2014年12月2日火曜日

11/30 S-cup 65kg世界トーナメント2014 鈴木博昭 制覇

11/30 両国国技館で行われたS-cup世界トーナメント2014

65㎏で世界一を決める8人のワンデートーナメント

世界中から猛者が集まったトーナメントを制覇したのは日本王者 鈴木博昭

一回戦はムエタイ爆撃機 ポンサネー・シットモンチャイ


前蹴り、ミドルの蹴り合いで始まった試合は鈴木が徐々にパンチとキックを
織り交ぜたコンビネーションで流れを引き寄せる
ポンサネーもミドルやローで対抗するが鈴木の左クロス、膝、ハイキックを被弾
3R 左右ハイキックでダメージを与えた鈴木じゃポンサネーが出てきたところに
左ストレートのカウンターを直撃、レフェリーが試合を止めてTKO

準決勝は優勝候補と言われた欧州最強の男 モサブ・アムラーニ


初回からアムラーニが積極的に攻めてボディや顔面へのフックで鈴木を襲う
鈴木はガードしながら前蹴り、ローで慎重な立ち上がり
アムラーニが左右フックや飛び膝で攻勢を仕掛けるが鈴木はよく見て
前蹴りやローを返しペースを完全に渡さない、中盤まではアムラーニ優勢か
3R 鈴木が攻勢を強めるアムラーニの打ち終わりにショートパンチを合わせる
パンチを狙いながらも執拗にローを蹴る鈴木 アムラーニ ダメージが見える
最後 鈴木は投げでシュートポイントを狙うがこれは決まらず
判定2-0で鈴木が勝利も甲乙つけがたい試合でアムラーニも強かった

決勝はリザーブファイトから上がってきたモロッコの新星ザカリア・ゾウガリー


初回からゾウガリーがボディ、左右フック、右ハイとテンポよく攻め鈴木を追い立てる
鈴木はゾウガリーの勢いに押され気味で先手を取られて後手に回る
2回も攻勢を強めるゾウガリーは左右ローも出して鈴木にダメージを与える
そこに鈴木がスタンドでの肩固めで決めてポイントを取るが脱出したゾウガリーは
3Rにミドルや膝蹴りで逆襲しポイントを取り返す
判定は1-0で一人はゾウガリーを支持したが決まらず延長へ
4R 鈴木は左右ロー連打で反撃しゾウガリーを止めて足にダメージを与える
延長判定でも勝負は決まらず再延長5Rに突入
ゾウガリーは左右膝やハイキックで猛攻を仕掛ける
鈴木はローを蹴りながらゾウガリーの前進に左フックをカウンターで直撃
動きの止まったゾウガリーをコーナーに詰めてラッシュ
そこでレフェリーが試合を止め鈴木がTKO勝利

鈴木選手 3試合とも粘り強く戦いチャンスをモノにしたと感じました

攻撃力は前から強かったですがこのトーナメントではディフェンス力が
向上していたと自分は感じました!

S-cup世界トーナメント制覇 日本人世界王者誕生は素晴らしい

そしてこの強豪揃いのトーナメントで一番の衝撃はザカリア・ゾウガリー

彼の戦いぶりは優勝した鈴木選手以上のインパクトを残したといってもいい


このモロッコの青年が本気でシュートボクシングに取り組めば鈴木選手だけでなく
シュートボクシング全ファイターの脅威になるのではないかと感じています

決勝戦 3Rまでの判定で自分はゾウガリーが勝っていたと思いました

若き世界王者が誕生し新星が現れたシュートボクシング

今後 勢力図が変わっていきそうなので注目したいです。

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