2013年11月26日火曜日

BOXING パッキャオvsリオス

マカオで行われたマニー・パッキャオの再起戦

相手は元WBA世界ライト級王者ブランドン・リオス

パッキャオ 約一年ぶりの試合 どうなるかなと思いましたが完勝でした

こういう試合になるのも読めたといえば読めました

重戦車のごとく前に出て打ち合うリオスと動けて手数と回転で攻めるパッキャオ

パッキャオの負けられない状況からも今回は確実に勝ちに来ると予想しました

予想通り 動きながら打ちまくり12R リオスの顔面を弾き続けた

今回は無理して倒しにいかなかったですがパッキャオが冷静に打ちまくるのも残酷です

あれだけ動けて回転が速いと余程の事がない限りは相手のパンチはもらわない

ガンガン踏み込んで倒しにいくスタイルも怖いですが相手のパンチは冷静に外し
倒すより当てる事を重視したパッキャオの連打もあれはあれで相手は嫌でしょうね

リオスは真正面に立つのでパッキャオの一番得意なタイプのボクサー

それが顕著に出た試合でした

それでもカウンターとかも結構入ってたのでリオス以外なら倒れたかもしれません

次戦は来年4月らしいですが相手は誰になるのか

敗れたブラッドリーやマルケスとのリベンジマッチか

7階級制覇を狙いSライト級王者プロボドニコフに挑戦か

それともここにきてメイウェザーとのメガマッチ実現か

マニー・パッキャオはボクシング界で今まで多くを成し遂げてきた

現役はこの先 長くはないのは確か、パッキャオの最終章に注目したい

2013年11月25日月曜日

UFC167 GSP対ヘンドリックス

11/16に行われたUFC167 10日経ちましたがやっと全試合観ました

ボクシングやキックに比べると知識がないのでちゃんと観てから書く事にしてます

メインで行われたUFCウェルター級タイトルマッチ GSP対ジョニー・ヘンドリックス

GSPことジョルジュ・サンピエールは6年間無敗のウェルター級絶対王者

挑戦者は一発の破壊力で何人も強敵を倒してきたジョニヘンことジョニー・ヘンドリックス

判定2−1でGSP防衛でしたが両者共に力を出した甲乙つけがたい試合でした

テイクダウンは少なかったけどハイキック、横蹴り、パンチと手数を出して攻めたのがGSP

テイクダウンを取りながら打撃でも攻めて王者を追いたてたジョニヘン

GSPはなかなかテイクダウンが取れない印象で打撃の手数は出てましたがヒットが浅い

ジョニヘンはタックルをフェイントに使っての打撃等は相手にしたら嫌な攻撃ですね

ジョニヘンはレスリングという土台がありながら一撃必倒の打撃もあるという事で
相手からしたら戦いにくいし対策が立てづらいですね....

自分が戦うならジョニヘンの左パンチを徹底的に封じ込めます
ジョニヘンの左パンチはかなりの戦力なのであれを封じればだいぶ違うと思います

王者GSPの苦戦の要因は対策を絞り切れてなかった事じゃないでしょうか

ジョニヘンのグラウンドか打撃、どちらかを封じればGSPの対応力も更に発揮出来た気がします

ダメージはジョニヘンの方が与えてましたがGSPも手数が多くヒットもあった

2−1でGSP勝利という事は今回の試合のジャッジはダメージよりも
手数やヒットを基準にしていたという事なんでしょうか

試合後 GSPは一線を離れるという発言をしてましたが自分的にはまだ出来ると思うので
対策をしっかりしてジョニヘンとのリマッチも観てみたいなと思います

絶対王者と呼ばれる選手もなかなかいないと思うし頑張ってほしいです。

2013年11月23日土曜日

亀田興毅 韓国V8戦の裏側

19日に韓国で8度目の防衛戦を戦い大苦戦で防衛した亀田興毅

動きに精彩を欠くというか今までの終盤の追い込みや気迫も感じられない試合だった

パンチも細かい連打やボディが入ってましたがその後の決め手がない感じ

技術的な事だけじゃない集中度の低い試合だと感じた

今回の韓国決戦にはおかしい事が何点もあった

まず計量の時間が前日になり4時間遅らされた事

WBAが用意した秤にクレームをつけ韓国側が用意した事

試合直前の亀田サイドの待機場所が従業員の通路だった事

3点だけでも選手が集中を乱すに十分

これを韓国側が意図的にやっていたのならあってはならない事だ

亀田興毅が苦戦した理由はそれだけじゃないかもしれない、全てを擁護する気はない

しかし 元プロボクサーとしては人為的な理由で実力の全てを発揮できないというのは
自分が戦う立場なら我慢できないし憤慨である

本来ならどこの国で試合をしても今回の様な事が起きてはいけない

どこの国で何人が戦っても双方にフラットな対応で行われなければいけない

日本は開催国としての対応は素晴らしいしラスベガスの様なビッグマッチが
開催される場所と比べても対応という点で言えば遜色ない

全ての国が同じ対応になれば海外遠征の際の地元びいき的な不安点が消え
どの国の選手達も積極的にチャンスを求め海外進出していくだろう

早くそうなってほしいし、そうしなければいけないと切に願う

今回の一戦を越えた亀田興毅の今後に期待したい

ゲーオvs梅野 再戦?

11/17の興業で9月に対戦したゲーオと梅野が共に出場

ゲーオはフランス人ジュリーンと対戦し2回KO勝ち

右フック、ハイキックでダウンを奪い圧倒的な勝利、どの体重でも動きがいいのはさすが

梅野選手は元ラジャ王者ゴンサヤームと対戦し3回KO勝ち

再起戦の梅野は開始から積極的に出てパンチとヒジで攻めてローを効かせてKO

テンポよく積極的に出て気持ちが前面に出た良い動きでした

梅野選手が試合後 ゲーオと再戦したいと表明

今回がルンピニー認定ランキング査定試合で勝利してルンピニーランキングに
入る可能性がある梅野選手はルンピニーランカーとの対戦に向かうと思ってました

しかし ゲーオとの再戦を求めてるところに梅野選手の「男気」を感じました

一度KO負けした相手と再戦するというのは恐怖感が伴うもの

二度目も負ければそれこそ自信は砕かれ精神に消えない傷を負う事になる

それでもやるというのはあの敗戦に対して相当激しい感情があるという事

ゲーオvs梅野 �が実現し梅野選手がゲーオ超えを果たせば一気に伸びるかもしれませんね

梅野選手の真価が問われる試合 ぜひ実現してほしい

2013年11月19日火曜日

ルンピニー挑戦 ルンペットvs一戸

17日に行われた日本初のルンピニー王座挑戦試合 ルンペットvs一戸

タイ人以外ではフランス人2人しか奪取してないルンピニー王座に挑んだ一戸総太

結果は完敗 ルンピニー王者ルンペット強かったですね!

判定3−0でしたがその通りの内容だったと思います

パンチとローキック主体で攻める一戸にルンペットは組ついての膝

この首相撲からの膝に試合全体 一戸はつかまり対処出来なかった印象

時折 一戸のパンチも入りますがそれより遥かにルンペットの膝が有効でした

終盤は一戸が首相撲を嫌がればミドル、打ってくればまた首相撲と完全に封じ込めたルンペット

やはりルンピニー王者としての強さはかなり感じました

相手に有効だと感じる部分が見つかれば徹底的に使って追い込んでくる

何の格闘技の王者でも強い王者はそういうものです

そういう王者の貫禄を見ました

やはりムエタイの頂はまだまだ高いなと感じた一戦でした

一戸選手 今回はルンピニー王座に届かなかったけど追いかけてほしいと思います

これからもルンピニー王座に挑む日本人が増えていつの日か奪ってほしいです。

2013年11月15日金曜日

適正体重

10日 ボクシング4階級制覇のノニト・ドネアが再起戦を行った

相手は元世界王者で一度倒してるダルチニアン

予想はドネアが有利

しかし現実の試合は予想とは違った

試合は9回TKOでドネアがダルチニアンを倒した

しかしそこまでの採点ではダルチニアンがリードしていた

初回から動きが重くキレがない

ダルチニアンのパンチがリズムよくドネアをとらえる

自分はドネアはフェザー級の体重に対応できてない様に見えた

体も締まってはいなかった

体格や骨格に基づいた適正体重というモノは必ずある

外人は複数階級制覇を目指すからその枠をよく越える

自分はドネアのベストウェイトはバンタムかSバンタムだと思う

モンティエルや西岡との試合のドネアは本当に強く速かった

それが今回の試合では感じなかった

今後 微調整をしてパフォーマンスを向上させるかもしれない

もし動きが変わらなかったらフェザー級王者クラスには勝てないと感じてる

5階級制覇に進み質を落としたドネアより自分の体はSバンタムだと
理解してるリゴンドーの方が好感が持てる

2013年11月12日火曜日

11/17 ルンピニー戦 一戸は歴史を作るか

11/17にディファ有明でWPMFスーパーバンタム級王者 一戸総太が
日本人として初めてタイの二大王座 ルンピニー王座に挑みます

ルンピニーSバンタム級王者 ルンペット・ガイヤーンハーダオに挑戦です

ラジャダムナンのタイトルマッチは今まで日本で何度も開催され日本人王者も生まれた

しかしルンピニーには日本人は挑戦すら誰もしていない

日本人では誰もした事のない勝負に挑む一戸

かなり不利だとは思いますが新しい歴史を作れるか

今まで歴史を作ってきた選手達はこういうギリギリな勝負に勝ってきた

一戸総太が同じ様に歴史的アップセットを起こせるか

自分は結構注目しています

こういう大勝負に挑む選手には好感が持てるので個人的には頑張ってほしいです

5日後 歴史は動くのか。

2013年11月11日月曜日

山中選手の決定率!

昨日 両国国技館で行われたWBC世界バンタム級TM 山中vsゲバラ

王者 山中選手 9回TKOで5度目の防衛となりました

いつも観ていて思うのは山中選手の決定力の高さ

山中選手は全体的に空振りが少なく打ったパンチが高い確率で相手に届いてる

相手はRを重ねるにつれてじわじわと効いてくる

そこにとどめの一撃がズドンと入りKO

このパターンを山中選手は誰にでもやってるので凄いです!

対応力が高いのと自分もパンチをあまりもらわないので出来る事

KO率が高いのはパンチ力が強いだけでなく積み重ねる場合もある

山中選手は間違いなく積み重ねるタイプのKOパンチャー

パンチがあるのに堅実、そういうタイプが一番相手は怖い

山中選手はそういう王者になり更に進化してる

バンタム級にはWBA亀田興毅、WBO和毅という日本人対抗王者もいる

一度対戦してる元日本王者 岩佐の様な下から狙うタレントも多い

この先 バンタム級がどうなるか非常に楽しみです

自分はこの階級の国内ランカーだったので余計に思い入れが強いかもしれない

2013年11月4日月曜日

GGG ゴロフキン 9連続KO防衛

3日 米国NYで行われたWBA世界ミドル級TM ゴロフキンvsスティーブンス

強打者同士の戦いになりましたがやはり格が違いました

ゴロフキンが2Rにダウンを奪い、その後も打ちまくり圧倒し8R終了時TKOで9連続KO防衛

アマチュア345勝5敗 世界選手権 金メダル アテネ五輪 銀メダル
プロでも28戦全勝(25KO) 世界戦10連続KO勝利

まだまだ底を見せてない怪物王者ゴロフキン

今 ボクシング界で全階級通じて一番気になる選手かもしれません

ゴロフキンの強みは強打ですが一番怖いのは強打に頼った戦い方じゃないところです

ただ振り回してくるだけの選手なら慣れてくればカウンターも取れる

しかしゴロフキンはしっかりとジャブ、ワンツーからフック、アッパーと繋いで
強打を単発ではなく連打で打ち込んでくるから相手からしたら相当厄介ですね

更にアマチュア経験も多く基礎や技術もしっかりして打つ時も守る時も軸がブレない

ディフェンスもしっかりしてて打たれないので付け入る隙がない印象です

破壊力+技術で勝ち続けるゴロフキンがピンチに陥った時にどうなるか観てみたいです

今後はビッグマッチを求めていくと思いますが相手は誰になるのか注目です

WBC王者マルティネスはじめミドル級の他団体王者なのか

それともメイウェザーやウォードの様な別階級の強豪王者か

ミドル級は日本の村田涼太もいる階級で楽しみが尽きない

個人的にはゴロフキンにミドル級統一してから次のステップに進んでもらいたい

重量級を盛り上げる本格派王者ゴロフキンに今後も注目したい。

2013年11月3日日曜日

野村忠宏に感じた躍動感

柔道 五輪3連覇の野村忠宏が今年の講道館杯全日本体重別選手権を怪我により辞退した

アトランタ、シドニー、アテネで史上初の柔道3連覇を成し遂げた野村選手の柔道は凄かった

強靭な肉体から繰り出される技は躍動感があり力と速さが溢れていました

初めて野村選手を見た時に他の柔道家とは違う何かを感じました

投げ技とは思えない鋭利な瞬発力、打撃に似た破壊力を帯びていました

未だに他の柔道家には感じた事のない感覚でした

野村選手は練習もしっかりしていると思いますが集中力が増した状態の時は
一瞬の閃きの様なセンスフルな柔道でそういう時は手がつけられませんでした

その野村選手も北京五輪の代表を逃してからは選手として苦しい時期が続いてます

復活を期していたはずの講道館杯の出場断念はかなり痛いアクシデント

スポーツや格闘技の選手に必ず訪れる衰えという名の落日

頭では理解していてもいざそれを目の当たりにするのは心苦しいものです

個人的感情で言えば野村選手のもう一度輝く姿が観たいです。

2013年11月1日金曜日

パッキャオxブラッドリーxプロボドニコフ

11月24日に約一年ぶりに再起戦を行う元6階級制覇王者マニー・パッキャオ

早くも来春の次戦の話が出てました

今回対戦する元ライト級王者ブランドン・リオスも強い相手なんで油断大敵ですけどね

しかしパッキャオが動きながら打つ本来のボクシングが出来れば勝つと思います

来春の試合相手の候補に上がってるのは二人

WBO世界ウェルター級王者ティモシー・ブラッドリー

WBO世界Sライト級王者ルスラン・プロボドニコフ

ブラッドリーになれば去年以来のリマッチ、パッキャオにはリベンジ戦

プロボドニコフになればパッキャオは7階級制覇に挑む事になります

どちらも話題性があっていいです

ブラッドリーとの試合はパッキャオが勝ってたという声も少なくなかったので
両者にとって決着をつけてスッキリしたいところ

プロボドニコフとの場合はどちらもトレーナーが同じフレディ・ローチというのがネックか

個人的には7階級制覇を狙ってプロボドニコフとやってほしい

前例のない大記録を打ち立てて引退してもらいたい

まずはリオス戦だがしっかり勝って更なるビッグマッチを実現してほしい!