9日 神戸で行われた長谷川穂積 再起戦
1年ぶりのリング 相手はWBC世界Sバンタム級9位で29戦全勝 オラシオ・ガルシア
負ければ引退の試合 長谷川選手のボクシングは変わった
強打を振ってくるガルシアに動きながら右ジャブ、左の上下とリズムの良い連打を打ち込む
この日の長谷川選手は足を止めずにフットワークを重視したボクシング
世界を獲ってからは打ち合い相手を打ち倒してきたイメージが強いが世界を獲る前はフットワークを使いながら戦っていた
その頃を知ってる人はすぐに昔の姿を思い出したはず
ガルシアのパンチを足とウィービング、ダッキングで外してカウンター気味に左右の連打を打ち込む
5/9は打たれたら打ち返すではなく打たれずに打つスタイルだった
ガルシアの強打をかわし続けるのは並の精神力では出来ない
でも長谷川穂積は最後まで大きなパンチを食らう事なくかわし続けて自分のパンチは打ち込んだ
その勝負強さに3階級で世界戦を戦ってきた歴戦のキャリアを感じた
序盤から有効打で上回った長谷川選手が10回判定勝ち
王者時代の打ち合うボクシングだけでなく今回の様な技能的な戦い方も出来るのはボクシングの幅が広い
違うスタイルを適所で使い分けてベテランならではの戦いをまた見せてほしいと思います
今 長谷川選手は現役続行か引退かで揺れてるらしいですが個人的にはまだ戦えるのではないかなと思います。
2015年5月26日火曜日
2015年5月24日日曜日
5/9 WBA世界バンタム級戦 マクドネルvs和毅
5/15 米国で行われたWBA世界バンタム級TM
王者 ジェイミー・マクドネル vs 挑戦者 前WBO王者 亀田和毅
この試合はWBAとWBOの2団体統一戦として行われる予定だったがWBOが認可しなかった為に和毅がWBO王座を返上
和毅は挑戦者としてマクドネルの王座に挑む事になった
結果は12R判定でマクドネルが勝利
判定が難しい試合だったが大きく分けると前半 和毅が取って後半マクドネルが追い上げるという展開
初回から和毅がスピード差で速いジャブ、ワンツーを打ち込みリードした
3回にはカウンターの右オーバーハンドを打ち込みダウンを奪い4回もポイントを取った
流れが変わってきたのは5回
ダウンを奪い攻撃が若干荒くなった和毅にマクドネルが長いリーチの左ジャブ、ワンツーを当てる様になってきた
5~10回は拮抗したRになったがより多くのRを取ったのはマクドネルだった様に見えた
かなりの接戦となった終盤 11Rと12Rのポイントが試合の決め手となった
勝負所のポイントを取ったのはマクドネルだった
疲れの見える和毅にコツコツとパンチを打ち込み勝利を引き寄せた
試合に勝ったのはマクドネル、しかし試合全体を観たら大きな差のない試合だった
試合後 すぐに再戦交渉がまとまったらしく、すぐ再戦するはずなので次が決着戦になるはずです
見応えのある12Rを繰り広げた両者が次はどんな試合をするのか楽しみです。
王者 ジェイミー・マクドネル vs 挑戦者 前WBO王者 亀田和毅
この試合はWBAとWBOの2団体統一戦として行われる予定だったがWBOが認可しなかった為に和毅がWBO王座を返上
和毅は挑戦者としてマクドネルの王座に挑む事になった
結果は12R判定でマクドネルが勝利
判定が難しい試合だったが大きく分けると前半 和毅が取って後半マクドネルが追い上げるという展開
初回から和毅がスピード差で速いジャブ、ワンツーを打ち込みリードした
3回にはカウンターの右オーバーハンドを打ち込みダウンを奪い4回もポイントを取った
流れが変わってきたのは5回
ダウンを奪い攻撃が若干荒くなった和毅にマクドネルが長いリーチの左ジャブ、ワンツーを当てる様になってきた
5~10回は拮抗したRになったがより多くのRを取ったのはマクドネルだった様に見えた
かなりの接戦となった終盤 11Rと12Rのポイントが試合の決め手となった
勝負所のポイントを取ったのはマクドネルだった
疲れの見える和毅にコツコツとパンチを打ち込み勝利を引き寄せた
試合に勝ったのはマクドネル、しかし試合全体を観たら大きな差のない試合だった
試合後 すぐに再戦交渉がまとまったらしく、すぐ再戦するはずなので次が決着戦になるはずです
見応えのある12Rを繰り広げた両者が次はどんな試合をするのか楽しみです。
2015年5月23日土曜日
5/10 梅野源治vsムアンタイ
5/10 名古屋で行われた梅野源治vsムアンタイ・PKセンチャイムエタイジム
WBCムエタイ世界王者 梅野vsラジャダムナン&ルンピニーのSフェザー級1位ムエタイという好カード
結果は4回TKOで梅野が勝利!
4/19 ルンピニー王者ペットモラコットに挑み惜敗した梅野選手、3週間のインターバルで強豪と対戦でしたが強かった
初回 梅野選手が左右ローからワンツー、右アッパーと直撃させる、様子見モードのムアンタイにダメージを与える
2回 ムアンタイが首相撲からの膝、こかしを決めて押し返す、更に前蹴りで突き放す
3回 首相撲に来るムアンタイの組み際に梅野が右アッパーを打ち込む
更にムアンタイが組んでくるところに左右の肘を決めてムアンタイをカットさせる
流血したムアンタイに梅野 パンチと肘で猛攻を仕掛ける
4回 ロー、ミドルの蹴り合いから梅野がムアンタイの右ミドルをキャッチして右ストレート連打でムアンタイ ダウン
再開後 ダメージ深いムアンタイに梅野がパンチと肘でラッシュ、ムアンタイ防戦一方で食らい続けるムアンタイを見てレフェリーがストップ
初回から積極果敢に攻めた梅野選手の素晴らしい勝利でした
4月のルンピニーTMで敗れてから短い時間で今回の強いモチベーションを作った強靭なメンタルは尊敬できるものです
改めて日本人ではタイ人トップクラスと勝負できるナックモエだとアピールした梅野選手
次戦はWBC世界王座の初防衛戦となりますがルンピニー王座再挑戦に向けて動き始めた梅野選手の今後が楽しみです。
WBCムエタイ世界王者 梅野vsラジャダムナン&ルンピニーのSフェザー級1位ムエタイという好カード
結果は4回TKOで梅野が勝利!
4/19 ルンピニー王者ペットモラコットに挑み惜敗した梅野選手、3週間のインターバルで強豪と対戦でしたが強かった
初回 梅野選手が左右ローからワンツー、右アッパーと直撃させる、様子見モードのムアンタイにダメージを与える
2回 ムアンタイが首相撲からの膝、こかしを決めて押し返す、更に前蹴りで突き放す
3回 首相撲に来るムアンタイの組み際に梅野が右アッパーを打ち込む
更にムアンタイが組んでくるところに左右の肘を決めてムアンタイをカットさせる
流血したムアンタイに梅野 パンチと肘で猛攻を仕掛ける
4回 ロー、ミドルの蹴り合いから梅野がムアンタイの右ミドルをキャッチして右ストレート連打でムアンタイ ダウン
再開後 ダメージ深いムアンタイに梅野がパンチと肘でラッシュ、ムアンタイ防戦一方で食らい続けるムアンタイを見てレフェリーがストップ
初回から積極果敢に攻めた梅野選手の素晴らしい勝利でした
4月のルンピニーTMで敗れてから短い時間で今回の強いモチベーションを作った強靭なメンタルは尊敬できるものです
改めて日本人ではタイ人トップクラスと勝負できるナックモエだとアピールした梅野選手
次戦はWBC世界王座の初防衛戦となりますがルンピニー王座再挑戦に向けて動き始めた梅野選手の今後が楽しみです。
5/10 大和哲也vsゴーンサック 体重超過
5/10 後楽園ホールで行われた大和哲也vsゴーンサック・PKセンチャイムエタイジム
世界2冠王となった大和と2010ムエタイMVPにも輝いた強豪ゴーンサックの対戦
結果は5R判定でゴーンサックが勝利
この試合は試合をする前から大和哲也は負けていた
前日計量で契約体重を作れず500gオーバー
プロとして、世界王者としてあるまじき失態
自分に勝てない者は試合で相手にも勝てない
それを改めて感じた試合でした
試合はゴーンサックが左ミドルを軸にキレのある攻撃で大和を突き放していく
断続的に左ミドルを蹴り、左ミドルを見せて左ストレート、左ミドルをキャッチされればすぐに左肘を打ち込む、更に前蹴りで突き放す
大和はローやパンチを放つがキレがなくゴーンサックにかわされて攻撃が繋がらない
ゴーンサックが4Rまでを取って5Rは流しに入り試合終了
この試合 大和のいい所はなかったと言っても過言ではない
計量失敗でテンションも普段の試合より低かった様に感じる
プロとして最低のミスをして試合も敗れる、これは支援してくれる人達に失礼な事です
自分は大和哲也という選手に正直ガッカリしてしまった
次戦で落とした信頼を取り戻せる様に初心に返って頑張ってほしいです。
世界2冠王となった大和と2010ムエタイMVPにも輝いた強豪ゴーンサックの対戦
結果は5R判定でゴーンサックが勝利
この試合は試合をする前から大和哲也は負けていた
前日計量で契約体重を作れず500gオーバー
プロとして、世界王者としてあるまじき失態
自分に勝てない者は試合で相手にも勝てない
それを改めて感じた試合でした
試合はゴーンサックが左ミドルを軸にキレのある攻撃で大和を突き放していく
断続的に左ミドルを蹴り、左ミドルを見せて左ストレート、左ミドルをキャッチされればすぐに左肘を打ち込む、更に前蹴りで突き放す
大和はローやパンチを放つがキレがなくゴーンサックにかわされて攻撃が繋がらない
ゴーンサックが4Rまでを取って5Rは流しに入り試合終了
この試合 大和のいい所はなかったと言っても過言ではない
計量失敗でテンションも普段の試合より低かった様に感じる
プロとして最低のミスをして試合も敗れる、これは支援してくれる人達に失礼な事です
自分は大和哲也という選手に正直ガッカリしてしまった
次戦で落とした信頼を取り戻せる様に初心に返って頑張ってほしいです。
2015年5月13日水曜日
5/6 WBA世界Sフェザー級TM 内山vsジョムトーン
5/6 東京で行われたWBA世界Sフェザー級TM
王者 内山高志 vs 挑戦者 ジョムトーン・チューワッタナ
内山選手 10度目の防衛戦に迎えたのはムエタイ世界王者でボクシングOPBF同級王者ジョムトーン
ジョムトーンのボクシングでの強さもあり苦戦するのではないかという見方もあったが結果は2回TKOで内山選手が勝利
衝撃的なノックアウトだった
初回 内山選手がジャブの打ち合いで勝り積極的にワンツーを打ち込むとジョムトーンはダメージで下がる
そこに更に内山選手が左右の強打を連打、初回からダメージを与え完全に流れを掌握する
初回で勝負は決まったといっても過言ではない
2回 ジョムトーンが挽回しようと攻勢を強めたところに内山選手の鋭角なステップからのワンツーが直撃
一瞬 間を置いてからジョムトーンは後ろに倒れた、完全に効いて立ち上がれない
スロースターターのジョムトーンがペースを上げ始める前に終わらせてしまった内山選手 圧巻のKO劇
勝因は積極的に右強打を使えた事かなと見る
内山選手は右拳をずっと痛めていたので試合でのパンチ比率は左が圧倒的に多かった
しかし 右拳の状態がよくこの試合はテンポよく右を打ち込んでいた
左右の強打を完全に使える状態なら内山選手の長期政権はまだ続くと思わされた試合でした‼
次戦も楽しみです。
王者 内山高志 vs 挑戦者 ジョムトーン・チューワッタナ
内山選手 10度目の防衛戦に迎えたのはムエタイ世界王者でボクシングOPBF同級王者ジョムトーン
ジョムトーンのボクシングでの強さもあり苦戦するのではないかという見方もあったが結果は2回TKOで内山選手が勝利
衝撃的なノックアウトだった
初回 内山選手がジャブの打ち合いで勝り積極的にワンツーを打ち込むとジョムトーンはダメージで下がる
そこに更に内山選手が左右の強打を連打、初回からダメージを与え完全に流れを掌握する
初回で勝負は決まったといっても過言ではない
2回 ジョムトーンが挽回しようと攻勢を強めたところに内山選手の鋭角なステップからのワンツーが直撃
一瞬 間を置いてからジョムトーンは後ろに倒れた、完全に効いて立ち上がれない
スロースターターのジョムトーンがペースを上げ始める前に終わらせてしまった内山選手 圧巻のKO劇
勝因は積極的に右強打を使えた事かなと見る
内山選手は右拳をずっと痛めていたので試合でのパンチ比率は左が圧倒的に多かった
しかし 右拳の状態がよくこの試合はテンポよく右を打ち込んでいた
左右の強打を完全に使える状態なら内山選手の長期政権はまだ続くと思わされた試合でした‼
次戦も楽しみです。
2015年5月10日日曜日
5/1 WBO世界ライト級王座決定戦 粟生vsベルトラン
5/1 ラスベガスで行われたWBO世界ライト級王座決定戦
WBO2位 粟生隆寛 vs WBO5位 レイムンド・ベルトラン
粟生選手 世界3階級制覇がかかった試合ですがベルトランが計量をクリアできず粟生選手が勝った場合のみ新王者という試合に
最近 計量失敗が本当に多い、試合前から残念な気持ちになります
粟生選手にしっかり勝ってもらいたいと思いましたが結果は残酷なモノに
2回TKOでベルトランが勝利、WBO世界ライト級王座は空位に
リングに上がった瞬間 感じたのはかなりの体格差
フェザー級から上げてきた粟生選手とライト級でずっと戦ってきたベルトラン
更に今回 体重を落としきれなかったベルトランとの差は普段以上だったはず
試合が始まるとパワーの差は歴然、初回からベルトランの重いパンチで粟生がぐらつく
粟生も速いパンチを返して応戦するがベルトランのパワーに押されて普段の技術的なボクシングが機能しない
2R 前進するベルトランの右に粟生が左のカウンターを合わせようとしたがベルトランの右が直撃して粟生 ダウン
このダウンで勝負は決まってしまった
立ち上がったがダメージ深い粟生にベルトランは左右の連打を浴びせる、食らってのけぞる粟生を観てレフェリーが試合を止めた
リング上での強さはベルトランが上回った、普段なら強かったと拍手を送りたい
しかし ベルトランは体重を落とさなかった、ボクサーとして誠実だったのは粟生選手
日本人としてとても悔しい思いが残った試合でした
最近 体重超過で勝者も称えたくない様な試合が多くて何とも言えない気持ちです
体重超過をした選手への罰則をしっかりして無くなる様にしてほしいと心から願います。
WBO2位 粟生隆寛 vs WBO5位 レイムンド・ベルトラン
粟生選手 世界3階級制覇がかかった試合ですがベルトランが計量をクリアできず粟生選手が勝った場合のみ新王者という試合に
最近 計量失敗が本当に多い、試合前から残念な気持ちになります
粟生選手にしっかり勝ってもらいたいと思いましたが結果は残酷なモノに
2回TKOでベルトランが勝利、WBO世界ライト級王座は空位に
リングに上がった瞬間 感じたのはかなりの体格差
フェザー級から上げてきた粟生選手とライト級でずっと戦ってきたベルトラン
更に今回 体重を落としきれなかったベルトランとの差は普段以上だったはず
試合が始まるとパワーの差は歴然、初回からベルトランの重いパンチで粟生がぐらつく
粟生も速いパンチを返して応戦するがベルトランのパワーに押されて普段の技術的なボクシングが機能しない
2R 前進するベルトランの右に粟生が左のカウンターを合わせようとしたがベルトランの右が直撃して粟生 ダウン
このダウンで勝負は決まってしまった
立ち上がったがダメージ深い粟生にベルトランは左右の連打を浴びせる、食らってのけぞる粟生を観てレフェリーが試合を止めた
リング上での強さはベルトランが上回った、普段なら強かったと拍手を送りたい
しかし ベルトランは体重を落とさなかった、ボクサーとして誠実だったのは粟生選手
日本人としてとても悔しい思いが残った試合でした
最近 体重超過で勝者も称えたくない様な試合が多くて何とも言えない気持ちです
体重超過をした選手への罰則をしっかりして無くなる様にしてほしいと心から願います。
2015年5月6日水曜日
5/1 WBC世界Sフェザー級TM 三浦vsディブ
5/1 東京で行われたダイヤモンドグローブ・スペシャル
セミはWBC世界Sフェザー級TM
王者 三浦隆司 vs 挑戦者 ビリー・ディブ
王座奪取から4人連続メキシカンを撃破してる豪腕王者 三浦選手に挑むのは元IBF世界フェザー級王者 ディブ
結果は3回TKOで三浦選手が元世界王者を一蹴して4度目の防衛に成功
結果だけ見たら圧勝ですが今回の三浦選手はなぜか初回から力が入っていて思う様に手数が出ない
前回の防衛戦で見せた多彩な右リードや柔軟な身体の振りからのパンチはなくて別人の様でした
プレスをかけるが手数が少ないので入り際にディブのパンチをもらう場面もあった
でもパワーは三浦選手が遥かに上なので距離が近くなれば左を強振して単発で当ててディブを下がらせる
1R、2Rはディブが軽いパンチを何発か当てて三浦が強打を何発か当てる展開
力んでたのであまり良い展開じゃないかなと感じていたら3R クライマックスは突然やってきました
プレスをかけてディブをコーナーに詰めた三浦選手が低い姿勢から左フックを直撃させる
その一撃で完全に腰砕けになったディブに三浦選手が更に右から左をフォローしてダメージ甚大のダウンを奪う
ディブ 何とか立ち上がりましたがダメージ深くレフェリーが試合を止める
全体的に力が入り動きが固かったですが決定力はずば抜けてるのが今回の試合で改めて解りました
三浦選手のパンチは打ち合うにしても足を使うにしても12Rかわしきるのは至難の技
6日 WBA王座10度目の防衛戦を行う内山選手を始め他団体の王者達との対戦が観てみたくなります
三浦選手はまだ粗削りな部分を残しながら要所で抜群の強さを見せる不思議な魅力を持つ王者だと思います。
セミはWBC世界Sフェザー級TM
王者 三浦隆司 vs 挑戦者 ビリー・ディブ
王座奪取から4人連続メキシカンを撃破してる豪腕王者 三浦選手に挑むのは元IBF世界フェザー級王者 ディブ
結果は3回TKOで三浦選手が元世界王者を一蹴して4度目の防衛に成功
結果だけ見たら圧勝ですが今回の三浦選手はなぜか初回から力が入っていて思う様に手数が出ない
前回の防衛戦で見せた多彩な右リードや柔軟な身体の振りからのパンチはなくて別人の様でした
プレスをかけるが手数が少ないので入り際にディブのパンチをもらう場面もあった
でもパワーは三浦選手が遥かに上なので距離が近くなれば左を強振して単発で当ててディブを下がらせる
1R、2Rはディブが軽いパンチを何発か当てて三浦が強打を何発か当てる展開
力んでたのであまり良い展開じゃないかなと感じていたら3R クライマックスは突然やってきました
プレスをかけてディブをコーナーに詰めた三浦選手が低い姿勢から左フックを直撃させる
その一撃で完全に腰砕けになったディブに三浦選手が更に右から左をフォローしてダメージ甚大のダウンを奪う
ディブ 何とか立ち上がりましたがダメージ深くレフェリーが試合を止める
全体的に力が入り動きが固かったですが決定力はずば抜けてるのが今回の試合で改めて解りました
三浦選手のパンチは打ち合うにしても足を使うにしても12Rかわしきるのは至難の技
6日 WBA王座10度目の防衛戦を行う内山選手を始め他団体の王者達との対戦が観てみたくなります
三浦選手はまだ粗削りな部分を残しながら要所で抜群の強さを見せる不思議な魅力を持つ王者だと思います。
5/1 世界ランカー対決 村田vsアタイデ
5/1 東京で行われたダイヤモンドグローブ・スペシャル
メインはミドル級世界ランカー対決
WBC7位 村田諒太 vs WBO15位 ダグラス・ダミアオ・アタイデ
結果は5回TKOで村田選手 勝利
初回から高いガードから左ジャブを打ち込みながら前進する村田選手をアタイデが動きながら柔軟なパンチで迎撃する展開
アタイデはどんな距離でも柔軟に手を出して細かいパンチをヒットする
村田選手のパンチにも臆せずに自分のボクシングをするあたりはさすが世界ランカーといえる選手
村田選手は今までもアタイデの様な技術力のある選手に苦戦した事もあった、しかし今回は違いました
今回は最近の試合より序盤から踏み込みが深く当てるではなく倒しにいくパンチを振っていた
表情も今回は笑顔はなく入場前から人が変わったかの様にピリピリと緊張感を漂わせる感じだった
細かいパンチを食らっても前進して上下に力のあるワンツーフックを振るい続ける
その戦いぶりは「今回は何か起きるかも」と思わせる何かがあった
そしてそれは現実になる、5R ワンツーをボディに打ち込みアタイデのガードが下がった瞬間 顔面に右フック一閃
強打を直撃されたアタイデは崩れ落ちる様にダウン
立ち上がるもダメージは深く村田選手の左右の強打を追撃されてなぎ倒されたところでレフェリーストップ
村田選手 見事なKO劇で7連勝を飾り世界戦へ一歩前進した
今回の村田選手からは倒してやろうという強い意思を感じて、それが村田選手のボクシングの攻撃力をアップさせた
この変化は世界へ近づいてきた村田選手には必要な変化
ミドル級の世界トップクラスに必要なのは技術やスピードだけではなく暴力的ともいえるパワーが絶対条件
今回はその片鱗を村田選手に観る事が出来た試合で今後が楽しみになりました。
メインはミドル級世界ランカー対決
WBC7位 村田諒太 vs WBO15位 ダグラス・ダミアオ・アタイデ
結果は5回TKOで村田選手 勝利
初回から高いガードから左ジャブを打ち込みながら前進する村田選手をアタイデが動きながら柔軟なパンチで迎撃する展開
アタイデはどんな距離でも柔軟に手を出して細かいパンチをヒットする
村田選手のパンチにも臆せずに自分のボクシングをするあたりはさすが世界ランカーといえる選手
村田選手は今までもアタイデの様な技術力のある選手に苦戦した事もあった、しかし今回は違いました
今回は最近の試合より序盤から踏み込みが深く当てるではなく倒しにいくパンチを振っていた
表情も今回は笑顔はなく入場前から人が変わったかの様にピリピリと緊張感を漂わせる感じだった
細かいパンチを食らっても前進して上下に力のあるワンツーフックを振るい続ける
その戦いぶりは「今回は何か起きるかも」と思わせる何かがあった
そしてそれは現実になる、5R ワンツーをボディに打ち込みアタイデのガードが下がった瞬間 顔面に右フック一閃
強打を直撃されたアタイデは崩れ落ちる様にダウン
立ち上がるもダメージは深く村田選手の左右の強打を追撃されてなぎ倒されたところでレフェリーストップ
村田選手 見事なKO劇で7連勝を飾り世界戦へ一歩前進した
今回の村田選手からは倒してやろうという強い意思を感じて、それが村田選手のボクシングの攻撃力をアップさせた
この変化は世界へ近づいてきた村田選手には必要な変化
ミドル級の世界トップクラスに必要なのは技術やスピードだけではなく暴力的ともいえるパワーが絶対条件
今回はその片鱗を村田選手に観る事が出来た試合で今後が楽しみになりました。
2015年5月4日月曜日
The day when the earth shook メイウェザーvsパッキャオ
5/2 ラスベガスでボクシング界のTOP2が遂に相まみえた
5階級制覇王者 フロイド・メイウェザーJr vs 6階級制覇王者 マニ―・パッキャオ
5年以上 世界が待ち望んだ試合、昨日は他の試合では決してない雰囲気があった
二人がリングで対峙した時は年甲斐もなく感情が高ぶった
試合はパッキャオが前に出てメイウェザーがカウンターを狙う展開
交換するパンチだけでなく距離の取り合い、フェイントのかけ合い、カウンター合戦と常に緊張感をはらんだ
パッキャオが左を打ち込みロープに詰めて連打を浴びせればメイウェザーも受けすぎず鋭いカウンターを返してペースを渡さない
攻めのパッキャオと守りのメイウェザー、お互いの特性がハッキリと出た試合
パッキャオは攻めた、常に攻めた、しかし要所でカウンターを決めてポイントをピックアップしたのはメイウェザーだった
結果は12R判定でメイウェザーが勝利
勝ったメイウェザーも負けたパッキャオも最高の集中力と最高の技能を見せてくれて勝敗を超えた感動があった
この試合は二人が対峙してるだけで歴史的事件で自分にとっては勝敗は大きなモノではなかったのかもしれない
そんな風に思える試合が今後あるだろうか
間違いなく当分はないだろう
この試合をリアルタイムで観れた事を神に感謝します。
5階級制覇王者 フロイド・メイウェザーJr vs 6階級制覇王者 マニ―・パッキャオ
5年以上 世界が待ち望んだ試合、昨日は他の試合では決してない雰囲気があった
二人がリングで対峙した時は年甲斐もなく感情が高ぶった
試合はパッキャオが前に出てメイウェザーがカウンターを狙う展開
交換するパンチだけでなく距離の取り合い、フェイントのかけ合い、カウンター合戦と常に緊張感をはらんだ
パッキャオが左を打ち込みロープに詰めて連打を浴びせればメイウェザーも受けすぎず鋭いカウンターを返してペースを渡さない
攻めのパッキャオと守りのメイウェザー、お互いの特性がハッキリと出た試合
パッキャオは攻めた、常に攻めた、しかし要所でカウンターを決めてポイントをピックアップしたのはメイウェザーだった
結果は12R判定でメイウェザーが勝利
勝ったメイウェザーも負けたパッキャオも最高の集中力と最高の技能を見せてくれて勝敗を超えた感動があった
この試合は二人が対峙してるだけで歴史的事件で自分にとっては勝敗は大きなモノではなかったのかもしれない
そんな風に思える試合が今後あるだろうか
間違いなく当分はないだろう
この試合をリアルタイムで観れた事を神に感謝します。
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