2013年12月30日月曜日

UFC168 衝撃の結末

昨日のUFC168 家で観ていましたが衝撃の結末でした....

UFCミドル級タイトルマッチ ウェイドマンvsシウバ 2

シウバ 左足骨折による2R1分16秒TKOでウェイドマン初防衛

1R ウェイドマンがテイクダウンして3分位 攻めましたがシウバも下からパウンドを返す

シウバはパンチや肘を食らってましたがウェイドマンも下からのパンチを食らい流血

シウバは前回と違いガードもしっかり上げてミスのない様に戦ってた様に見えました

動き自体もキレがあったし自分的にはこれから何かが起こしてくれそうだという時でした

2R シウバが思いきりよく蹴った左ローをウェイドマンは脛でカット

その瞬間 シウバの左足はテレビで観ててもすぐに解る位に折れました

シウバは痛みに叫びながら倒れ試合は終了、少しの間 呆然としてしまいました

あの折れ方は試合どころか当分歩く事もできないでしょうね

2002年にニコラス・ペタスがK-1の試合で同じ様な骨折をしていますが
復帰まで一年以上かかり、その後も違和感が残ったという記事を読みました

蹴りを放つ格闘技では起こりうる事ではあるけどあそこまでの骨折はなかなかない

それが起こってしまうという不運、非常に残念です

負傷による終幕ではなく両者が力を出しきった形での決着が観たかったです

アンデウソン・シウバ 38歳という年齢に加え一年以上はかかるであろうブランク

引退という話が出てきてもおかしくありません、ファンの自分としては本当に残念です

しかし今はまずシウバの左足が一日でも早く治る事を祈りたいと思います。

2013年12月27日金曜日

UFC168 シウバ奪還なるか

28日 2013年UFCの大トリとなるのはミドル級世界戦 UFC168 ウェイドマンvsシウバ 2

7月の初戦からのダイレクトリマッチ

UFC16連勝、世界戦11連勝中だった絶対王者シウバを倒しタイトル奪取したウェイドマン

7月の試合を見た時は衝撃でした、アンデウソン・シウバはUFCで一番好きな選手だから

今回リベンジして王座奪還してほしいと思います

しかしウェイドマンも強いのでだいぶ気になります

7月の試合 シウバは序盤からテイクダウンを取られ苦戦していました

そしてノーガードのところに左を食らいKOされた

あの日のウェイドマンの勝利は運やラッキーだけじゃない、間違いなく実力

しかし シウバの防御が雑で集中力が低かったのも事実!

今回はテイクダウンを取りにくるウェイドマンへのディフェンスと集中力が鍵になると思います

シウバには1%の油断もなく臨んでほしい

二連敗となればかつての絶対王者の時代も真の終焉となるはず

自分はもう一度UFC世界王者となったシウバが観たいです。

2013年12月23日月曜日

GLORY 13 TOKYO アーツ ラストファイト

12/21 有明コロシアムで行われたGLORY 13 TOKYOでピーター・アーツが引退しましたね

K-1で三度世界一になり長く戦い続けてきたアーツも遂に引退

最後の相手はGLORYヘビー級トーナメント2013優勝のリコ・べホーベン

最後に強者と戦うところがカッコいいですね

GLORY最強の男相手では厳しいだろうと思っていたら気迫の前進で奮闘

判定2−1で敗れはしましたが若き王者を最後まで苦しめました

今までもK-1で台頭してきた若い選手に立ちはだかってきた高き壁の様な古豪

1994年のK-1初世界一から19年、多くの名勝負を魅せてくれました

20年以上戦って無事に引退するという事がピーター・アーツという選手の強さの証

自分はそんな風に思います

お疲れ様でしたと言いたいです。

2013年12月21日土曜日

BOXING マイダナ ブローナーに勝つ

12/15 米国で大きなセットアップが起きた

WBA世界ウェルター級TM 王者ブローナーにマイダナが挑んだ

マイダナもSライト級元世界王者だがブローナーは無敗のまま3階級制覇をしたスター候補

マイダナを倒し更に評価を上げるというのが大半の予想を占めていた

しかし結果はマイダナがブローナーから二度ダウンを奪い判定勝ちで二階級制覇

初回からマイダナがグイグイと前進し強打を叩き込んでいく

2R マイダナの左フックがブローナーの顎に直撃、ブローナー ダウン

ダメージの残るブローナーにマイダナは追い打ちをかける連打

中盤はブローナーも復調、上下の連打をヒットしてマイダナを後退させる

逆転の可能性が出てきた矢先の8R またもマイダナの左が炸裂 ブローナー痛恨のダウン

あのダウンがなければ試合の結果は変わっていたかもしれない

二度目のダウンでマイダナはまた勢い付き終盤もブローナーに強打を打ち込み圧倒

判定ほどポイントは離れてない印象でしたがマイダナの勝利は間違いない内容

打たれても退かないマイダナのタフさ、劣勢でも前進するメンタルの強さが
強打をねじ込むチャンスを生みブローナーの技術とセンスを粉砕した

そんな印象でした

メイウェザーの後継者と言われたブローナーを倒すのはマイダナの様な選手だと思ってました

強者同士の戦いでしたが大一番で底力を見せたマイダナ 素晴らしかった。

2013年12月19日木曜日

BOXING 元日本王者同士の一戦

昨日 後楽園ホールで注目のノンタイトル戦があった

日本Sバンタム級5・OPBF8位 芹江(伴流)vs日本フェザー級11位 福原(ワタナベ)

二人とも元日本Sバンタム級王者、同じ王座を保持していた

今は無冠でも力ある古豪同士の対決は痺れる

試合はダウン応酬の末 福原が芹江を下した

元日本王者同士対決という話題性に負けない内容の試合だった

試合後 二人の元王者は写真の様に爽やかに挨拶を交わした

こういう瞬間が格闘技で一番素晴らしいと思う

勝敗はついたがお互い実力を発揮した事でお互いを認めた表情

カッコいい大人の男の顔ですね

両雄 もう一花咲かせてほしいなと思わせる熱戦だった。

2013年12月18日水曜日

GSP UFC王座返上、休養へ

先週12/13 UFCウェルター級王者 GSPことジョルジュ・サンピエールが王座返上しましたね

以前から長期休養するという噂はありましたが現実になりました

通算10度防衛した絶対王者がいなくなるのは寂しいです

しかし、自分もプロで戦っていたので戦い続けていると休養が必要な時期が来る事も解ります

王座に長く君臨するというのは心身共にハードだと思いますし
そういう王者にしか解らない苦しさがあるんだろうなと思います

休養を経てリフレッシュしたらそれはそれでかなり強そうです

「いつか必ず戻ってくる」と言ったGSP

それはいつなのか、どんな形でのカムバックなのか注目です

アンデウソン・シウバやGSPという長期で君臨した王者にも必ず来る衰えや世代交代

UFCという過酷な世界で歴戦の元王者達がどうなっていくのかを見届けたい。

2013年12月15日日曜日

Krush63kg級TM 山崎 秒殺初防衛

12/14 後楽園ホールでKrush63kg級TMを観戦してきました

王者 山崎秀晃vs挑戦者 木村ミノル

試合前から舌戦もありヒートアップしてたので判定はないと思っていましたが
まさか秒殺とは思わなくて驚きました

山崎選手 強かったし間近で観て感じたのは王者としての貫禄がありました!

初回開始直後 山崎選手 威力ある右ローを効かせてペースを取ると豪快な左フックもヒット

効いた木村選手にトドメは打ち下ろしの右フック直撃 木村選手 吹っ飛ぶ

木村選手 立ちましたがかなりふらついてたのでストップは妥当だったと思います

初回TKOで山崎選手 初防衛 圧勝でした

観に行ってよかったなぁと思っていたら試合後にサプライズな盛り上がりがありました

王者 山崎選手が3年お付き合いをしてる女性にプロポーズ

女性と女性のお父様をリングに上げてのプロポーズとは大胆でした

相手の女性も快く受け入れ最高のエンディングになりました

何か試合後に幸せな気分になってしまいましたね、最高のプロポーズだったと思います

たまにしかない生観戦で良い瞬間を観れました

山崎選手 初防衛と御結婚 おめでとうございます。

2013年12月12日木曜日

12/6見た岩佐亮佑の可能性

12/6 TV放送のなかったOPBFバンタム級TM

12/6は八重樫、村田、井上と日本人トップ選手が出場した

しかし 一番内容として圧巻のパフォーマンスをしたのは岩佐亮佑だったと思う

強打でWBCインターナショナル王座、OPBF王座を手にした椎野選手の攻撃を
ほぼ完璧に封じ自分は左右の連打を叩きこみダウンを奪い5Rで試合を終わらせた

前戦までの3戦連続判定が嘘の様な攻撃で国内最強決定戦ともいえる試合を終わらせた

明らかに日本やOPBFのレベルを超えた強さだった

岩佐亮佑という選手は選手によって動きが変わるところがある

比国ランカーに苦戦したかと思えばOPBF王者には何もさせない圧勝

集中度やテンションで動きが変わってくるタイプのボクサー

来年は世界に挑む一年になるはず

世界戦のリングではこれまでになく集中した動きを見せてほしいと思う

岩佐という選手は遅かれ早かれ世界王者になるボクサーだ

注目はどのベルトを狙うのか

山中慎介のWBCか、亀田興毅の返上したWBAか、亀田和毅のWBO、それともIBFか

ただただ楽しみです。

2013年12月10日火曜日

井上尚弥のボディブロー

12/6 両国国技館でのOPBFライトフライ級王座決定戦 井上尚弥vs比国王者マンシオ

この試合で井上選手はプロ入り後 最高の動きを見せたと自分は感じました

今まで幾度も見られた打ち込む時の力みや打ち気に急ぐ場面はなくスピード溢れる動き

上下に連打を打ち込みながら守りもしっかりして被弾もない

攻防が一体となった動き、前戦の日本王座戦よりかなり良い動き

一番凄いなと感じたのが連打の中に組み込まれるボディブロー

ボディブローは打てない人はどんなに練習しても連打の中で的確に打てない

更にボディブローは距離を間違えれば相手に急所をさらすデンジャラスゾーン

自分もボディをよく打つボクサーだったのでよく解ります

井上選手のボディブローは世界レベルで見ても質が高いと思います!

今回の試合を観て初めて世界レベルのボクサーだと感じました

これは自分個人の感覚です

今の井上尚弥ならWBA世界Lフライ級王者 井岡一翔とも良い勝負が出来るかもしれません

まだ井岡選手のが上だと思いますが差はかなり縮まってると思います

井岡選手が階級を上げなければ井岡vs井上 観てみたいです。

2013年12月9日月曜日

キック 石井、ラストマッチはvsゲーオ

8日 元ラジャダムナンSライト級王者 石井宏樹が後楽園ホールに登場

18歳にして57戦43勝14敗の戦績のギャティサックに2回KO勝ち

ギャティサックのラフファイトに試合はヒートアップ

ギャティサックが首相撲で組もうとした瞬間にアッパーを叩き込み
ダメージを負ったギャティサックに石井選手のパンチと肘の連打が炸裂しKO

やはりラジャダムナン王座に君臨した実力は凄いですね!

そして現役ラストマッチといわれる次戦で強豪ゲーオとの対戦が決定!

元ラジャ王者の石井選手vsルンピニー、WBCムエタイの元王者ゲーオは最高のマッチメイク

2/11は出来れば現地観戦したいと思っています

対日本人8戦無敗のゲーオを日本を引っ張ってきた石井選手が止めてくれたら嬉しいです

石井選手 ラストマッチにゲーオとは素晴らしい、有終の美を飾ってほしいです

そしてこの試合をまとめたプロモーターにも拍手を送りたい

キックファンはそう思ってる人が多いと思います

2/11 石井選手の戦いを見届けたいです。

2013年12月8日日曜日

12/6 八重樫vsソーサを観て

12/6 両国国技館で行われたWBC世界フライ級TM 八重樫vsエドガル・ソーサ

八重樫選手はWBAミニマム級王者となりWBC王者 井岡選手との統一戦に惜敗後
2階級上げWBCフライ級前王者 五十嵐選手を攻略、2階級制覇 今回が2度目の防衛戦

エドガル・ソーサはライトフライ級で世界王座を10度防衛した元王者で世界的強豪
WBCフライ級1位になってからも元世界王者を2人倒す等の磐石の強さで今回の世界戦を迎えた

実績で見たらソーサ有利は仕方ない、八重樫選手は間違いなく最高に厄介な相手を迎えた

しかし 試合が始まるとソーサは八重樫選手のスピードについていけず
追いかけて前に出た所に動きながらのジャブやカウンターを被弾しポイントを奪われる

大差判定3−0で八重樫がソーサを下し2度目の防衛成功

この勝負を見て日本と海外のボクシングの違いを強く感じた

八重樫選手は強い、上手い。しかし2戦連続勝つボクシングに徹した

日本人は海外のビッグネームを迎える時 勝ちに徹する傾向がある

海外の選手は違う、勝つだけでなくボクシングはショービジネスであると強く意識してる

今回のソーサもテクニカルに戦うだけでなく魅せる打ち合いをしながら世界的強豪になった

ソーサは八重樫があそこまで動き続け勝ちに徹するとは思わなかっただろう

彼らは打ち合いで客を盛り上げる事も当たり前だと叩き込まれてきているからだ

八重樫選手はソーサに勝った。しかしこの勝ち方では世界的評価は上がるとは言い難い

日本人がラスベガスでPPVになる様な試合が出来ない理由はそれが全て

体格や身体能力で劣る日本人が強豪に勝つには必要な戦い方なのかもしれない

でも西岡選手の様に強豪と打ち合い勝利し世界的評価を得る日本人の姿がまた観たい。

12/6 村田のKOを生んだのはジャブ

12/6 両国国技館でのロンドン五輪金メダリスト村田諒太のプロ2戦目

ディブ・ピーターソンの動きと柔軟さに攻勢をかけながらも打ち込めず力みが目立ちました

対応しきれない村田選手を見て改めてミドル級の層の厚さを感じました

決定打を打ち込めず相手のパンチも少ないがもらう村田選手を見て
「今回は判定決着かな」と思ってました

しかし流れは5Rから変わりました

村田が左ジャブを積極的に使いだしジャブから上下の連打がピーターソンに入り始める

それまで何とか回避してたピーターソンも被弾が増えダメージが一気に増す

そこからは完全に村田選手のペースとなり8回に怒濤の連打でダウンを奪いTKOに持ち込んだ

改めてジャブの大事さを感じました

序盤の村田選手はいきなりの強打を振るい相手に読まれ空回りしていた

それが左ジャブが当たり始めたら状況は一変

逆に言えばジャブが出なかったら判定までいってたはず

左を制する者は世界を制すという言葉の意味を村田選手の試合に観ましたね

試合の途中で流れを変えるのは容易じゃない、村田選手 やはりさすがでした

ジャブの重要性と金メダリストの底力を観れた試合でした

村田選手が戦うミドル級は果てしなく過酷な階級だが頑張ってほしいです。

2013年12月5日木曜日

亀田大毅に男を問う

12/3 亀田祭りでIBF王者 亀田大毅は計量失敗したWBA元王者ソリスに敗れた

2団体統一はならず無冠になるはずだった

しかし試合後 IBFがルールにより負けても大毅の王座保持と防衛を発表した

なかなか聞いた事のない事態に一般のファンだけでなく関係者も困惑

ボクシングはオールオアナッシングが普通なので負けて何も失わないというのが異常事態

そういうルールがIBFにあったというのも不思議な話だが問題は試合後に発表された事

試合前に発表されていれば今の様な事態にはならなかったはず

試合後だった為に色々な事を言われバッシングされている

自分が一番気になるのは亀田大毅本人の気持ち

負けたという事実を一番感じるのは本人

負けても王者というのは本人が一番情けなく感じてるはずだと普通に考えて思う

亀田大毅の男としての部分が面子や体裁を考える気持ちを超えるならば
王座を潔く返上するだろうし、それが周りの最低限の信用を取り戻す唯一の手段だろう

それをせずに負けてなお王座に固執する様なら亀田大毅は今後大成しないと思う

格闘技は勝つか負けるかがシンプルな分野である

もっとシンプルにスッキリした形で終わってほしいと心から思う。

2013年12月3日火曜日

二度目の三連勝なるか?

今夜 大阪でBOXING 亀田祭りが行われる

世界戦3試合

WBA・IBF世界Sフライ級王座統一戦 亀田大毅vsリボリオ・ソリス

WBO世界バンタム級TM 亀田和毅vsイマヌエル・ナイジャラ

IBF世界ミニマム級TM 高山勝成vsベリギリオ・シルバーノ

4年半ぶりに凱旋した高山選手は別に書きますが今回の焦点は亀田三兄弟

亀田三兄弟は今年7月、8月、9月と三連勝して三兄弟同時世界王者となった

今回も三兄弟で同じ時期に試合となる

11月末に興毅が韓国で同級12位 イ・ジョンオを下し8度目の防衛

そして今夜 和毅の初防衛戦と大毅の初防衛戦&2団体統一戦

今後 三兄弟全員が階級変更の可能性があり三兄弟揃って防衛戦は今回で一区切りだろう

二度目の三連勝でまた記録を作るのか

それとも敗れて改めてリスタートを切るのか

今後 三兄弟がどの階級になるかも含めて注目したい

今回の試合後の予想(自分の私見)

興毅→WBAスーパー王者モレノとの統一戦 or Sフライに下げて4階級制覇に乗り出す

可能性としては今の段階では半々と見る(個人的にはモレノに挑んでほしい)

大毅→今回の統一戦の勝敗に関係なく体重苦によりバンタム級に階級変更

興毅が返上すればWBAだがしない場合でも大毅なら他団体王者に挑む可能性もあり

和毅→今回の初防衛戦に勝ってSバンタム級に上げて大きな試合を求めていく

三兄弟で一番ビッグマッチ思考が強い和毅は強豪ひしめくSバンタムで自分を売っていくはず

予想通りになるかは解りませんが楽しみです。

2013年11月26日火曜日

BOXING パッキャオvsリオス

マカオで行われたマニー・パッキャオの再起戦

相手は元WBA世界ライト級王者ブランドン・リオス

パッキャオ 約一年ぶりの試合 どうなるかなと思いましたが完勝でした

こういう試合になるのも読めたといえば読めました

重戦車のごとく前に出て打ち合うリオスと動けて手数と回転で攻めるパッキャオ

パッキャオの負けられない状況からも今回は確実に勝ちに来ると予想しました

予想通り 動きながら打ちまくり12R リオスの顔面を弾き続けた

今回は無理して倒しにいかなかったですがパッキャオが冷静に打ちまくるのも残酷です

あれだけ動けて回転が速いと余程の事がない限りは相手のパンチはもらわない

ガンガン踏み込んで倒しにいくスタイルも怖いですが相手のパンチは冷静に外し
倒すより当てる事を重視したパッキャオの連打もあれはあれで相手は嫌でしょうね

リオスは真正面に立つのでパッキャオの一番得意なタイプのボクサー

それが顕著に出た試合でした

それでもカウンターとかも結構入ってたのでリオス以外なら倒れたかもしれません

次戦は来年4月らしいですが相手は誰になるのか

敗れたブラッドリーやマルケスとのリベンジマッチか

7階級制覇を狙いSライト級王者プロボドニコフに挑戦か

それともここにきてメイウェザーとのメガマッチ実現か

マニー・パッキャオはボクシング界で今まで多くを成し遂げてきた

現役はこの先 長くはないのは確か、パッキャオの最終章に注目したい

2013年11月25日月曜日

UFC167 GSP対ヘンドリックス

11/16に行われたUFC167 10日経ちましたがやっと全試合観ました

ボクシングやキックに比べると知識がないのでちゃんと観てから書く事にしてます

メインで行われたUFCウェルター級タイトルマッチ GSP対ジョニー・ヘンドリックス

GSPことジョルジュ・サンピエールは6年間無敗のウェルター級絶対王者

挑戦者は一発の破壊力で何人も強敵を倒してきたジョニヘンことジョニー・ヘンドリックス

判定2−1でGSP防衛でしたが両者共に力を出した甲乙つけがたい試合でした

テイクダウンは少なかったけどハイキック、横蹴り、パンチと手数を出して攻めたのがGSP

テイクダウンを取りながら打撃でも攻めて王者を追いたてたジョニヘン

GSPはなかなかテイクダウンが取れない印象で打撃の手数は出てましたがヒットが浅い

ジョニヘンはタックルをフェイントに使っての打撃等は相手にしたら嫌な攻撃ですね

ジョニヘンはレスリングという土台がありながら一撃必倒の打撃もあるという事で
相手からしたら戦いにくいし対策が立てづらいですね....

自分が戦うならジョニヘンの左パンチを徹底的に封じ込めます
ジョニヘンの左パンチはかなりの戦力なのであれを封じればだいぶ違うと思います

王者GSPの苦戦の要因は対策を絞り切れてなかった事じゃないでしょうか

ジョニヘンのグラウンドか打撃、どちらかを封じればGSPの対応力も更に発揮出来た気がします

ダメージはジョニヘンの方が与えてましたがGSPも手数が多くヒットもあった

2−1でGSP勝利という事は今回の試合のジャッジはダメージよりも
手数やヒットを基準にしていたという事なんでしょうか

試合後 GSPは一線を離れるという発言をしてましたが自分的にはまだ出来ると思うので
対策をしっかりしてジョニヘンとのリマッチも観てみたいなと思います

絶対王者と呼ばれる選手もなかなかいないと思うし頑張ってほしいです。

2013年11月23日土曜日

亀田興毅 韓国V8戦の裏側

19日に韓国で8度目の防衛戦を戦い大苦戦で防衛した亀田興毅

動きに精彩を欠くというか今までの終盤の追い込みや気迫も感じられない試合だった

パンチも細かい連打やボディが入ってましたがその後の決め手がない感じ

技術的な事だけじゃない集中度の低い試合だと感じた

今回の韓国決戦にはおかしい事が何点もあった

まず計量の時間が前日になり4時間遅らされた事

WBAが用意した秤にクレームをつけ韓国側が用意した事

試合直前の亀田サイドの待機場所が従業員の通路だった事

3点だけでも選手が集中を乱すに十分

これを韓国側が意図的にやっていたのならあってはならない事だ

亀田興毅が苦戦した理由はそれだけじゃないかもしれない、全てを擁護する気はない

しかし 元プロボクサーとしては人為的な理由で実力の全てを発揮できないというのは
自分が戦う立場なら我慢できないし憤慨である

本来ならどこの国で試合をしても今回の様な事が起きてはいけない

どこの国で何人が戦っても双方にフラットな対応で行われなければいけない

日本は開催国としての対応は素晴らしいしラスベガスの様なビッグマッチが
開催される場所と比べても対応という点で言えば遜色ない

全ての国が同じ対応になれば海外遠征の際の地元びいき的な不安点が消え
どの国の選手達も積極的にチャンスを求め海外進出していくだろう

早くそうなってほしいし、そうしなければいけないと切に願う

今回の一戦を越えた亀田興毅の今後に期待したい

ゲーオvs梅野 再戦?

11/17の興業で9月に対戦したゲーオと梅野が共に出場

ゲーオはフランス人ジュリーンと対戦し2回KO勝ち

右フック、ハイキックでダウンを奪い圧倒的な勝利、どの体重でも動きがいいのはさすが

梅野選手は元ラジャ王者ゴンサヤームと対戦し3回KO勝ち

再起戦の梅野は開始から積極的に出てパンチとヒジで攻めてローを効かせてKO

テンポよく積極的に出て気持ちが前面に出た良い動きでした

梅野選手が試合後 ゲーオと再戦したいと表明

今回がルンピニー認定ランキング査定試合で勝利してルンピニーランキングに
入る可能性がある梅野選手はルンピニーランカーとの対戦に向かうと思ってました

しかし ゲーオとの再戦を求めてるところに梅野選手の「男気」を感じました

一度KO負けした相手と再戦するというのは恐怖感が伴うもの

二度目も負ければそれこそ自信は砕かれ精神に消えない傷を負う事になる

それでもやるというのはあの敗戦に対して相当激しい感情があるという事

ゲーオvs梅野 �が実現し梅野選手がゲーオ超えを果たせば一気に伸びるかもしれませんね

梅野選手の真価が問われる試合 ぜひ実現してほしい

2013年11月19日火曜日

ルンピニー挑戦 ルンペットvs一戸

17日に行われた日本初のルンピニー王座挑戦試合 ルンペットvs一戸

タイ人以外ではフランス人2人しか奪取してないルンピニー王座に挑んだ一戸総太

結果は完敗 ルンピニー王者ルンペット強かったですね!

判定3−0でしたがその通りの内容だったと思います

パンチとローキック主体で攻める一戸にルンペットは組ついての膝

この首相撲からの膝に試合全体 一戸はつかまり対処出来なかった印象

時折 一戸のパンチも入りますがそれより遥かにルンペットの膝が有効でした

終盤は一戸が首相撲を嫌がればミドル、打ってくればまた首相撲と完全に封じ込めたルンペット

やはりルンピニー王者としての強さはかなり感じました

相手に有効だと感じる部分が見つかれば徹底的に使って追い込んでくる

何の格闘技の王者でも強い王者はそういうものです

そういう王者の貫禄を見ました

やはりムエタイの頂はまだまだ高いなと感じた一戦でした

一戸選手 今回はルンピニー王座に届かなかったけど追いかけてほしいと思います

これからもルンピニー王座に挑む日本人が増えていつの日か奪ってほしいです。

2013年11月15日金曜日

適正体重

10日 ボクシング4階級制覇のノニト・ドネアが再起戦を行った

相手は元世界王者で一度倒してるダルチニアン

予想はドネアが有利

しかし現実の試合は予想とは違った

試合は9回TKOでドネアがダルチニアンを倒した

しかしそこまでの採点ではダルチニアンがリードしていた

初回から動きが重くキレがない

ダルチニアンのパンチがリズムよくドネアをとらえる

自分はドネアはフェザー級の体重に対応できてない様に見えた

体も締まってはいなかった

体格や骨格に基づいた適正体重というモノは必ずある

外人は複数階級制覇を目指すからその枠をよく越える

自分はドネアのベストウェイトはバンタムかSバンタムだと思う

モンティエルや西岡との試合のドネアは本当に強く速かった

それが今回の試合では感じなかった

今後 微調整をしてパフォーマンスを向上させるかもしれない

もし動きが変わらなかったらフェザー級王者クラスには勝てないと感じてる

5階級制覇に進み質を落としたドネアより自分の体はSバンタムだと
理解してるリゴンドーの方が好感が持てる

2013年11月12日火曜日

11/17 ルンピニー戦 一戸は歴史を作るか

11/17にディファ有明でWPMFスーパーバンタム級王者 一戸総太が
日本人として初めてタイの二大王座 ルンピニー王座に挑みます

ルンピニーSバンタム級王者 ルンペット・ガイヤーンハーダオに挑戦です

ラジャダムナンのタイトルマッチは今まで日本で何度も開催され日本人王者も生まれた

しかしルンピニーには日本人は挑戦すら誰もしていない

日本人では誰もした事のない勝負に挑む一戸

かなり不利だとは思いますが新しい歴史を作れるか

今まで歴史を作ってきた選手達はこういうギリギリな勝負に勝ってきた

一戸総太が同じ様に歴史的アップセットを起こせるか

自分は結構注目しています

こういう大勝負に挑む選手には好感が持てるので個人的には頑張ってほしいです

5日後 歴史は動くのか。

2013年11月11日月曜日

山中選手の決定率!

昨日 両国国技館で行われたWBC世界バンタム級TM 山中vsゲバラ

王者 山中選手 9回TKOで5度目の防衛となりました

いつも観ていて思うのは山中選手の決定力の高さ

山中選手は全体的に空振りが少なく打ったパンチが高い確率で相手に届いてる

相手はRを重ねるにつれてじわじわと効いてくる

そこにとどめの一撃がズドンと入りKO

このパターンを山中選手は誰にでもやってるので凄いです!

対応力が高いのと自分もパンチをあまりもらわないので出来る事

KO率が高いのはパンチ力が強いだけでなく積み重ねる場合もある

山中選手は間違いなく積み重ねるタイプのKOパンチャー

パンチがあるのに堅実、そういうタイプが一番相手は怖い

山中選手はそういう王者になり更に進化してる

バンタム級にはWBA亀田興毅、WBO和毅という日本人対抗王者もいる

一度対戦してる元日本王者 岩佐の様な下から狙うタレントも多い

この先 バンタム級がどうなるか非常に楽しみです

自分はこの階級の国内ランカーだったので余計に思い入れが強いかもしれない

2013年11月4日月曜日

GGG ゴロフキン 9連続KO防衛

3日 米国NYで行われたWBA世界ミドル級TM ゴロフキンvsスティーブンス

強打者同士の戦いになりましたがやはり格が違いました

ゴロフキンが2Rにダウンを奪い、その後も打ちまくり圧倒し8R終了時TKOで9連続KO防衛

アマチュア345勝5敗 世界選手権 金メダル アテネ五輪 銀メダル
プロでも28戦全勝(25KO) 世界戦10連続KO勝利

まだまだ底を見せてない怪物王者ゴロフキン

今 ボクシング界で全階級通じて一番気になる選手かもしれません

ゴロフキンの強みは強打ですが一番怖いのは強打に頼った戦い方じゃないところです

ただ振り回してくるだけの選手なら慣れてくればカウンターも取れる

しかしゴロフキンはしっかりとジャブ、ワンツーからフック、アッパーと繋いで
強打を単発ではなく連打で打ち込んでくるから相手からしたら相当厄介ですね

更にアマチュア経験も多く基礎や技術もしっかりして打つ時も守る時も軸がブレない

ディフェンスもしっかりしてて打たれないので付け入る隙がない印象です

破壊力+技術で勝ち続けるゴロフキンがピンチに陥った時にどうなるか観てみたいです

今後はビッグマッチを求めていくと思いますが相手は誰になるのか注目です

WBC王者マルティネスはじめミドル級の他団体王者なのか

それともメイウェザーやウォードの様な別階級の強豪王者か

ミドル級は日本の村田涼太もいる階級で楽しみが尽きない

個人的にはゴロフキンにミドル級統一してから次のステップに進んでもらいたい

重量級を盛り上げる本格派王者ゴロフキンに今後も注目したい。

2013年11月3日日曜日

野村忠宏に感じた躍動感

柔道 五輪3連覇の野村忠宏が今年の講道館杯全日本体重別選手権を怪我により辞退した

アトランタ、シドニー、アテネで史上初の柔道3連覇を成し遂げた野村選手の柔道は凄かった

強靭な肉体から繰り出される技は躍動感があり力と速さが溢れていました

初めて野村選手を見た時に他の柔道家とは違う何かを感じました

投げ技とは思えない鋭利な瞬発力、打撃に似た破壊力を帯びていました

未だに他の柔道家には感じた事のない感覚でした

野村選手は練習もしっかりしていると思いますが集中力が増した状態の時は
一瞬の閃きの様なセンスフルな柔道でそういう時は手がつけられませんでした

その野村選手も北京五輪の代表を逃してからは選手として苦しい時期が続いてます

復活を期していたはずの講道館杯の出場断念はかなり痛いアクシデント

スポーツや格闘技の選手に必ず訪れる衰えという名の落日

頭では理解していてもいざそれを目の当たりにするのは心苦しいものです

個人的感情で言えば野村選手のもう一度輝く姿が観たいです。

2013年11月1日金曜日

パッキャオxブラッドリーxプロボドニコフ

11月24日に約一年ぶりに再起戦を行う元6階級制覇王者マニー・パッキャオ

早くも来春の次戦の話が出てました

今回対戦する元ライト級王者ブランドン・リオスも強い相手なんで油断大敵ですけどね

しかしパッキャオが動きながら打つ本来のボクシングが出来れば勝つと思います

来春の試合相手の候補に上がってるのは二人

WBO世界ウェルター級王者ティモシー・ブラッドリー

WBO世界Sライト級王者ルスラン・プロボドニコフ

ブラッドリーになれば去年以来のリマッチ、パッキャオにはリベンジ戦

プロボドニコフになればパッキャオは7階級制覇に挑む事になります

どちらも話題性があっていいです

ブラッドリーとの試合はパッキャオが勝ってたという声も少なくなかったので
両者にとって決着をつけてスッキリしたいところ

プロボドニコフとの場合はどちらもトレーナーが同じフレディ・ローチというのがネックか

個人的には7階級制覇を狙ってプロボドニコフとやってほしい

前例のない大記録を打ち立てて引退してもらいたい

まずはリオス戦だがしっかり勝って更なるビッグマッチを実現してほしい!

2013年10月28日月曜日

ラジャ王者シリモンコンの貫禄

27日 行われたラジャフェザー級王者シリモンコンとKCJ王者 瞬太の試合

シリモンコン ラジャダムナンフェザー級王座に長く君臨してるだけあって上手かった!

首相撲からの肘、相手の腕をロックしての肘、そこからの左右ミドル

瞬太選手から着実にポイントを奪いダメージを与えました

自分にはなぜ両者の試合が組まれたのか疑問でした

瞬太選手はシリモンコンに挑むだけの選手なのかな?と感じました

シリモンコンが本気で倒しに言ってた様にも感じなかった

KCJスーパーフェザー級王者というのはどの位のレベルなのか

自分にラジャ王者に挑む選手には見えなかったです

シリモンコンはラストRは流していました

挑戦するなら完全に本気にさせてほしいなと思います

ラジャやルンピニーの王者に挑むならランキングにしても力量にしても
しっかりとした挑戦者としての基準を設けてほしいです

シンプルに強い王者と強い挑戦者との試合が観たいです

勝てない相手に挑むのは勇敢とは言えないと自分は思っています

力をつけて上まで上がった人間のみが王座に挑戦者出来る

厳しい様ですがそれが格闘技の唯一にして絶対的公平条件

タイ人王者に挑む日本人選手には挑む為の本当の「力」を身に付けてもらいたいと思います

ホプキンス 48歳9ヶ月で防衛成功

バーナード・ホプキンスがまた記録更新しましたね

前回48歳1ヶ月で無敗のクラウドからIBF世界ライトヘビー級王座を奪いました

今回はその王座を48歳9ヶ月で初防衛に成功

ボクシング自体は昔より確実に省エネになって経験値を最大限使うボクシング

でも48歳のボクサーが普通に12R動けてる事に凄いと思います

今回は後半倒しにいって最近では前に出るボクシングしてましたね

あの年齢で遥かに若いボクサーを下す力の原動力は何なのか

自分が思うのは徹底した自己管理なのかなと思います

4団体統一したミドル級から2階級上げても変わらない体型、押し負けない体力

自己管理なしでは絶対ありえないですし48歳だからこその努力があるはず

若いボクサーと違いペースの上げ下げのない大人のボクシングですが
あれもボクシングの一つの形なのかなと思います

それも勝ってるから言える事でホプキンスは結果を出していますからね

ベテランという言葉すら当てはまらない長寿王者ですが何歳まで戦い続けるのか

怪我や病気がなく引退してほしいと思います

2013年10月24日木曜日

タイソンに感じた衝撃

小学生の頃 マイク・タイソンの全盛期の試合映像を初めて観た

とにかくインパクトが強くてこんなに強い人がいるのかと唸ったのを覚えています

タイソンはパンチ力だけでなく相手を追い詰める脚力、スピード
相手のパンチをかわして潜り込むディフェンスから攻撃の繋ぎの速さ

色んな強さがあるのがボクサーになってから解った

しかし小学生だった自分でも理解できる圧倒的なスケールと強さがタイソンにはあった

何も解らない素人にも「強い」と思わせてしまうのが本当の強さなのかなと思ったりもする

素人には解らない目に見えない強さがあるのも事実だが全盛期のタイソンは誰もが強いと言った

タイソンの試合を見てヘビー級は凄い世界だと強く感じたが最近のヘビー級の試合は違う

ヘビー級4団体王座を独占するクリチコ兄弟もエキサイティングな場面が多く作れない

元ボクサーの自分には本当に物足りなく感じてしまう

今この時代にデビューした頃のタイソンの様に衝撃的な選手が現れてほしい

今のところ そういう選手はいませんが....

2013年10月21日月曜日

UFC166 ヴェラスケスvsドス・サントス

UFC166でのヘビー級タイトルマッチ
ヴェラスケスvsドス・サントス やっと映像で観れました

王者ヴェラスケス圧勝で防衛!

ヴェラスケスは元ボクサーの自分から見てもパンチ上手いです

攻める時の豪快なワンツーからの連打、攻めこまれてクリンチ際のジャブ

場面ごとでパンチの使い方が上手かったです

パンチでドス・サントスにダメージを与えてたので片足タックルや腰タックルも決まる

ドス・サントスも強いですが今回はヴェラスケスが大きく上回り完勝でしたね!

今回のヘビー級タイトルマッチを見て動けるヘビー級って凄いなと思いました

MMAは立ち技も寝技もあり身体全体を使うからか身体能力高い選手が多いですね

ボクシングやキックのヘビー級選手より確実に身体能力高いですね

その身体能力から繰り出される力や速さは更に凄いですね!

UFCの試合を観てると心技体揃った選手が多いし、それがないとないと生き残れない世界です

改めてUFCは過酷な世界だと思うし、そこで勝ち抜く選手にはリスペクトを感じます!

2013年10月19日土曜日

自分の常識を壊したミルコ・クロコップ

初めてミルコを見たのは1999年のマイク・ベルナルド戦

強靭な身体、バランス、パンチ力、一撃必倒の左ハイキック、強いなと釘付けになりました

きっと上がってくる選手だと感じた直感通り、その後 ミルコは一気にK-1で台頭した

そして2001年 ミルコは自分の中の常識を壊した

強打を持ったストライカーも総合格闘技系の選手には勝てない、捕まったら終わり

そう思っていた、ミルコが藤田と初めて総合ルールで戦った時も勝てないだろうと思った

しかしミルコは藤田のタックルを何度も切り膝を合わせ裂傷を負わせ続行不能に追い込んだ

その試合からミルコは世界最高峰の打撃を持ったMMAファイターに進化していった

試合を見る度に自分の思い込みは壊れていった

ヒョードルやノゲイラとの戦いは本当に見応えのある試合は最高だった!

強敵達との戦いを潜り抜け2006年 PRIDE無差別級GPを勝ち抜き総合タイトルを手にした

自分はボクサーだったので打撃出身選手がPRIDE王者になった事が誇らしく感じました

立ち技のトップ選手が本格的なMMAファイターに進化した初めての例ではないかと思う

UFC参戦は全盛期を過ぎていたり怪我で結果を出せなかったがミルコの
戦い続ける姿勢は同じ格闘技者として素晴らしいと思う

2011年 キックボクシングに復帰してK-1 WORLD GP2012で優勝

K-1初参戦の1996年から17年経って38歳で初のK-1世界王者になった

元々K-1で強くなった選手が異種の分野で世界王者になった後に戻ってきて
再度挑戦し世界王者になるというのも珍しい例ですね

ミルコももう若くないのでもう現役としては晩年だろう

でもミルコは数々の激闘で夢を見させてくれた選手だった

左ハイでK-1でも総合でも豪快に倒すミルコが自分は好きでした。

2013年10月17日木曜日

OPBFスーパーバンタム級王者 和氣慎吾

東洋大平洋スーパーバンタム級王者 和氣慎吾

一般の人はまだ知らないかもしれないがこのボクサーは近い将来 世界に打って出るホープ

去年 日本と東洋大平洋のランクに入ったがそれまでは4敗してる

能力は高いが発揮しきれないというか開花しきれてない印象だった

それが一気に開花したのが今年の3月の東洋大平洋王座挑戦

王者はそれまで無敗で世界ランクにも入ってた小國以載

元トップアマで技巧派の小國に対し和氣は初回から果敢に攻めて試合を支配した

痛烈なダウンも奪い小國を10回TKOに追い込んだ

不利の予想を覆し圧巻の王座奪取

初防衛戦では世界ランカーを倒し今月行われたV2戦では東洋1位を一方的に倒した

ランク入りしてすぐのタイトルマッチの重圧を力に変え飛躍を遂げた

そういう爆発的な変化に格闘技の醍醐味を感じる!

和氣選手は敗北を越えて這い上がった選手

無敗のホープより遥かに執念や怖さを感じる

経験も積んだホープの勢いがどこまでいくのか楽しみです

スーパーバンタム級は世界的に見ても激戦区階級である

そこに和氣選手の闘犬の様な気迫とソリッドなパンチで風穴を開けてほしいなと願う

リーゼントボクサー和氣慎吾に注目したい。

2013年10月15日火曜日

元ラジャ王者 石井 再起 「あと2戦で引退」

13日 後楽園ホールで前ラジャダムナンSライト級王者 石井宏樹選手が再起

ラジャダムナン王座を奪取し外国人として初めて防衛(2度)も成功した石井選手

3月に王座陥落し7ヶ月ぶりの試合

試合は左ハイでKOと危なげなく再起を飾りました

試合後 本人からあと2試合で引退と発表がありました

自分はあと2試合 誰とやるのか、どこに向かうのか凄い気になりました

ラジャダムナン王座というキックやムエタイの選手なら誰もが目指す王座を獲得し防衛もした

それがどれだけ大変な事か、格闘技関係者は知ってる

選手としてはもう十分証明したとも言える

ならばあと2試合 何を見せるのか?

石井選手が言った集大成とは何か?

皆 そこが気になってるはず

あと2試合でまたラジャダムナンやルンピニーの頂点を目指すのか

それとも集大成とは王座ではなくまた別の何かなのか

一度頂点に立った石井宏樹という元王者がどういう選択をするのか気になる

好きな選手だからこそ後悔のないラストを迎えてほしいと願います。