2014年3月31日月曜日

3/30 弘中 vs ISAO 王者対決

3/30 横浜文化体育館 パンクラス257

パンクラスのリングからケージになりルール変更前最後の興業で実現した団体王者対決

パンクラス ライト級キングオブパンクラシスト ISAO vs 修斗世界ウェルター級王者 弘中邦佳

まさに若手vsベテランですね、結構注目してました

試合は自分が予想するのとは別になりました

試合開始からサウスポーのISAOとオーソドックスの弘中 互いにインローを蹴り合う
更にテイクダウン取り合い決まらず互いに立ち上がる

2Rから試合が動く、ISAOがタックルで倒して一度は立ち上がる弘中をもう一度倒す
更に初回から蹴る左インローからパンチに繋げて積極的に打ち込む

ISAO選手の右フック、左ストレートはキレがあって強かったですね

弘中選手もよく防いでましたが勢いの差か徐々に押され気味になりましたね

3R 弘中選手も前に出ますがISAOの左インローでバランスを崩した所に
ISAOが膝蹴り、パンチ連打、最後はサッカーボールキック連打でTKO

王者対決は3回TKOでパンクラス王者ISAOが制しました

若いISAO選手がベテラン弘中選手を蹴散らし勝利

弘中選手 同じ30代として期待してましたが勢いに飲み込まれた感じでした

ISAO選手 タックルも打撃も防がれても諦めず仕掛けたアクティブさが素晴らしかったですね

ISAO選手 この勝利でまた更に伸びそうですね

こういう団体王者対決 どんどん実現してほしいですね。

2014年3月29日土曜日

4/15 Krush40 山本真弘 復帰参戦

4/15 Krush40で山本真弘選手がKrushに電撃復帰

2009年 Krushライト級GPを圧巻の強さで制した後はRISEを主戦場としながら
海外で戦いIt's SHOWTIME 61kg級王者となった日本人最高峰のテクニシャン

今後 継続参戦しKrush60kg王座を狙うと宣言

大物ベテラン選手の山本真弘 参戦はKrush60kg級を大きく動かしそうですね

Krush 60kg級現王者 板橋選手に山本真弘選手は2戦2勝ですし
今後 王座に挑戦し3度目の対戦があれば山本選手がまた勝ちそうな気がします

海外での試合にも積極的に挑んできた山本選手のキャリアと実力は
現在のKrush同級選手達を観てもまだ上回ってると思います

山本真弘選手が近い将来 Krush60kg級をまた制圧するのか
それとも現王者 板橋選手を始めKrush上位選手がそれを阻止するのか

個人的には山本真弘にストップをかける選手や若手が出てきたら面白いなと思います

山本真弘の他にも元5冠王 闘魔もKrush参戦を発表してます

他の団体の王者や海外で戦ってた選手が集まってくるというのもKrushが盛り上がってる証拠

更に競争が激しくなりKrush全体のレベルが更に上がっていきそうな感じですね。

2014年3月28日金曜日

5/7 井岡一翔 3階級制覇かけリベンジ戦

5/7 井岡一翔が3階級制覇を懸けIBF世界フライ級王座へ挑戦しますね

IBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロエンは12戦全勝の技巧派王者

二人はアマ時代の2008年に対戦しアムナットが勝利してます

井岡選手にとっては3階級制覇と共にリベンジをかけての挑戦ですね

フライ級はWBAスーパー&WBOはエストラーダ、WBAレギュラーにレベコ
WBCに八重樫選手とどの団体にも強い王者が揃ってます

更にライトフライから上げて王座を狙う怪物ロマゴンがいます

井岡選手がIBFを選んだのは順番待ちで時間がかかるのを避けて王座に挑戦する為でしょう

その結果 IBF王座となりその王座を持つ者が偶然 アマ時代に敗けた相手だったという事ですね

確かに他の3団体はすぐは挑戦とはいかないかもしれません

エストラーダはロマゴンと一度対戦してるからリマッチの可能性あり

レベコはロマゴンがWBAライトフライ級王者だったので一番挑戦しやすい王者

WBC八重樫選手は4月の防衛戦に勝てばロマゴンの挑戦受けると公言してる

他の3団体にはロマゴンの動きがかなり大きく影響しそうです

かと言ってIBF王者もすんなり勝たせてくれないとは思います

3階級制覇は井岡一翔だけでなく井岡家の悲願でもあります

叔父 井岡弘樹は計4度 3階級制覇に挑みましたが成し得なかった

今回の試合は通過点ではあるが大きな意味を持つ挑戦なので気合も入るでしょう

試合はアムナットが動き井岡が追う展開になるはず

プロで2階級を制して得た強さでアムナットの技巧を攻略してほしいです

スキルフルな試合になりそうで楽しみです

もし3階級制覇した場合 防衛戦なしでSフライへという話も出てますが
ロマゴンとの対戦や八重樫選手とのリマッチ、フライ級で観たい試合もたくさんありますね

そこらへんも今後どうなるか注目したいです。

2014年3月25日火曜日

3/23 佐藤vsペットマンコン

3/23 HOOST CUPで行われた佐藤嘉洋vsペットマンコン

タイ国プロムエタイ協会Sウェルター級王者のペットマンコンの強さが気になったのと
日本のトップクラス佐藤嘉洋と対戦したらどうなるのかと注目してました

試合は佐藤がいつも通りローで攻める、ペットマンコン食らってもかまわず前進

食らい続けたら足が止まるかなと思っていた2R 一気に試合が動く

佐藤の右ローに合わせたペットマンコンの右フックが直撃、佐藤は痛烈なダウン

立てないんじゃないかと思う様なダウンでしたが佐藤 何とか立ち上がる

佐藤選手がここから気迫の追い上げを見せる!

ロー主体の攻撃からパンチで前進し打ち合いを仕掛ける

左右のボディから上へパンチを繋げペットマンコンを下がらせる

佐藤もペットマンコンのパンチを被弾したが怯まず前進し打ち勝つ

逆転も見えたかと思ったがペットマンコンがクリンチを多用したのと
3Rの試合でダウンを取られた失点が響き判定でペットマンコンが勝利

佐藤選手 K-1MAX世界大会準優勝してますが大事な試合、強敵との試合は落としてる印象

今回のペットマンコンも強敵でしたがだからこそ勝ってほしかったです、残念

同日に行われたセーンチャイvs翔もセーンチャイが貫禄を見せて勝利と
日本トップクラスの二人がタイの強豪に連敗したのは残念ですね

タイの強豪を撃破する様な日本人選手の出現を願います。

2014年3月24日月曜日

3/23 セーンチャイvs翔センチャイジム

3/23 名古屋で行われたHOOST CUP

ムエタイの神様 セーンチャイ・PKセンチャイムエタイジムが登場

NJKFライト級王者 翔センチャイジムと対戦

ジャブや前蹴りで距離を取る翔にじわじわと圧力をかけるセーンチャイ

翔をロープに詰めるとかかと落としやカポエラキックと大技を出す

翔も首相撲からの肘という得意コンビネーションをヒットさせるがダメージを与えられない

Rを重ねるごとにセーンチャイは崩しを多用して翔の攻撃を封じ流れを掌握

翔が立てばセーンチャイ左右ボディ、右ミドル、左ハイで追い込む

首相撲では何とか互角にやりあっても翔はその先が繋がらなかったですね

後半はパンチや肘で前に出る翔にセーンチャイは足を使いながらカウンター気味の攻撃

左ストレートや顔面前蹴りが翔にヒット

セーンチャイは翔の蹴り足を取って転ばせてましたが翔が同じ事をしてもセーンチャイ転ばない

驚異のバランス感覚、さすがムエタイ4冠王

翔はきつそうでしたがセーンチャイは試合全般余裕を感じました

経験や力の差で翔がセーンチャイをギリギリまで追い込めなかったという事でしょうか

結果は5R判定3-0でセーンチャイの勝利

今回はセーンチャイの強さより上手さが随所に見えた試合でした

今後もセーンチャイ以外のムエタイの大物が参戦する機会が増えてほしいです

2014年3月23日日曜日

日本人同士世界戦 飯田vs井岡

1998年4月29日 WBA世界Jバンタム級TM 王者 飯田覚士vs挑戦者 井岡弘樹

関西の人気ボクサー同士の対戦

王者 飯田は新人王、日本王座を経て97年 タイの強豪ヨックタイから王座を奪取

井岡はストロー級、ライトフライ級で2階級制覇、3階級制覇を狙い飯田に挑む

試合は序盤は井岡、中盤は飯田、後半は互角と採点をつけづらい展開

自分が見た感じは両者技巧派で攻めてポイントは取るも決定打がない印象

当時15歳の自分にはどちらが勝ってるかよく解らない試合だった

今 改めて観ると両者 距離を取って戦う型だけど膠着状態からか
流れとポイントを取ろうと前進しバッティングも多い試合だった

どちらかと言えば井岡の積極さの方が計画的で飯田をトラブルに巻き込んでた様に見えた

後半になって現王者 飯田の勢いと意地で巻き返してきた

しかし やはり一つ一つのRが甲乙つけがたいのもあり採点の読めないクロスゲーム

12R戦い判定は2-0で飯田を支持した

この判定を不服とした井岡側関係者やファンが騒ぎ出し険悪なムードで終わった世界戦

日本人同士の試合は勝敗関係なく友好的に終わる事が多くあーいう試合は珍しい

特に飯田氏と井岡氏の普段の穏やかさを知る今となっては余計に不思議である

強い日本人同士が戦ってもいつもいい試合になる訳じゃないというのを初めて感じた試合でした

ボクシングの日本人同士の世界戦は他にも多くの試合がある

日本人同士という事で普段見られない姿や展開があり本当に面白い

今回の飯田vs井岡の様にメジャーじゃなくても面白い試合がたくさんあります。

2014年3月19日水曜日

3/17 ムエタイの日 ブアカーオKO勝ち

タイで17日に行われたワールド・ワイクー・ムエタイ・セレモニー

ムエタイの日 3/17に開催される世界最大ムエタイイベントに今年も世界52ヶ国から
1188人のムエタイ戦士達が終結

その特別試合にK-1 MAX & S-cup 2大世界トーナメント覇者ブアカーオが登場

154ポンド契約でウェイチャオ・チェン(中国)と対戦し圧倒的強さで2回KO勝ち

ブアカーオは海外の格闘技選手ではかなり好きな選手です

初めて観たのは約10年前 K-1 MAXでした

K-1MAX世界王者となりシュートボクシングのS-cupで世界王者になり
更にマックスムエタイの試合で世界中で戦い続けてる

選手として息が長いのは打たれてない証拠だし未だに著しい衰えは感じません

ルンピニーやラジャダムナンの王者とはまた違った形でムエタイの強さを知らしめてますね

自分と同じ31歳で知ってる限りでは230戦以上はしてるのも凄まじいです

ムエタイルールが一番強いですが肘無しのK-1やキックルールや投げありのシュートボクシング
にも対応する能力はかなり高いですね

自分のイメージでは身体能力が高い万能型のムエタイ戦士

格闘技者として名声はすでに得てるブアカーオのゴールはどこなのか興味があります

近年では最強の外国人選手の一人だと思ってます

ブアカーオの試合はK-1の試合しか現地観戦した事ないのでムエタイの試合観てみたいです

ブアカーオは自分をムエタイに惹かれさせた強者の一人です。

2014年3月18日火曜日

修斗のカリスマ 佐藤ルミナ 引退

修斗のカリスマ 佐藤ルミナが引退を発表しました

2014年5月5日のプロ修斗興業で引退式が行われる様です

1994年デビューで45戦26勝17敗2分 20年戦い続けました

自分も全ての試合がフルタイムではないですが節目の試合は観てきました

対戦相手も強い選手が多いですね

日本人だと宇野薫 五味隆典 リオン武と戦った4度の世界戦

外国人だとアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ ヨアキム・ハンセン
ギルバート・メレンデス等の強豪に果敢に挑みました

自分はリオン武との修斗ライト級世界戦と初載冠の環太平洋ライト級王座決定戦は会場で観戦

ルミナ選手はまだ日本でMMAという言葉すらない総合格闘技が
認知されていない時代から修斗をメジャーにする為に戦い続けていました

戦績やタイトル以上に日本発の格闘技 修斗を支えてきたその姿勢に尊敬の念を感じます

今年で選手としては引退しますが指導者として更なる活躍を願います

そして若い世代の選手達に彼の思いが伝わり継ぐ者が現れる事も願います

一つの格闘技の未来の為に青春の全てを懸けられる人は果たして何人いるのか

戦い続けた佐藤ルミナ選手の20年に心から拍手を送りたいです。

2014年3月17日月曜日

UFC171 ジョニヘンvsローラー

昨日 行われたUFC世界ウェルター級王座決定戦 ジョニー・ヘンドリックスvsロビー・ローラー

GSPが返上した王座を1位ジョニヘンと3位ローラーで争った一戦

上位ランカー同士の決定戦だけあって激しい打撃戦でした!

UFCの試合の中ではスタンドの打撃で打ち合ってる時間が長い試合でした

二人とも元ボクサーの自分から見てもパンチが上手いなと感じました

今回の試合はフック主体のパンチで攻めるローラーに対しジョニヘンは
パンチ・ロー・膝とコンビネーションで対抗

自分は見てて1R、4Rがローラー、2R、3R、5Rはジョニヘンかなと感じました

ジョニヘンがGSP戦に比べると何か馬力がなかったかなと感じました

ローラーのパンチでカットして出血したりしましたがそれでも大崩れせずに
ジャブやローで上手くかわして反撃してたのはさすがだなと思いました

ローラーもジョニヘンのコンビネーションを食らっても前進しパンチを打ち込んだ気迫が凄い

さすが上位ランカー同士 緊張感のある拮抗した試合でした、自分は結構好きな試合でした

判定3-0でジョニヘンが競り勝ちUFC世界ウェルター級新王者に!

しかし3者とも48-47で僅差でした

拮抗した試合だったので何が基準になったのかは解りません

自分はパンチ主体のローラーに対しパンチ・ロー・膝のコンビネーションや
テイクダウンもしたジョニヘンの戦い方が評価されたのかなと感じました

こういう判定の難しい試合は見方も人によって違うので議論もあると思いますが
それもUFCというMMA世界最高峰のレベルの高さ故なのかなと思います。

2014年3月15日土曜日

6/7 マルティネスvsコット in MSG

ボクシング界屈指のベテラン同士の対決が発表された

WBC世界ミドル級TM 王者セルビオ・マルティネスvs挑戦者ミゲール・コット

6/7 ニューヨーク MSGで雌雄を決する

マルティネスはパブリック、ウィリアムズ、ジンジルク、チャベスJr等の強敵を
連破しミドル級最強の地位まで上り詰めた歴戦の技巧派

コットもSライト、ウェルター、Sウェルターで3階級制覇を成し遂げ常に強豪と
戦う姿勢でパッキャオやメイウェザーとも戦ってきたファイター

ボクシング界では誰でも知ってる両雄の対決は生き残りをかけた戦いになるはず

年齢からいっても敗者は引退を余儀なくされるだろう

トップランクの組む試合はGBPに比べるとベテラン同士が多い

もう輝きを失ったベテラン同士なら全く興味はないがマルティネスもコットも
ベテランとはいえトップレベルで戦える力を残した猛者だから気になる一戦

不安要素はどちらにもある

マルティネスは1年2ヶ月ぶりの試合で怪我は全開の動きに耐えられる程に回復してるのか

コットはミドル級での初戦、ミドル級の破壊力に耐えて戦えるのか

展開としてはコットが追いマルティネスが動きながら応戦すると見る

二人とも自分の得意な戦い方に不安要素を抱えている

マルティネスは動けば動く程に痛めてた膝に負担がかかる

コットは前に出れば出る程に初体験のミドル級のパンチを食らう事になる

どちらも対応力あるベテランなので予想は立てづらい

早い回でコットがマルティネスの足を止める事が出来ればコットが勝つだろうが
それが出来なければ技術とクリンチでポイントを奪ったマルティネスの判定勝ちと見る

この試合の勝者を狙うのはWBA王者ゴロフキン

勝者がゴロフキンと統一戦というのがトップランクの描く青写真だろう

実現してほしいと思います。

2014年3月13日木曜日

Krush65kg級の展望 HIROYA vs 野杁

3/8 HIROYAが初代王者となったKrush65kg級

早くも新王者HIROYAに強敵が宣戦布告

Krush67kg級王座を返上し65kg級への参入を発表していた野杁正明

2月にWBCムエタイインターナショナルSライト級TMで大和哲也に敗れたが
評価を下げるどころか逆に大きな可能性を示した

Krush67kg級王座だけでなくWBCムエタイ日本王座も奪った怪物は
HIROYAにとって初防衛戦にして最強の挑戦者となるでしょう

今 二人の対戦を予想するとすれば間違いなく野杁選手が有利にします

ただ先日の初代王座決定トーナメントを3戦連続KO勝ちで王者となったHIROYAも
間違いなくレベルアップしているしクロスファイトになる可能性もあります

HIROYA選手には野杁選手との対戦までに更なる飛躍を期待したい

中量級でKrush王座だけでなく世界に出てくであろう二人の若者が今このタイミングで
戦うのは少々勿体ない気もするが一度で終わる訳じゃないし今回を楽しみたいです

まだ始まったばかりのKrush65kg級

二人の試合が実現すれば間違いなく他の階級に負けない盛り上がりを見せるはず

楽しみです。

2014年3月12日水曜日

ルンピニーSバンタム級決定戦 国崇vsデェサックダー

3/9 大阪で行われたルンピニースタジアム認定Sバンタム級王座決定戦

2位 デェサックダー・シットソンピーノンvs6位 国崇

国崇選手が日本人初ルンピニー王座獲得に挑んだ

パンチ、ロー、肘で攻める国崇に対してデェサックダーは首相撲を多用

首相撲にリズムを狂わされ攻撃も寸断されペースを掴めない国崇

逆にデェサックダーは首相撲からの膝や離れてはパンチや右ミドルをヒットしてポイントを奪う

国崇も前に出てパンチや肘をヒットするが組まれて単発に終わる

終盤 追い上げるが最後まで首相撲で封じられ判定3-0でデェサックダー勝利、新王者に

国崇選手 去年のラジャダムナン王座に続きルンピニーも惜敗、残念です

去年 同王座に挑んだ一戸選手も今回の試合の様に首相撲に動きを封じられ敗れた

国崇選手や一戸選手もWBCムエタイ等のタイトルを持ったファイターですが
本場のタイ人の首相撲はそういう選手さえも抑えこんでしまうのだから相当でしょうね

ムエタイの試合で日本人とタイ人がやって首相撲されるとほとんど負けてしまいます

これからラジャダムナンやルンピニーというメジャー王座を狙うなら
この展開を打開しないと本気のタイ人には勝てない気がします

小さい頃からムエタイを練習してるタイ人に負けない首相撲を会得するのか

何か別の形で首相撲に対抗する術を考えるのか

どちらも大変だと思いますがタイ人にムエタイの技術で勝つというのは至難の技なので
自分個人的には後者の別の形で首相撲に対抗・無効化する方がいいと思います

改めてルンピニーやラジャダムナンの頂は険しく高いモノだと痛感しました

日本人のルンピニー王者誕生の瞬間がぜひ観たいですね。

2014年3月11日火曜日

3/8 70.3kg契約 アルバレスvsアングロ

3/8 ラスベガスMGMで行われた前WBC&WBA世界Sウェルター級王者アルバレスの再起戦

相手は元WBO同級暫定王者アングロ

試合はアルバレスが中盤までは打ち合い以降は出入りするボクシングでアングロを圧倒

10回TKOで再起戦を順当に勝利した

まだ若いアルバレスがこれからトップを奪還する為に誰と戦うのか気になるところです

しかし結果よりも気になるのがこの試合のウェイト

試合決定時はSウェルター級リミット69.8kgだった

しかし減量苦のアルバレスが試合直前にアングロに金を支払い契約体重を70.3kgに引き上げた

それを聞いて「また体重か」とガッカリした

最近世界中で体重のトラブルが続出している

去年は日本ではWBA・IBF統一戦のソリス体重超過、WBOフェザー級TMでのガルシア体重超過

今年は記憶に新しいロマチェンコ戦でのサリドの体重超過

今回のアルバレスの金を払ってというのも今後真似するボクサーがいそうで嫌ですね

体重をしっかり落とさなければいけないという意識が薄れてる様な気がしてならない....

アルバレス、試合は勝って強さは証明してもボクサーとして大事なルールを守れなければ
ファンからも戦う相手からもリスペクトされないという事を知ってほしいですね

まだ前途あるボクサーのアルバレスだからこそ本当に残念でした....

2014年3月10日月曜日

3/8 世界挑戦者決定戦 荒川vsリナレス

3/8(日本時間9日) ラスベガスMGMで行われたエリミネーター 荒川vsリナレス

日本のジム所属の選手同士がラスベガスでエリミネーターを行うというのは凄い事です

試合は判定3-0でリナレスが荒川を下しWBC世界ライト級王座への挑戦権を得た

試合を見た感想は日本人のボクシングを世界仕様のボクシングが凌駕したという感じだろうか

ガードを固め前進し気迫で強打を打ち込んでくる荒川にリナレスはスピードと技術で対応

前に出て攻勢をかけてるのは荒川でも確実にパンチをヒットしポイントを取ってるのはリナレス

荒川選手も強いのは確かだが気迫の前進だけでは限界がある

二人の戦い方にキャリアの種類の違いを見た

荒川選手は新人王、日本王座、OPBF王座と日本でキャリアを積み
日本人に多い気迫を全面に出して戦うスタイルで世界にアタックしている

リナレスは母国ベネズエラでアマ王者となり日本でプロデビュー
早くから海外戦を経験し世界2階級制覇を成し遂げ挫折を越え3階級制覇を目指している

世界のトップレベルで勝てるボクシングをずっと経験してきたのはリナレスだった

その差が今回の対戦で顕になった

気迫や根性はとても大事、しかしそれだけでは勝てない

そこに技術が加えられて初めて気迫や根性が更に活きるのだと思う

日本人は特に外国人との技術の差を気迫や根性で埋めようとする節があるが
それでは足りないんだという事に気付かなければいけないと思う

心技体の中で日本人は心と体は元から強いのでこれからは技を伸ばしてほしい

これは選手だけでなく指導者も含めた日本ボクシング界全体の課題だと思う

いつの日かラスベガスで本場のボクサーを技術でも圧倒する日本人ボクサーが観たい。

2014年3月9日日曜日

Krush39 65kg級初代王者はHIROYA

Krush39で58kg級TMともう一つの目玉だった65kg級初代王者決定トーナメント

1月の初戦を勝ち抜いた4人がワンデイトーナメントで準決勝、決勝を戦いました

NOMAN HIROYA TaCa 泰斗の4人で王座を手にしたのはHIROYA選手

準決勝 NOMAN戦
2回にボディに膝蹴りで効かせて更に左ボディから右ハイ直撃でTKO

素晴らしいコンビネーションでした、上手かった

決勝 TaCa戦
初回から力ある右ローを打ち込みTaCaの足を止める、2回も執拗に右ローを打ち込みTKO

決勝戦は初回TaCaのパンチで効かされた場面もありましたが準決勝でTaCaの足に
ダメージが溜まっていて助けられましたね

しかし終わってみればトーナメント3戦連続KO勝ちで65kg初代王座を奪取

15歳でK-1でデビューした少年が7年経ち多くの挫折を経験し逞しくなりプロ初の王座を勝ち取った

観ていて昔より逞しくなったなと感じます

無敗のまま勝ち進み栄光を手にする選手もいれば敗北を経験しながら力をつけ辿り着く選手もいる

敗北を乗り越えて力をつけた選手の方が強くなると個人的には思っている

HIROYAもまだ22歳、ここから更に伸びて日本格闘技を盛り上げる王者になってほしいです

3連敗して壁にぶち当たっていた時期もあったので今回の王座奪取は個人的には嬉しかったです

若き王者の今後に注目したい。

Krush39 58kg級TM 武尊vs神戸

昨日 後楽園ホールで行われたKrush39のメイン Krush58kg級TM 武尊vs神戸

1月の対戦決定から激しい舌戦を繰り広げていた両者試合も熱戦になりました

初回 前蹴り、ミドルを出して距離を保ちながら攻める武尊にパンチ連打で対応する神戸

両者 積極的に攻めてペースの取り合い

武尊選手の後ろ回し蹴り等の大技をかわしてパンチを打ち込む神戸選手 上手いなと思いましたが
王者 武尊選手 打たれたら必ず逆襲してペースを渡さない

2回 両者の距離が詰まり神戸選手がパンチ連打で先手を取る

更に打ち込もうとした瞬間 武尊選手の左フックが相打ち気味のカウンターとなり神戸ダウン

打たれても怯まない武尊選手の気迫が生み出した一発でした

しかし神戸立ち上がり更に打ち合いでまた左フック相打ち、今度は武尊がぐらつく

3回 武尊は前蹴り、ミドル、膝蹴りで攻める、神戸は前に出てパンチを打ち込む

神戸のパンチが武尊を捕らえるが武尊は効いてないと挑発し蹴りからパンチで反撃

ラストは再度 両者打ち合いで終了のゴング

2回のダウンもあり王者 武尊選手が判定3-0で勝利、初防衛

武尊選手 若いのもあり結構打たれますし選手としてもまだまだこれからだと思いますが
伸びる余地はまだまだありそうですしイケイケな感じでお客を呼べそうな選手ですね

Krush自体もまだ若い団体ですがこれからどうなっていくのか楽しみです。

2014年3月7日金曜日

5/3 メイウェザーvsマイダナ 予想

5/3 ラスベガスMGMで対戦が決まったメイウェザーvsマイダナ

どんな展開になるか予想してみたい

メイウェザーは間違いなく打ち合わない

得意の負けないスタイルでマイダナを封じ込めにかかるはず

特にマイダナの様な豪腕タイプとの試合でリスクを冒す事は絶対ない

逆にマイダナは打ち合わなければ勝機は0

スキルの差は一目瞭然、技術で勝負したら100回戦っても100回負ける

お互いが踏み込む打ち合いにはならないからマイダナが前に出て打ち込まなければならない

しかし メイウェザーは打ち込む事が世界一難しいボクサー

どんな予想を立ててもマイダナが技術で封じ込められる展開が頭に浮かぶ

それでも何かをしてくれそうな気になるのは他のボクサーにないマイダナの荒々しさ

マイダナは打たれながら踏み込み相討ちに近いタイミングで強打を打ち込めるボクサー

ブローナー戦でも中盤 持ってかれそうな流れを引き戻したのは強引な踏み込みからの強打

マイダナは闘争本能という点ではパッキャオやアルバレス以上のモノを持っている

今回の試合で皆がマイダナに期待してるのはそこじゃないだろうか

メイウェザーの技巧の隙間に強打をねじ込むマイダナの姿を自分も観たいと思う

最終的な予想はメイウェザー有利、しかしマイダナが何かを起こす可能性ありとしておこう

メイウェザーに空回りさせられるボクサーはもう見飽きた

マイダナに世界中が騒然とする様なシーンを期待したい。

2014年3月6日木曜日

4/26 UFC172 五味復活なるか?

4/26 米国ボルティモアでのUFC172で一年ぶりに復帰する五味隆典

相手はイサーク・ヴァリーフラッグ 14勝4敗1分
日本でHERO'S世界王者になったJ.Z カルバンにも勝利してる選手

昨年3月 UFC JAPAN 2013でディエゴ・サンチェスに判定負け、右拳骨折

痛い1年のブランクとなったが復帰戦で難しそうな相手を迎える

自分個人的にはUFC JAPAN 2013でのサンチェス戦は五味選手勝ってたのではと思います

気迫で前進しミドルキックやボディブローを何度も叩き込んだ、良い動きだった

しかし 良い動きだったからこそ衰えを感じてしまった

修斗やPRIDE時代の五味選手は良い動きだと感じた時は大体圧倒し押し切っていた

最近は押し切る馬力、爆発力がない様に見える

その原因の一つはフィジカルの衰え、無駄な肉がついて体が重い、キレがない
身体が重いせいでスタミナ消費も激しく攻勢が長続きしない

以前の五味選手は身体も締まっていて攻撃にパワーとスピードが伴っていた

アスリートはフィジカルが保てなくなったら間違いなく落ちていく

経験を重ねれば技は磨かれ心も強くなるだろう、ただそれを活かすのが土台となる体

土台がダメなら他がどれだけ良くても勝てない、もし勝てても連勝は続かない

4/26まで約7週間、五味選手には心技体の体を仕上げて復帰戦に臨んでほしいと思う。

2014年3月5日水曜日

WBC世界アトム級王者 小関桃 V13

3/3 ボクシング女子世界戦3試合のうちの一試合で日本最多タイ記録が生まれた

WBC世界アトム級王者 小関桃選手がアンゴー・ワンソンチャイジムを下し13度目の防衛

具志堅用高の持つ最多記録V13に並んだ

男と女では記録は違うと言う人も多い

確かに女子ボクシングは世界レベルでもまだまだ高いとは言えない

試合を見て「なぜこの選手が世界戦に出てるんだろう?」と思う選手も多数いる

ボクシングだけでなくUFCやキックも含め女子格闘技はまだ歴史も浅く発展途上

しかしそれにしても5年以上王座を保持し13回防衛するというのは容易ではない

試合ごとの重圧もあるだろうし小関選手の場合は具志堅の記録と比較される辛さもあるだろう

その重圧に勝ち13回という数字を積み上げた事に称賛の拍手を送りたい

出来るところまで防衛記録を伸ばし女子ボクシングのレベルを引き上げる礎になってほしい

女子ボクシングで唯一試合を観るボクサーなので14度目も楽しみです。

2014年3月3日月曜日

2戦目の世界戦 サリドvsロマチェンコ

米国で行われたWBO世界フェザー級TM

前日計量でサリドが体重超過で失格 王座剥奪となり注目はロマチェンコが載冠するかでした

試合はサリドが前進してロマチェンコが動きながら迎え撃つ流れ

試合では初めて見るロマチェンコの姿を目の当たりにした

サリドの頭から突っ込む戦法に対応出来ずロマチェンコは被弾し後退

アマチュアで五輪や世界選手権を連覇してロマチェンコはいつも圧倒的だった

鉄仮面の様に表情崩さず相手を圧倒してきた

そのロマチェンコがサリドに退がらされ打たれ表情を歪ませる

サリドの戦い方は叩き上げのプロ王者がアマエリートによく使う戦法

サリドがそう来るのは解っていたのでロマチェンコなら対応すると思っていた

しかし ロマチェンコも人の子だという事

終盤 逆襲してサリドをダウン寸前まで追い詰めたのは非凡さを感じたが
出来ればあの攻撃が序盤、中盤からほしかった、出来てたら記録は更新されたはず

タイのムアンスリンの3戦目での世界奪取を超える事は出来なかったが
ロマチェンコは確実に世界を奪るボクサーなのでプロキャリアを積み直してほしいです

改めてアマとプロの違いを再認識させられました

しかし 今回勝ったサリドを称える気には自分はなれません

計量をクリアできず本当ならリングに立つ資格がない選手です

大記録がかかった試合をそんな気持ちで観る事になってしまったのが本当に残念です

今回は敗れましたがロマチェンコの今後に期待したいと思います。

2014年3月1日土曜日

サリドvsロマチェンコ 王者サリド失格...

明日 アメリカで行われるWBO世界フェザー級TM

五輪連覇 アマ最強の男 ワシル・ロマチェンコが2戦目で世界に挑む注目の試合

今日行われた前日計量でハプニングが起きた

王者サリドがフェザー級リミットを約1kgオーバー、失格となり試合前に王座を失った

世界的に注目されてる試合に水を差す形になり正直ガッカリです.....

ボクシングや格闘技で決められた体重を守る事は公平に試合をする為の絶対的なルール

それを守れない選手に試合をする資格はないと思います

最近は罰則金を払ったりグローブハンデで大半の選手は試合に出場するが
出場を許可しない厳しい処分をする事が体重超過をなくす方法ではないだろうか

自分は現役時代から計量をクリアできない事は負ける事より恥ずかしい事だと思ってます

どんな理由があっても落とすべきだし、それが出来ないのならもっと早い段階で棄権するべきだ

世界的にどのジャンルの格闘技でも体重超過に対しての処罰を見直してほしいと願います

今回はベテラン王者サリドの体重超過は本当に残念です

試合は挙行されるのでロマチェンコには記録抜きにサリドを倒してほしいです。