手、3Rはヴァリーフラッグ

試合はヴァリーフラッグが前進して右ストレートや前蹴りを何度もヒット

五味選手はスイッチを繰り返しながらジャブから左ボディ→右フック、左ストレート

両者 テイクダウンもしましたが極めれずスタンドでの攻防が長い

総合的な技術はヴァリーフラッグが上かなと思いましたがパンチングパワーは五味選手が上

五味選手はそのパンチでダメージを与えポイントを稼ぐ

五味選手の左ストレートでヴァリーフラッグは右目をカットして流血

五味選手のパンチでそういう場面 久々に観た気がします

2013年3月のサンチェス戦より今回の方が身体は動いてる様に感じたし
スイッチを多用してパンチを打ち込んだり戦い方にも工夫を感じました

3R テイクダウンしようとして潰されパウンド連打を食らいピンチに陥りましたが
立ち上がり3R後半 打ち合いで逆襲して流れを引き戻した気迫は凄いよかったと思います

次戦は9月 UFC日本大会になりそうですが更なる強豪と戦うには5R戦うスタミナが必要不可欠

しっかりとフィジカルを作り上げて五味選手の攻撃力を活かしてほしいですね。

2014年4月28日月曜日

UFC172 ジョーンズvsテイシェイラ

UFC172

UFC世界ライトヘビー級TM 王者ジョン・ジョーンズvs挑戦者グローバー・テイシェイラ

6度防衛中のジョーンズに挑むテイシェイラは柔術黒帯で打撃も強く20連勝中

しかし 試合はジョーンズが大差判定勝ちで7度目の防衛

テイシェイラがもっと追い詰めるかと思いましたがジョーンズが上手かった!

体格とリーチで勝るジョーンズは色んなキックを駆使してテイシェイラを前進させない

ロー、ミドル、関節蹴り、バックスピンキック、更にかかと落とし

蹴りでテイシェイラの前進を止めてダメージを与えケージまで追い詰めると
逆にパンチや肘の連打でテイシェイラを追い込む

パンチも長いジャブからフック、アッパーとコンピネーションを打ち込む

肘もバリエーションが多い!
前腕のカウンターの肘、ケージ際での左右の肘連打
タックルのフェイントをかけて突き上げる様な肘

多彩な攻撃でテイシェイラ 流血もして対応できなかったですね

時折 アッパーやフックをヒットしましたがジョーンズの防御にかわされ単発で終わる

テイシェイラが取ったかなと思えたのは1Rだけであとは全てジョーンズが取ってたと思います

とにかく今回はジョーンズの戦い方が上手く隙がなかった感じです

ジョーンズは戦い方の幅が広いというか引き出しが多いのは強みですね!

テイシェイラは前に出てフック連打はよかったですがその先がなかったのが残念です

これで7度目の防衛となった王者ジョーンズがどこまで勝ち続けるのか楽しみです。

2014年4月24日木曜日

4/23 長谷川穂積 7回TKO負け 終焉

昨日のW世界戦 一番の注目はIBF世界Sバンタム級TM 長谷川穂積 3階級制覇挑戦

進退をかけて挑んだリングには厳しい現実が待ってました

3度のダウンを奪われ7回TKO負け

ダウンを奪われたR以外でボディを効かせて左を打ち込み優勢の場面もあった

しかし 足を止めて打ち合った時に王者マルチネスの左右フックの強打にさらされた....

その姿を見て以前との違いを強く感じた

足を使う時、打ち込む時、守りながらカウンターを狙う時
全てにキレを感じない、力強さを感じない

一番はパンチを受けた時の耐久力、以前より打たれ弱くなってる様に見えた

バンタム級で安定王者ウィラポンを破り世界奪取、10度防衛
2階級上げてフェザー級で2階級制覇、陥落

強いからこそ可能になった激しいチャンピオンとしての激闘の数々は
周りが思ってる以上に長谷川選手の身体にダメージを与えていたのかもと思いました

自分でも自覚はあったかもしれません

その状態でも足を使うだけでなく打ち合いで王者に挑んだ長谷川選手

戦う姿や姿勢だけは昔から何も変わっていなかった

思いきり戦って散った姿に落胆はなく尊敬の念を改めて感じる

多分 引退になると思いますが胸を張ってほしいです

長谷川穂積という名はボクシング界にずっと残り続ける

その戦いをリアルタイムで観れた事が嬉しい

お疲れ様でしたと伝えたい。

4/23 山中 4度倒しV6

昨日 大阪城ホールで行われたW世界戦

WBC世界バンタム級TMは王者 山中選手の独壇場

初回は相手を見てたが2回に左でダウンを奪い、その後も度々ぐらつかせる

挑戦者ジャモエもダメージありながらも最後まで果敢に前進

山中選手はその気迫のボクシングに全く付き合わずマイペースで左を打ち込んでいく

手数は少ない、大体の攻撃がワンツー2発で終わる、それでも左が当たる度にジャモエぐらつく

8回に左ボディでダウンを奪い、再開後 左ストレートでダウン追加

9回 右ジャブから左ボディストレート一閃 まともに食らったジャモエ吹っ飛ぶダウン

それまでのダメージもありレフェリーが即ストップ、9回TKOで6度目の防衛

挑戦者頑張りましたが山中選手 全く寄せ付けずって感じでしたね

強かったけど手数が少ないのは気になりました

ワンツーの後に連打が出せればもっと早く終わってましたね

山中選手が望む統一戦やビッグマッチが実現してほしいですね

試合は一方的で淡々としてたので熱くなる様な感じではなかったです。

2014年4月22日火曜日

ホプキンス 49歳3ヶ月で統一世界王者

米国ワシントン 20日 最高齢世界王者の記録が更新された

IBF・WBA世界Lヘビー級王座統一戦 バーナード・ホプキンスvsベイブ・シュメノフ

ホプキンスがダウンも奪い明白な判定勝ちで2団体統一し自身の持つ最高齢記録を更新

49歳3ヶ月で2団体統一世界王者、凄まじい記録である

近年 アスリートの現役年齢が伸びているとはいえ49歳は凄まじい

今回も19歳年下のWBA王者シュメノフのアタックを難なくかわして着実にポイントを取り
終盤にはダウンも奪いハッキリとした差をつけてポイントアウトした

ホプキンスと戦うと若い選手が皆 同じ様に封じ込まれ敗れる

改めてキャリアの恐ろしさを痛感する

ホプキンスは1988年にデビューして26年、26年 現役でいられるボクサーも少ない

ミドル級でWBA・WBO・IBF・WBC 4団体統一

ライトヘビー級でもWBC・WBA・IBFと3団体を奪っている

世界王者の中でもトップレベルのキャリアは若手が何をしてきてもいなしてしまう

ボクシングレッスンをしてるかの様に淡々と現役世界王者も下してしまう

あと9ヶ月 世界王者でいれば50代世界王者の誕生だ、今後破られない記録ではないか

もちろんキャリアだけではなくたゆまぬ練習と日頃の節制の成果でもある

個人的にはそっちの方にリスペクトを感じます

ホプキンスの引退は年齢が年齢だけに全く読めないがここまできたら50代世界王者 期待したい

本当にエイリアンの様なアスリートだと思う。

2014年4月19日土曜日

4/18 SHOOTBOXING 小見川vsMASAYA

18日 後楽園ホールでのSHOOTBOXING 小見川選手の試合を観に行きました

柔道から格闘家に転身し戦極、DREAM、UFCと戦い続けるトップファイター

去年のS-cup65kg日本トーナメントの小見川選手の試合を観て予想外だった

決勝で鈴木選手に敗れるもSB初参戦で強豪を打ち破っての準優勝は凄い

正直 あそこまでやるとは思ってなかったというのが本音でした

昨日の相手はSB日本Sライト級王者MASAYA 20歳にして次期エースを期待される選手

その新鋭が繰り出すワンツーや左ミドルをものともせず前進し左右フック連打を叩き込む

MASAYA選手のパンチを受けて鼻血を出しても前進を止めずにそれ以上にパンチを打ち込む

3Rにはパンチでダウンを奪いダメ押しのポイントを奪う

流血戦を判定3-0で制したのは20歳 MASAYAではなく38歳 小見川選手だった

昨日の試合で小見川選手の打撃レベル向上を感じた

総合格闘技の試合では正直あまり打撃は上手くない印象でした

昨日の試合で見せた左右フック連打は以前の小見川選手にはなかった技術

SB参戦する為に練習してきたモノだろう

38歳のベテランファイターがまだ新たな技術を吸収し進化してるというのが素晴らしい

向上心や気迫は技術ばかりに目がいきがちな若手選手にぜひ見習ってほしい

総合格闘技でもSHOOTBOXINGでも常に強豪と戦ってきた小見川選手だが
プロ格闘家としてはまだタイトルを奪っていない

今回 SB現役王者に勝ったのだからSHOOTBOXINGで初タイトル奪ってほしいと願う。

4/15 山本真弘 Krush復帰戦を観て

4/15 Krush40で4年ぶりにKrush出場となった山本真弘の試合を楽しみにしていた

相手はFFSCフランス王者ヤニス・エル・アジャウィー(モロッコ)

試合は判定で山本選手が勝利、しかし辛勝という内容

試合前に期待していた姿とは程遠い内容でした

アジャウィーが良い選手だった事を差し引いても山本選手の動きが悪かった

ローやミドルからパンチにつなぐ得意のコンビネーション

しかし一番得意なはずのパンチが単発気味でキレも感じない

逆にアジャウィーのパンチや膝蹴りを被弾する場面も見えた

一番感じたのは動きに緊張感がなかった

以前 観た良い時の山本真弘とはかけ離れた動き

It's SHOWTIME61kg級世界王者としての貫禄は感じられなかった

自分が見て感じたのは山本選手 モチベーションが低下してるのではないかという事

59戦42勝11敗6分 約60戦のキャリアの中で強さを証明し世界王者にもなった

しかし 逆に世界王者にもなった事で今の山本選手は目標を見失ってはいないか

これからKrushに継続参戦するのならまずそこをしっかりしてほしい

以前の山本選手はもっとオーラもあったし強かった

5月で31歳になりベテラン選手だがまだ老け込む歳じゃないし海外での試合も
多く経験してきた山本選手にしかない強さを若手に見せつけてほしい

格闘技はモチベーション一つで大きく変わる

キレのある連打で相手を斬り落とす様な山本選手の姿がもう一度観たい。

2014年4月16日水曜日

Krush 40 70kg級TM 城戸vs中島

昨日の後楽園ホールでのKrush40 70kg級TM 王者 城戸康裕vs挑戦者 中島弘貴

K-1でも活躍した両者の試合は面白そうだなと思ってました

Krush70kg級の選手で城戸選手とやって可能性があるのは中島選手かなと思いました

試合は中島選手が前に出てパンチと膝で攻めて城戸選手が距離を取り迎え撃つ展開

序盤に城戸選手 サウスポーにスイッチしましたがこれは当たりましたね

サウスポーからの左ミドル、左インロー、膝、パンチが中島選手を捕らえる

初回 城戸選手がフックとストレートの中間みたいな右パンチを打ち込み中島選手 ダウン

そんなにダメージは深くなかったですが城戸選手 精神的優位に立ちました

ダウン奪われた中島選手 2回からも果敢に攻めボディブローや膝で城戸選手を追い立てる

しかし 城戸選手がミドルとかで上手く距離を保ち追いきれない

3回 逆転を狙い攻める中島選手と城戸選手も打ち合う互角の展開

結果は判定3-0で王者 城戸選手が3度目の防衛に成功

中島選手も強いですが戦い方と駆け引きが城戸選手の方が上手かったです

前に出る中島選手にタイミングよくパンチやミドル、膝を打ち込んだ技術力はさすがでした

城戸選手はk-1に参戦した時もダークホース的な存在で優勝しましたが
派手なKOとかはあまりないですがなかなか負けない選手ですね

個人的には技術力が高くて好きな選手です

次の防衛戦は海外の強豪になるとの事なので楽しみです。

2014年4月15日火曜日

4/13 WBCムエタイIN王座戦 梅野vsメレディ

4/13 後楽園ホールでのWBCムエタイインターナショナルSフェザー級王座決定戦

日本の梅野選手がアイルランド人で元ルンピニーランカーのステファン・メレディと対戦

結果は5R判定で梅野選手 勝利

内容は梅野選手がどの局面でも上回り完封勝ちという感じ

メレディ タフな選手でしたが今の段階では梅野選手の方が全ての面で上でした

梅野選手 距離が空くとパンチやロー、ミドルを積極的に打ち込み
首相撲や近い距離になると肘や膝でメレディに何もさせない

メレディは序盤に梅野選手の肘で両目上をカット、苦しい展開でした

メレディが相当タフだったので判定まで行きましたが他の選手なら倒れてたでしょう

最後まで耐えたメレディのタフさを称えたいです!

梅野選手 今回は攻撃のテンポが速くパンチが多くて強かったですね

メレディが前進してくるのを止めるのに蹴りよりパンチのがよかったのか
試合前から左足を負傷してた様なのでそれが関係していたのか

理由は解りませんがパンチ主体の戦い方も強かった

倒せずも差をつけて勝利した梅野選手がWBCムエタイインターナショナルSフェザー級王者に

世界ランクも10位に入るという事で当然WBCムエタイ世界王座も狙うはず

梅野選手が元々狙ってるルンピニーもWBCムエタイ世界王座もまだ日本人は奪ってない

WBCムエタイ世界王座に関しては日本人では梅野選手かSライトの大和哲也選手が
一番近い位置にいるのではないかなと思います

両者にぜひ奪取してほしい

去年のゲーオ戦敗戦から試合ごとに強くなる梅野選手、次戦も楽しみです。

2014年4月14日月曜日

4/12 パッキャオvsブラッドリー2

4/12(日本時間13日) ラスベガスで行われたWBO世界ウェルター級TM

ブラッドリーとパッキャオの1年10ヶ月ぶりのリマッチ

結果は判定3-0でパッキャオがリベンジして世界王座へ返り咲き

展開としては5Rまではブラッドリーが優勢、6R以降はパッキャオが優勢

前半からパッキャオが手数を出して攻めましたがブラッドリーの防御が上手く当たらず

逆にブラッドリーが前回より序盤から積極的に攻めてパッキャオからヒットを奪う
4回には上体でフェイントをかけての右フックでパッキャオをぐらつかせる

その一撃でパッキャオの踏み込みは浅くなりましたが連打は変わらず出る

その連打がブラッドリーを捕らえ始めたのが6Rから

ブラッドリーの動きが止まったのもあるがガードの上からでも連打を打ち込む

6R以降は11R以外は全てパッキャオが取ってたと思います

パッキャオの踏み込みが浅くなった事やKO出来ない事を衰えたと危惧する人が多いが
自分はそうは感じません

どんな格闘技も相手によって動きが変わるのは当たり前

パッキャオが前半のままの戦い方だったら深く踏み込んだ時にブラッドリーの
カウンターを食らって沈んでいたかもしれない

それを回避し連打で明確にポイントを取り勝利に結びつけたのはベテランの出来る事

そしてパッキャオの衰えばかりを指摘するがブラッドリーの強さをもっと知るべきだ

ブラッドリーはパッキャオ初戦後もプロボドニコフやマルケスを破り
激戦区のウェルター級で無敗で来たまぎれもない本格派

今回の試合もブラッドリーの強さがパッキャオに最高の動きをさせなかったと見る

そのブラッドリーに終始連打で打ち込んでいけたのは今後に対しての収穫といえる

次戦はマルケスとの第5戦になると思うがマルケスのカウンターをかいくぐりながら
連打を打ち込んでいけるかに注目したい

個人的には完全復活とは言えなくてもまだ衰えたとも言えないと感じた試合だったと思う。

2014年4月13日日曜日

3団体合体で新大会BLADE開催へ

4/10 とても興味深い事が発表された

RISE、REBELS、bigbangが力を合わせ新大会BLADE開催を発表

今年12月から始まるBLADEでは各団体のチャンピオン達が真の日本一を決めるトーナメント

個人的には良い事が動き出したなと思います

このブログでも何度も書きましたが小さい団体が増え王者が多い事に違和感を感じてました

各団体の王者達が最強を決めるトーナメントをやってほしいとも書きました

今回 偶然にもそういう大会であるBLADEが発表されたのは嬉しいですね!

RISE、REBELS、bigbang以外の団体にも参加を呼び掛けてるという事で
Krushやシュートボクシング等の団体王者も積極的に参加してほしいものです

まだ発表されただけですが本当に日本の強豪団体が全て参加すれば凄い事です

その頂点に立つ選手は胸を張って日本一と言えますからね

実現が本当に楽しみです。

2014年4月10日木曜日

銅メダリスト 清水聡 APBでリオ五輪 狙う

ロンドン五輪バンタム級銅メダリスト清水聡選手が日本人初APB参戦を決めた

ロンドン五輪から1年8ヶ月ぶりに今月 アジア大会代表選考会で実戦復帰

一階級上のライト級で台頭してきた新鋭からダウンを奪う圧巻のボクシングでアジア大会代表決定

更に今年から始まるアマのプロルール戦 APBに日本人初参戦する

誰でも出れる訳じゃない、アマ世界トップレベルしか出られない試合

ロンドン五輪銅メダルが評価されての参戦

すでに2010年から始まってるWSBや今年始まるAPBというアマ最高峰選手達のプロルール戦

特にAPBはノーヘッドギアに薄いグローブ、長いRの試合

プロと変わらない激しい試合になるはず

このアマ最高峰の選手達が出場するプロ戦の興味深い点は二つ

プロ世界クラスと同等の実力を持つアマ世界トップクラス選手達の激突

地味なイメージが強いアマボクシングのイメージ変革

一気にプロとアマの境界線が吹き飛んだボクシング界の歴史的改革

APBやWSBというプロルール戦を経験したアマトップ選手達がプロに転向したら
1戦、2戦で世界タイトルマッチに挑む選手が間違いなく増えてレベル向上に繋がる

アマでプロに負けない派手な試合も増えるという事でアマボクシングの人気も上がるはず

そしてAPBの成績上位者には五輪出場権も与えられる

日本の清水選手が参戦を決めた理由も五輪出場権を狙っての事

険しい道だと思うが清水選手が活躍すれば日本でもアマボクシングの発展に確実に繋がる

APBを勝ち抜きリオ五輪に辿り着いてほしいです。

2014年4月8日火曜日

4/6 八重樫 V3でロマゴン戦 確定

4/6 WBC世界フライ級TM

王者 八重樫が8位 オディロン・サレタ(メキシコ)を迎えた3度目の防衛戦

八重樫選手が地力の差を見せつけ9回KOでV3に成功

そしてこの勝利により軽量級最強といえる選手との試合が確定

ミニマム、ライトフライを制した39戦全勝33KOの2階級制覇王者ローマン・ゴンサレス

軽量級離れした攻撃力でKOの山を築いてきたロマゴンは3階級制覇を狙いフライ級進出

王者でも対戦を回避する選手が多い中 八重樫選手は挑戦を受ける事を表明

4/6 同じリングでアンダーカードを戦ったロマゴンもKO勝ちして次戦が内定

八重樫vsロマゴンが実現した場合 どうなるか予想してみる

攻撃力は間違いなくロマゴンが上、フライ級でも断トツだろう

打ち合いになった際の耐久力は両者あるが八重樫選手はロマゴン程の強打を受けた事がない

耐久力もややロマゴンに分があると見る

スピードとフットワークは八重樫選手が上回る

言い方を変えればそれが八重樫選手の唯一の生命線

ロマゴンがKOを逃したのはミニマム級王者 高山の様なアウトボクサー型

八重樫選手の足とスピードとフィジカルの強さがあれば可能性はあるかもしれない

トップスピードのヒット&アウェイで撹乱しながらポイントとダメージを与える

それがベストだと思うし八重樫選手はその戦い方を選択すると予想する

ロマゴンは動く相手との対戦経験も多く攻略方法も知っている

八重樫選手がロマゴンが対応しきれないスピードで戦えるかが鍵だと思う

誰もがロマゴンが勝つと予想するだろうが自分は八重樫勝利の可能性もあると見ます

2014年 秋に実現すると見られる八重樫vsロマゴンのフライ級TMがたまらなく楽しみだ。

2014年4月7日月曜日

4/6 日本史上最短世界奪取 井上尚弥

4/6 WBC世界Lフライ級TMで6戦目の井上尚弥が偉業を成し遂げた

タフなメキシカン王者エルナンデスを序盤から圧倒し6回TKO勝ちで日本史上最短世界奪取

32戦のキャリアがある王者を6戦目の若者が圧倒するというのは衝撃的だった

その位に井上選手のスピード、パワー、技術、全てが圧巻だった

しかし すんなり勝った訳じゃない

3回終了時点で減量の影響から左足がつるアクシデントで動きが止まる

パニックになりかけたが4回から覚悟を決めて王者と打ち合った

接近戦が得意な王者のパンチを被弾する場面が増えた

それでも真っ向から打ち返し流れは渡さなかった

そして乱打戦になりかけた6回、井上が振り抜いた打ち下ろしの右が王者の顎を直撃

井上選手の足以上のダメージを抱えていた王者の粘りを断ち切る気迫の一発だった

圧倒した序盤の動きよりも5~6Rの打ち合いに出た井上選手の方が素晴らしかったと思う

技術だけでなく気迫でも上回った井上選手が6回KOで王者を倒し日本史上最短世界王座奪取

記録だけでなく内容的にも素晴らしい世界王座奪取だった

辰吉丈一郎が8戦目、井岡一翔が7戦目、そして井上尚弥が6戦目

記録とはいつか破られるモノであるが記録が破られる度に日本ボクシング界のレベルも上がった

今回の最短記録更新は元プロボクサーとして本当に尊敬に値する偉業で心から拍手を送りたい

世界王者となった井上尚弥が今後どこまで飛躍するのかが楽しみです。

2014年4月5日土曜日

2003年 K-1 WORLD MAX 決勝 魔裟斗の左フック

どの格闘技のジャンルでも何度見返しても凄いと思う試合がある

休みの前の日はそういうのをよく観ています

今回は2003年 7月5日 K-1 WORLD MAX 世界一決定トーナメント決勝 魔裟斗vsクラウス

クラウスの1勝1分で迎えた3度目の対決

1回から一進一退の展開で両者打ち合う

魔裟斗のローからパンチのコンビネーションがクラウスを捕らえる

そして2回 自分はKOの瞬間を観て衝撃を覚えた

クラウスが強振した右フックを魔裟斗は左腕でブロックして次に来るクラウスの左フックに
ブロックした左腕でそのまま左フックを合わせ顎に直撃

クラウスは大の字で後ろに倒れ、立ち上がるもダメージが深く魔裟斗のTKO勝ち

ブロックした腕でそのまたカウンターを合わせるのはボクシングの試合でもなかなか観れない

魔裟斗が左フックが得意なのは知っていたがそれ以降あんな完璧なタイミングはなかった

狙ったというより咄嗟の反応で打ったパンチだろう

だからこそ最高のカウンターになったのと思う

あの日 魔裟斗が放った左フックは10年に1度のタイミングだと言える位に素晴らしかった

一瞬でもタイミングが遅れれば逆にクラウスの左フックが入ってたはず

あのパンチは色んな要素があって生まれた

あの日 キャリア最高と言えた魔裟斗のスピードとキレ

それに対抗できるクラウスの圧力

全てが集約され最高の一撃

特に世界一がかかった試合でその一撃でKOしたのだから最高のフィナーレだった

ああいう瞬間が格闘技の醍醐味だと思う

これからもそういう瞬間に興奮や感動を感じたい。

2014年4月2日水曜日

亀田興毅はどこへ向かうのか

3/26 後楽園ホールでのWBA世界Sフライ級王座決定戦を視察していた亀田興毅

WBA世界バンタム級王座を返上し現在WBA世界Sフライ級4位

ランキング的にはこの日 新王者となった河野公平に早い段階で挑戦できる位置にいる

河野vs興毅の日本人対決は話題になるし間違いなく盛り上がるはず

河野が所属するワタナベジムの渡辺会長は試合前 河野が勝てば興毅と防衛戦と発言もした

でもすぐに実現は出来ない

昨年12月のWBA・IBF世界Sフライ級王座統一戦での大毅の王座保持問題で
亀田ジムのライセンスは更新されず三兄弟は国内では試合が出来ない状況

亀田興毅は今すぐにでも挑戦して4階級制覇に挑みたいところだと思う

亀田興毅にとって河野は間違いなく相性のいい王者だから

河野は王者として攻略しやすいといえるし興毅じゃなくても狙う選手は多いはず

JBCから厳罰処分を受けている現状を何とかして試合を実現する方法はあるのか

自分は小細工抜きにして亀田ジムとIBFが揃ってJBCに謝罪をする事だと思う

そして処分軽減で国内で試合を出来る様にするしかないのではないかと思う

今こそ亀田ジムには何が一番大切なのかをよく考えて適切な行動をしてほしいと思う

河野vs興毅が実現すれば内藤vs興毅の様に間違いなく盛り上がるだろう

自分は元ボクサーとして、一ファンとして日本人同士の面白いカードが
あんな問題で消滅するのは本当に残念だし実現してほしいと思ってる

切に願う。