3/28 ラスベガスで行われたWBC世界フェザー級TM
2階級制覇王者 ジョニー・ゴンザレスに2度目の世界挑戦となるゲーリー・ラッセルJrが挑んだ
キャリアも実績もジョニゴンが上、しかし結果はあまりに一方的になる
4回TKOでラッセルJrがジョニゴンを下しWBC世界フェザー級新王者に
この試合は一言で言えば相性だったと思います
初回からラッセルJrがサウスポーからのスピーディーな右ジャブでジョニゴンの顔面を弾き要所で左ボディ等に繋げる
初回 ラッセルJrの動きにジョニゴンの反応が悪かったのを見て王者交代の予感がした
2回に入るとラッセルJrのリズムは更に良くなって右ジャブ、右フック、左ストレートと打ち込んでいく
ジョニゴンはサウスポーからのパンチに反応できず攻撃も思う様に前に出れない
ジョニゴンはサウスポーが苦手なのがもろに出てしまってる印象
苦手とはいえジョニゴンは日本で長谷川穂積をKOして王座を奪ったりサウスポーからも勝利を挙げている
そこで感じるのがサウスポーの型、長谷川穂積はどんどん前に出て打ち合おうとする型なのでジョニゴンには相性のいいサウスポー
しかし 左右に動けてテクニックとクイックネスがあるサウスポーをジョニゴンは苦手としてる
WBC世界Sバンタム級王者だった西岡利晃に挑んだ時もジョニゴンはKOされている
特に今回のラッセルJrの様にアマ経験豊富で総合力高いサウスポーは相性最悪の相手なのが試合を見て解る
3回に入るとラッセルJrのパンチでジョニゴンにダメージが見え始める
もらいながらも前に出たところに左カウンターから返しの右フックをもらいダウン
4回 ダメージの残るジョニゴンにラッセルJrが襲いかかり連打から左を打ち込みダウンを追加
再開後 更にラッセルJrがパンチをまとめるとジョニゴンは力なく倒れTKOで敗れた
この試合を観て改めて相性というのは怖いなと思いました
ジョニゴンはボクサーとしては間違いなく強い、しかし相性の悪い相手には一方的に破れてしまうのだから
去年 WBO王座決定戦でロマチェンコに完敗したラッセルJrは今回で強さを証明した
このラッセルJrに明白な形で勝利したロマチェンコの強さも改めて凄いと思う
両者がWBOとWBCの王座をかけ統一戦で再戦とかになれば最高のマッチメイクになる
実現に期待したいです。
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