2014年10月30日木曜日

UFC179 アルドvsメンデス 2

10/25(日本時間26日) ブラジルで行われたUFC179

メインはUFCフェザー級TM アルドvsメンデス 2

両者は2012年1月に王者アルドの3度目の防衛戦で対戦し初戦はアルドが初回TKO勝ち

2年10ヶ月ぶりのリマッチはUFC史上に残る激闘になりました

1Rから両者 打撃を中心に打ち合う

メンデスがローとパンチで攻めればアルドもパンチ連打、ロー、テンカオでやり返す

メンデスがパンチでダウンさせるもアルドが強烈なパンチでメンデスにダメージを与えてマウントも奪う

2Rもスタンドで打撃の打ち合いになり1Rに引き続きアルドの左右パンチがメンデスを捕らえる

3R メンデスが反撃 右アッパー、左フックを直撃させてアルドの動きが止まる
アルドもパンチ連打をヒットさせて反撃するもダメージはアルドのが大きいか

4R メンデスが更に攻勢を強め左ボディから再び右アッパーを打ち込む、追撃の左右ストレートでアルドの左瞼をカット

5R メンデスはパンチのヒットからタックルでテイクダウン、アルドも立ち上がり膝蹴りで反撃

両者 疲れから動きが止まるがここでアルドが最後の力を振り絞りパンチとキックで猛攻

ラスト アルドの攻勢で最終R終了のゴング

結果は5R判定で王者アルドが勝利 UFCフェザー級王座7度目の防衛

取ったRは1R、2R、5Rはアルド 3R、4Rはメンデスかなと思います

最近観たUFC王座戦ではダントツの激闘でした

アルドを追い込んだメンデスも強かったけど要所で打ち勝ったアルドに王者の強さと執念を感じました

本当にいい試合だったと思います

フェザー級絶対王者アルドに次に挑むのは誰なのかが気になるし楽しみです。

2014年10月28日火曜日

10/26 ムエタイ王者パコーンvsヤスユキ

10/26 ディファ有明のリングでルンピニーライト級王者で超強豪パコーンが登場

対するはREBELSムエタイSフェザー級王者ヤスユキ

前日計量でパコーンは契約体重61kgを500gオーバーしたがヤスユキの希望により試合は敢行

結果は5R判定でパコーンが勝利

一言で言えば持っている力の厚みが違ったなという感じでした

初回からパコーンが重い左右のパンチでヤスユキに仕掛ける、攻勢に会場がどよめく

ヤスユキは距離を取り直撃をもらわない様に防御しながらジャブ、ワンツーを返す

2R パコーンは更にパンチ連打やミドルで前に出て打ち込む、豪快な左ボディ等でヤスユキを削る

1R~2Rはパコーンは完全に本気じゃないと思いますがそれでも攻撃力の差は明白でした

3R 更にパコーンの圧力が増す 左フック、右ストレート、更に腹にテンカオまで繋ぐ

ヤスユキは左ジャブ、左フック、左ミドルを返すがパコーンの圧力に下がり気味で単発のヒットしか奪えず

4R ヤスユキがパコーンの前蹴りをすかしてこかすとパコーンの表情が変わり猛攻

ミドル、テンカオで前に出て中に入って左ボディから顔面へ左右フックを連打

更にさっきのお返しといわんばかりに首相撲からくずして2度ヤスユキをこかす

4Rの猛攻にこの試合で一番パコーンの本気を見た気がします

5R ヤスユキは前に出るがパコーンは流しに入る、それでも要所で右ミドルを決めたりと突き放しかわしきる

試合を観て肉食獣と草食獣の戦いを観てる感じがした

ヤスユキ選手は上手さや距離感はあるが攻撃力が足りない、あれではトップ選手には勝てないと思います

格闘技は殴り合いなので技術の優劣だけでなく結局は攻めて相手にダメージを与えた者が勝つ

パコーンからは肉食獣の様な殺気や威圧感を感じたし、トップ選手にしかない空気があった

強豪選手の試合を観るといつも感じるがムエタイの頂点はまだまだ遠い。

2014年10月24日金曜日

11/1 亀田興毅 米国で一年ぶりに復帰戦

11/1 米国シカゴで行われるWBO世界バンタム級王座統一戦の亀田和毅vsヘルナンデスの前座で亀田興毅が復帰

三男 和毅に同行していた興毅が米国で復帰するという噂は少し前からありましたが正式決定

ジム会長とマネージャーのライセンス失効により国内で試合が出来なくなり新会長擁立や移籍に失敗

2013年11月 韓国でのWBA世界バンタム級TMで8度目の防衛を果たしてから一年のブランク

WBA世界Sフライ級王者 河野への指名挑戦権を持つ興毅は今回Sフライ級リミットに近い体重で試合をする

世界4階級制覇を狙う興毅にとって負けられない試合になる

相手のオマール・サラドは3度の世界挑戦経験を持つメキシコのベテラン

復帰戦というだけではなくこの試合の注目は興毅の精神面の成長があるかだと見る

この一年 試合がしたくても出来ない状況の中で4階級制覇の為に練習だけ続けてきた

その苦しい時間を亀田興毅がどう捉えているか

マイナスと捉えていたら4階級制覇は出来ずに現役を終えるだろう

逆にこの一年で何かを学びプラスに出来ていたなら最後にもう一度強くなるはず

11/1 シカゴのリングで以前とは違う亀田興毅を見れたらと思います

そしてその先に問題が解決し実現する河野vs興毅の世界戦がある事を願います。

2014年10月23日木曜日

10/22 WBC世界バンタム級TM 山中vsスリヤン

10/22 都内で行われたボクシング世界戦 WBC世界バンタム級TM

王者 7度目の防衛戦 5連続KO防衛中 ゴッドレフト 山中慎介

挑戦者 WBC1位 指名挑戦者 元WBC世界Sフライ級王者スリヤン・ソールンビサイ

山中選手の6連続KO防衛なるかが注目されてましたが試合はかなりの熱戦になりました

試合開始からスリヤンが右ストレートを中心に積極的に仕掛けヒットを奪う

山中選手 右ジャブや左ストレートで止めようとするもタイミング掴めず

4Rまでの採点はジャッジ一人がスリヤンにつける、序盤の流れはスリヤン

しかし5Rから王者 山中選手がじわじわと反撃を開始する

徐々にタイミングが合い始め左ストレート、右アッパーがスリヤンに入り始める

スリヤンもパンチを返し反撃するが山中選手のパワーがスリヤンにダメージを与え始める

山中選手が盛り返してきた7回、スリヤンの右をかわしざまに山中選手の左強打がヒット、スリヤン吹っ飛んでダウン

更に山中選手 8Rに右アッパーから左ストレート、9R 左ボディで2度ダウンを追加し完全に流れを掴む

終盤 フィニッシュかと思いきやスリヤンが凄まじい気迫で前進し決定打を打ち込ませない

終盤も山中選手のパンチが入り優勢でしたがスリヤンの抵抗でベストパンチを打ち込めなかった

そのまま12Rを戦い抜き勝負は判定に

3度ダウンを奪い後半のほとんどのRを取った山中選手が3-0で勝利し7度目の防衛に成功

前半の劣勢にも冷静に戦い後半のチャンスに力を爆発させた王者 山中選手の強さ素晴らしかった

敗れたが最後まで前進した挑戦者スリヤンの気迫も素晴らしかった

両者とも良い部分の出た見応えのある12Rでした。

2014年10月21日火曜日

10/19 WBA世界フェザー級王座統一戦 ドネアvsウォータース

10/18 ゴロフキンvsルビオと同会場で行われたWBA世界フェザー級王座統一戦

スーパー王者ドネアvsレギュラー王者ウォータース

結果は6回TKOでウォータースがドネアに勝利

5階級制覇王者と24戦全勝20KOの王者の試合は激しい打ち合いになりました

しかし試合の中で常にアドバンテージがあったのはレギュラー王者ウォータース

序盤から強打を振るった両者のパンチは相手に入ってました

その中で見えてきたのは一発の重さの差

5階級上げてきたドネアのパンチはフェザー級では一発で倒せるモノではない様に見えました

2回 ドネアは渾身の左フックでウォータースをぐらつかせる、しかしベストパンチでもウォータースは倒れない

あの左フックはまともに入ってたのでSバンタム級までなら倒せてたかもしれない

でもフェザーではそこまでのインパクトはない

更に相手はフェザー級でも強靭な肉体と屈指の強打を持つウォータースだから余計に差が出ました

そしてウォータースの能力はドネア陣営の予想を越えていたのだと思います

ドネアのアドバンテージだと思われていたスピードにもついていき的確にジャブを打ち込みドネアを空転させる

3回 ウォータースが右アッパーでダウンを奪ってから流れを完全に支配していましたがラストも圧巻でした

6回 劣勢のドネアが強振した左フックを見切ってかわしカウンターの右フック

まともに食らったドネアはダウンしレフェリーが試合を止める

試合を観ててフェザーでのドネアの限界が見えてしまった様に感じました

階級を上げるというのはとても難しいなと改めて痛感しました

完敗を喫したドネアは今後どうするのか、勝利したウォータースは次は誰を狙うのか

今回の結果で確実に動き出すフェザー級覇権争いに注目したいです。

2014年10月20日月曜日

10/19 WBA世界ミドル級TM ゴロフキンvsルビオ

10/18 米国で行われたWBAダブル世界戦

メインはWBA世界ミドル級TM
WBAスーパー王者ゴロフキン vs WBC暫定王者ルビオ

しかし前日計量でルビオが計量オーバーでWBC暫定王座剥奪という形になりました、残念です

試合は開始からゴロフキンがプレスをかけて左右のパンチを打ち込み圧倒、2回に連打から左フックでTKO勝ち

ゴロフキンはいつも通りガードを上げながらプレスをかけながらのジャブ、ワンツー、ボディ

前戦の元王者ゲールもですが今回のルビオも簡単に下がらされてしまうから不思議です

向かい合った者にしか解らない怒濤のプレッシャーがあるのだと思います

ゴロフキンのパンチやコンビネーションは派手なモノではなく基本の形に近い

天性のパンチ力と質実剛健なスタイルが融合しKOを量産する王者を生みましたね!

12連続KO防衛、最近2戦は元王者と暫定王者を圧倒

あとミドル級でゴロフキンに対抗出来るとなると現役王者しかないのかなと思います

4階級制覇のWBC王者コット、先日 ソリマンを下し7年ぶりに世界王座奪還したIBF王者テイラー
(WBOはクイリンが返上して空位)

もしくはコットと対戦の噂のある若きカリスマ カネロ

3人の誰かが対戦してほしいと思います

試される期間は過ぎてGGGの真価、本当の強さを世界中のファンは知りたがってる

今はそんな風に感じます。

2014年10月15日水曜日

11/15 WBCムエタイW世界戦 大和&梅野 競演

11/15 後楽園ホールで行われるWBCムエタイ世界戦がもう1試合追加されました

WBCムエタイ世界Sライト級TM サゲッダーオvs大和哲也に加えてもう1試合 世界戦が組まれました

WBCムエタイ世界Sフェザー級王座決定戦 ヨックウィッタヤvs梅野源治

相手のヨックウィッタヤ・ペッチシームエンはWBCムエタイ世界3位、ルンピニー6位

9月に梅野と引き分けたシントンノーイにも勝利してる強豪

大和、梅野 両者ともに強豪タイ人と世界王座を争うので間違いなく大変な試合になるはず

しかし格闘技ファンとして日本初開催のWBCムエタイ世界戦で大和、梅野の競演は嬉しい

大和、梅野 共にSライトとSフェザーのWBCムエタイインターナショナル王者

現在 日本のムエタイを戦う選手の中では両者は最高レベルだと個人的には思います

二人の世界戦が一気に組まれた11/15のNJKF2014 7thは興行として相当盛り上がるはず

そして日本人初WBCムエタイ世界王者が生まれれば日本格闘技界にとって歴史的な日になります

最高なのは大和、梅野 両者共にWBC世界王座を奪ってくれる事ですね

久々に聞いた時にテンションが上がる格闘技ニュースでした

11/15 二人のWBC世界王者が誕生する事を願います。

2014年10月13日月曜日

10/12 ルンピニーSバンタム級TM ナッタポンvs藤原

10/12 ディファ有明で行われたルンピニーSバンタム級TM

王者は決定戦で前RISEフェザー級王者 一刀を下したナッタポン

挑戦者は35歳 61戦目 元WPMF世界Sバンタム級王者、WBCムエタイ日本王者 藤原あらし

日本キック界軽量級で奮闘し続けてきたベテランが世界最高峰のムエタイ王座に挑戦するのは興味深かったです

結果は5R判定で王者ナッタポンが勝利

王者ナッタポンの強さを見たなという内容でした

1Rは双方 ローやパンチで仕掛けるも様子見

2R目からナッタポンが攻勢を強め右ミドル、右前蹴りを決める
藤原も左ミドルを返して反撃するが蹴り足を掴まれて逆に肘や膝を返される

3R~5Rもナッタポンが右ミドル、右前蹴りを蹴り分けて首相撲からの膝や崩しで藤原選手を圧倒

ナッタポン 戦い方が上手かったし結構気が強く荒々しいナックモエでした

強いミドル、前蹴りで藤原選手を守勢に回らせ前に出てくれば首相撲から膝や崩し

更に藤原選手が左ハイを決めればすぐさま右ハイを返して連打する気の強さが一番印象的でした

日本のベテラン藤原選手の敗戦は残念でしたが正直レベルが違ったと感じました

ムエタイという戦いでの実力が上だったも勝ち方を知っていたのもナッタポンでした

ムエタイの軽量級はタイ人の層の厚さに神の階級と言われてる事をまた改めて実感した試合でした

ラジャダムナンに続きルンピニーの日本人王者がいつの日か生まれてほしいと思います。

2014年10月11日土曜日

11/3 K-1 WORLD GPの注目点

11/3 国立代々木競技場第二体育館で行われるK-1 WORLD GP 65kg初代王座決定トーナメント

日本トップクラス選手と海外の強豪が鎬を削るトーナメント

日本勢
Krush63kg級王者 山崎秀晃
前Krush65kg級王者 HIROYA
GLORY65kg級世界王者 久保優太
前RISEスーパーライト級王者 左右田泰臣
Krushのハードパンチャー木村ミノルがブラジル代表で出場

日本勢だけでも豪華な面子だが超強豪外国人も参戦決定

9年間日本人無敗のムエタイ王者 ゲーオ・フェアテックス

ゲーオの参戦はトーナメントの構図を大きく変える

トーナメントの注目点は2つ

1つ目は日本人K-1王者は生まれるのか

K-1 WORLD MAXがあれだけ盛り上がったのは日本人選手が活躍し魔裟斗という日本人世界王者が生まれたから

以前のK-1WORLDMAX世界トーナメントに比べるとまだ規模は小さいが今後 継続していく上で日本人王者誕生は不可欠

もう1つは日本人王者誕生の一番の壁となるであろうゲーオを倒せるかどうか

今まで石井、梅野、小宮山という日本人トップクラスをことごとく撃破してきたゲーオ

フェザー級上がりで体格的にはハンデはあるが過去67kgや65kgの試合も多く経験し勝利している

ムエタイスタイルの攻撃力や殺傷力は間違いなくトーナメント出場選手の中でトップ

日本人選手を蹴散らしK-1WORLDMAXのブアカーオの様に王者として君臨する可能性も十分にある

このトーナメントで日本人王者誕生するという事は日本人が今まで誰も勝てなかったゲーオに勝つという事

二つの大願成就されるトーナメントになるか注目したいです。

2014年10月7日火曜日

10/4 VTJ 宇野vsシッペン

10/4 大田区総合体育館でのVTJ 6th

フェザー級5分3R 宇野薫vsラージャ・シッペン

結果は2R チョークスリーパーによる一本で宇野選手が勝利

シッペンは強い選手でしたが宇野選手がベテランの真骨頂を見せた勝利

1R シッペンが体格差、リーチ差を活かしハイキック、前蹴り、バックブローを宇野選手に打ち込む

宇野選手もパンチを返すが距離を埋めれず届かない、劣勢

2R 宇野選手 タックルにいくもシッペンに持ちこたえられ右肘を食らい左目上から出血

中に入ろうとすると右肘、更に左ミドルにシッペンの右フック合わされて被弾

宇野選手 やばいかなと思いましたがここからが強かった!

シッペンの右肘のタイミングを外してパンチ連打を打ち込んで反撃

シッペンのパンチや肘の打ち終わりにタックル仕掛けてテイクダウン、パウンドと肘を落として削る

そしてシッペンが完全に守勢に回ったところにチョークスリーパーを極めて一本

ベテランならではの冷静さと勝負所を逃がさない極めの強さ、痺れました

39歳 プロ19年目に入った宇野選手 これで7連勝

最近はVTJで自分より若い強者と対戦し倒してるので本当にカッコいいなと思います!

まだUFC復帰など上を見て戦う宇野薫のラストステージはどこなのか、これからも注目したいです。

2014年10月6日月曜日

10/4 VTJ リオン武 vs ISAO

10/4 大田区総合体育館でのVTJ 6thのセミで行われたISAO対リオン武

ライト級キング オブ パンクラシスト ISAOと元修斗ライト級世界王者 リオン武

今までのライト級からフェザー級に階級を下げて初戦のISAO

4連敗中で引退をかけ現役パンクラス王者ISAOとの対戦に臨んだリオン

結果は3R判定でISAOが勝利

二人の現在の勢いの差を感じる試合になりました

1RからISAOが攻勢に出る、リオンをケージに詰めて首相撲から膝 、離れ際にフックを打ち込む

テイクダウンを奪い上から肘とパウンドを落とすがリオンもすぐに立つ

2RもISAOがテイクダウンを狙いタックルを仕掛け倒せなくてもそのままリオンをケージまで押し込み肘、パンチ

リオンも前蹴りやミドル、パンチをヒットさせるがISAOの前進の勢いに押されて攻撃が繋がらない

3R ISAOが低い体勢から踏み込みパンチを打ち込むとリオンもパンチで応戦、打ち勝ったのはISAO

終盤 ISAOがテイクダウンして終了まで上からパンチと肘を落とす

パンクラス王者として他団体王者も倒し連戦連勝のISAOと4連敗中でブランク明けのリオンとの差が出たと思います

ISAOは王者でありながら若く、まだまだ進化する選手なんだという事を改めて感じ強さを感じました

リオンは以前なら劣勢をひっくり返す強さがありましたが今回の試合ではひっくり返す事が出来ずに終わってしまった

そこにファイターとしての衰えを感じました

ただ 引退をかけた試合で現役王者と戦った心意気はリスペクトしたいと思います

パンクラスでも敵なし、修斗現役世界王者 弘中と元王者リオンを倒したISAOが今後 どこに向かうのか楽しみです

両方とも好きな選手なので見応えのある試合でした。

10/4 VTJフライ級T決勝 扇久保vsスクラヴォス

10/4 大田区総合体育館で行われたVTJ 6th

メインはVTJフライ級トーナメント決勝

2月に開幕し準々決勝、6月の準決勝を勝ち抜いて残ったのは日本の扇久保博正と米国のシーザー・スクラヴォス

試合前から舌戦も繰り広げた二人の決勝戦

結果は5R判定で扇久保選手が勝利 VTJフライ級トーナメント王者に

1R 扇久保がテイクダウンを奪いスタンドに戻り放ったハイキックをスクラヴォスが掴むと扇久保 飛び付き逆十字

スクラヴォスにかわされてバックを取られてパンチを浴びるが扇久保 上を取り返してマウントからギロチン

スクラヴォスのチャンスの場面は初回のみで2Rからは扇久保選手のペースに

2Rから扇久保の強烈な右ローが決まりスクラヴォスの前進が止まり扇久保はローからミドル、ハイと蹴りをつなげる

3R ローを警戒してかスクラヴォス 左構えにスイッチ、扇久保はローから 三日月蹴り
スクラヴォスにテイクダウンされても落ち着いて上を取り返してパンチと肘を落として攻勢

4R スクラヴォスのタックルにギロチンを仕掛ける扇久保、極らずもロー当ててタックルでテイクダウン

5R 開始してすぐ扇久保がテイクダウン、上からパウンドを落とし最後は足関節を狙い攻め続けて終了

2Rからは扇久保選手が攻め続けて試合を支配した感じでした

扇久保選手 緩める時間を作らず集中力高かったです

ローをスクラヴォスは嫌がってたのでローを効かせてからタックル、テイクダウンという良い流れでした!

さすが 元修斗世界王者 力強い攻撃でした

VTJフライ級トーナメント王者となった扇久保選手 試合後にDEEP王者 元谷選手に宣戦布告

両者の対戦が実現するのか楽しみです。

2014年10月2日木曜日

UFC178 DJ vs カリアソ

9/27 ラスベガスMGMで行われたUFC178のメイン

UFC世界フライ級TM
王者 デメトリアス・ジョンソン vs 挑戦者8位 クリス・カリアソ

王者DJ 5度目の防衛戦

結果は2R 王者DJがアームロックで一本勝ち

この試合はDJがカリアソに何もさせない完勝でした

1R スタートからDJが軽快な動きから速いタックルでテイクダウン

立たれてもパンチ、首相撲からの膝、右ミドルと多彩な攻撃をヒットしてカリアソを圧倒

カリアソもパンチ、キックを返すがDJのフットワークで体ごと外され攻撃が繋がらない

1R終盤 DJの右オーバーハンドフックから左膝がまともに顔面に入りカリアソかなりダメージありました

2R カリアソがローを蹴った時にバランス崩し転倒しDJが上になりグラウンド

腕を両足で挟みサイドから肘とパンチを打ち下ろし削ってからカリアソの腕を取りアームロックで一本

グラウンドの攻防になってから極めるまでの流れがスムーズでした

磐石の内容で5度目の防衛に成功したDJ

DJの動き一つ一つの機敏さが素晴らしいと思います

打撃 タックル グラウンドのパウンドからのサブミッション 相手の攻撃を外すフットワーク

一つ一つの動きの速度が速いので相手はかなり振り回されてしんどいでしょうね

全てをこなすオールラウンドさとスピードでフライ級では突出してる王者

今後 安定王者DJを脅かす挑戦者の出現に期待したいです。

2014年10月1日水曜日

UFC178 D.クルーズvs水垣

9/27(日本時間27日) ラスベガスMGMで行われたUFC178

バンタム級5分3R
UFC世界バンタム級10位ドミニク・クルーズ vs UFC世界バンタム級5位 水垣偉弥

UFC日本人最多5連勝してる水垣選手が元UFC世界バンタム級王者クルーズに挑みました

勝てば王座挑戦に大きく前進する大一番

クルーズは怪我で長期離脱後3年ぶりの復帰戦
今の水垣選手の勢いなら元王者クルーズにも勝つチャンスもあるのではないかと思っていました

しかし現実は厳しかった.... 結果は1R1分1秒TKO勝ちでクルーズが勝利

スタートからクルーズが独特のステップで軽快に動く、水垣選手がついていけてない印象

クルーズが軽い右パンチを打つと同時にタックル、テイクダウン

そのままバックを取りケージに押し込んで左パンチを連打、水垣選手 上手く防御できずまともに被弾

そのままクルーズが今度は水垣選手の右腕をロックしてノーガード状態にして右パンチを連打

左パンチに引き続き防御できずまともに食らい続ける水垣選手 ダメージが大きい

そのまま一方的に打たれる展開にレフェリーが止めて61秒でTKO

水垣選手が何かをする前に終わってしまいました

クルーズ 本当に強かった、自分のペースにしてチャンスを掴んでから仕留めるまでが迅速

その動きの軽快さ、力強さ、3年のブランクを全く感じさせない凄みがあった

その強さは現UFCバンタム級王者ディラショーや前王者バラオンとも全然やり合えるレベルに感じました

UFCバンタム級にクルーズが帰ってきた事でかなり覇権争いが激しくなりますね

試合後 クルーズは現王者ディラショーへの次期挑戦者になりましたがかなり面白い試合になりそうです

水垣選手が弱いのではなくクルーズが強かった、改めてUFCトップレベルの強さを痛感した試合でした。