2014年9月30日火曜日

9/27 修斗世界フライ級TM 室伏vsのび太

9/27 後楽園ホールで行われた修斗世界フライ級TM

王者 室伏シンヤの初防衛戦 挑むのは世界1位 内藤のび太

いつもジャイアンと会場を沸かせる色物ファイターのび太だがプロ7戦全勝で世界1位まで来た実力者

しかし予想では倍のプロキャリアを持つ世界王者 室伏が勝つのではないかという声が多かった

結果は5Rスリーパーホールドでのび太が室伏からタップを奪い勝利 新世界王者となる

試合は1Rと2Rは王者 室伏が優勢
長身から繰り出されるパンチとキックでのび太に打ち込みタックルからバックを奪いパンチを浴びせる

両Rともにのび太がバックから背中に乗られて後ろから室伏のパンチをもらって守勢に回る展開

流れが変わったのは3R のび太がテイクダウンして室伏をグラウンドの攻防に引きずり込む

フロントチョークやアームロックを仕掛けながら常に良い位置をキープしじわじわと室伏を攻める

4Rものび太がパンチで攻め込みながらテイクダウンして引き続きグラウンドで室伏を削る

室伏のタックルをことごとく切って上からパウンドを落としたりと完全にのび太ペース

5R 押せ押せムードののび太が室伏のタックルを切り逆にテイクダウン
フロントチョークや上からのパウンドで室伏を攻め立て残り30秒でチョークを仕掛け残り3秒で室伏がタップ

前半と後半で流れが変わり両者の強さが見えた好試合でした

自分は今年のプロ修斗の試合の中でベストバウトだったんじゃないかなと自分は思いました

のび太は打撃はそこまで強くないですがテイクダウン能力やグラウンドでの技術は凄いなと感じました

見た目は色物、でも実力は本物 修斗に面白い世界王者が誕生したので今後が楽しみですね!

海外の強豪とも戦い内藤のび太の名前を世界に広めてほしいです。

2014年9月26日金曜日

11/15 大和哲也 WBCムエタイ世界王座挑戦

ムエタイで楽しみな一戦が決まりました

WBCムエタイインターナショナルSライト級王者 大和哲也選手が11/15 WBCムエタイ同級世界王座に挑戦決定

WBCムエタイ世界Sライト級王者はサゲッターオ・ペッパーヤータイ

キャリアは200戦以上を誇る本場タイの古豪で今まで獲得してきた王座は↓

ラジャダムナン フェザー級王座
ルンピニー フェザー王座
ルンピニー Sフェザー王座
ルンピニー ライト級王座
WPMF世界ライト級王座
WBCムエタイ世界Sライト級王座 等々

そしてこの世界戦はリマッチです
2013年5月 ロサンゼルスで大和選手はサゲッターオに挑戦し優勢でしたが肘によるカットで逆転4RTKO負け

その後 米国での強豪ケビン・ロス戦、日本での怪物 野杁戦と激戦を競り勝ち世界王座再挑戦まで辿り着いた

更に経験値が上がり大和選手の強さは上がってるので今回はぜひ奪ってほしいです

K-1MAX63kg級トーナメント優勝
NJKFライト級王座
WBCムエタイ日本ライト級王座
WBCムエタイ日本Sライト級王座
WBCムエタイインターナショナルSライト級王座

ライト級、Sライト級で国内トップに君臨し海外の強豪とも多く戦いながら世界へ近づいてきた大和選手

11/15 後楽園ホールでのWBCムエタイ世界王座 2度目の挑戦は集大成になりそうですね

ルンピニーと同じくWBCムエタイ世界王座もまだ日本人は誰も奪っていません

あの緑のベルトを大和選手が勝ち取ってくれる事を期待しています。

2014年9月23日火曜日

9/21 M-FIGHT シントンノーイvs梅野

9/21 ディファ有明で行われたM-FIGHTで注目してた試合がありました

ルンピニースタジアム ランキング戦

ルンピニーSフェザー級6位 シントンノーイ・ポーテラクン vs WBCムエタイINスーパーフェザー級王者 梅野源治

結果は5R判定で1-0(一人は梅野)でドロー

ドローでしたが実力者同士のレベルの高い試合でした

初回 梅野選手のシントンノーイの右足へローが有効でした、ローを蹴ってからパンチと肘に繋げるコンビネーション

攻撃のリズムがいいなと感じました

2回に入るとシントンノーイのプレスが強くなり左ミドルや首相撲からの膝で反撃

しかし梅野も下がりすぎるロー、パンチ、ミドルを返しシントンノーイ得意の首相撲でも逆に肘を返す

3R シントンノーイは重い左ミドルを連打、梅野はローからワンツー、肘

更にスイッチしてパンチからミドルと3R位から梅野選手の攻撃が多彩になってくる

R終盤にはシントンノーイのミドルをキャッチしてパンチと肘をヒット

4R 梅野がシントンノーイのミドルをブロックしてパンチをヒット

首相撲でも肘を入れ離れると左ミドルからパンチを打ち込み優勢、このRが一番明確に取ったと思います

シントンノーイもこのRは結構効いてました

5R シントンノーイが前進し左ミドル、左肘を打ち込む

ロープに押し込まれた梅野もロー、パンチ、肘を返しヒットを許さない
逆に体を入れ替えて肘、左ミドルを打ち込む

ラスト1分は両者流し試合終了

映像を3回観て梅野選手が勝ったと思いましたがまさかドローとは....

シントンノーイの攻撃力に梅野選手 下がらされるかなと思いましたが下がらず逆に攻撃を返してたのはさすがでした

1R、3R、4Rは取ってたので梅野選手の勝利でもおかしくない試合でした

ルンピニー フェザー級元王者で今も現役ランカーのシントンノーイに十分勝ってたと思います
梅野選手 改めて強いなと思いましたし可能性を凄く感じましたね!

ルンピニーランキング入り、王座挑戦を期待したいです

良い試合でした。

9/20 SB Sライト級王座決定戦 鈴木vs平井

9/20 後楽園ホールで行われたSHOOTBOXING 日本Sライト級王座決定戦

S-cup65kg日本トーナメント2013を制した前SB日本ライト級王者 鈴木博昭がSライト級3位 平井と決定戦

結果は1回TKOで鈴木が勝利してSB日本王座2階級制覇

実力差がハッキリと出た試合でした

初回から鈴木がガードを固めながら前進しプレスをかけながらローや前蹴りで平井を下らせて左ストレート

踏み込みの深いストレートが平井にヒットして更に鈴木のペースが上がる

平井の左ジャブに右ジャブ、右フックをかぶせて左ストレートまで繋げるコンビネーションが上手かったですね!

1R後半 鈴木の右フック→左ストレートが直撃して平井ダウン

終わったかと思う位のダウンでしたが平井選手 よく立ったと思います

再開後 鈴木の怒濤のラッシュで平井が崩れ落ち1R終了と同時にTKOとなりました

国内で最高レベルの選手が集まったトーナメントを制し海外の強豪を何人も倒してきた鈴木選手の力は
もう日本ランカーで止められるモノではなかったですね

改めて国内最強を示した鈴木選手
出場が決まってる11月30日 S-cup2014世界トーナメント制覇に期待ですね

シーザー会長は鈴木選手の初戦に6月に敗れたRISEライト級王者 イ・ソンヒョンとのリマッチを組む意向

リマッチとなれば鈴木選手の気合も違うし会場も盛り上がりそうですね

S-cup2014世界トーナメントは下半期の格闘技ビッグイベントの一つ

11月 日本人S-cup世界王者 誕生に期待したいです。

2014年9月22日月曜日

UFC JAPAN 2014 ミーシャvs中井りん

9/20 UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2014

UFC女子世界バンタム級3位 ミーシャ・テイト vs パンクラス女子バンタム級王者 中井りん

アジア人女性初のUFCファイター中井りんが強豪ミーシャに挑んだ一戦

結果は3R判定でミーシャの勝利

この試合は総合力と場数の差がかなり出ました

まず打撃力の差

初回からミーシャのパンチを食らい流れが悪くなってしまいました

離れればパンチ、キックで突き放し中井がタックルにいけば切って膝や肘で更に削る

組んだ時や倒して寝技の体勢からの肘が上手かったなと感じました、あれで中井は結構ダメージ負ってました

打撃じゃ勝てない中井はテイクダウンを取りにタックル仕掛けますがそれもしっかり切ってくるのはさすが強豪ミーシャ

切るだけでなくカウンターの膝とか合わせてくるんで怖いですね....

パンクラスではフィジカルの強さで勝ってましたし今回も身体の力は中井のが強かったと思います

でもそのフィジカル力を発揮させない技術がミーシャにはありました

後半 ミーシャがスタミナきつそうでテイクダウン取れそうな時もありましたが時すでに遅しでしたね....

中井りんにミーシャと打ち合える位の打撃力があったらタックルも決まったと思うし流れは変わってました

今回は敗れましたがUFC初戦でミーシャとやった経験は必ず今後に活きるはずなので這い上がってほしいです

磐石の内容で勝利したミーシャ 3度目のラウジー戦はあるのかも注目ですね

米国とアジアの女子格闘技のレベル差をまざまざと感じた試合でした。

2014年9月21日日曜日

UFC日本大会2014 ジュリーvs五味

9/20 UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2014

UFC世界ライト級9位 マイルズ・ジュリー vs 元PRIDE世界王者 五味隆典

UFC4勝4敗の五味選手がUFCランカーに挑んだ一戦

結果は1回1分32秒 TKOでジュリーが勝利

あまりにも早い結末でした

試合開始から五味選手は勢いよく出てパンチで攻めながらプレスをかける

スイッチしながら前に出る五味選手の動きに調子は悪くないのかなと思いました

しかし一方でジュリー とても冷静でした

五味選手のブレスやパンチにも落ち着いてジャブやミドルで距離を詰めさせていなかった

「これは五味選手 距離詰めるの大変そうたな」と思った矢先でした

ジュリーの左のフェイントからの右ストレートが直撃、五味選手 後ろに弾き飛ばされダウン

そこにジュリーが上からパンチ連打を打ち込んだところでレフェリーが止めてTKO

今回 五味選手の調子が良かったのか、悪かったのかも解らないうちに終わってしまいました

ジュリーは1分半 動きを見ただけで間違いなく強い選手で五味選手が長引いても勝てたかは解りません

でももう少し長く五味選手の戦いを観たかったです....

今回の試合に五味選手が懸けていたのが解るからこそ残念です

でも結果は結果、一瞬のチャンスをしっかり活かして効かせたジュリーが強かったというのが全て

改めてUFCのレベルの高さを痛感した試合でした

UFC JAPAN 2014 ハントvsネルソン

9/20 埼玉SAで行われたUFC FIGHT NIGHT JAPAN 2014

メインはヘビー級ランカー対決 8位 マーク・ハント vs 9位 ロイ・ネルソン

結果は2回KOでハントが勝利

殴り合いでのKOが多い両者なので真っ向勝負の打ち合いになるかと思いましたが実際は少し違いました

ハントは常に突っ込みすぎず自分の距離で戦ってました

ハントは右ロー、左ミドル、フック強振 ネルソンはパンチで攻めながらタックルでテイクダウンを狙う

お互いパンチを強振し合う展開でも落ち着いて自分の距離でパンチを打ち込んでたのはハント

次第にハントのパンチのヒット率が上がっていきネルソンはダメージが蓄積していく

2Rに入ると更に流れはハントに傾きネルソンはダメージからか後退していく

そしてハントが左ジャブ連打でケージ際に追い詰めて豪快な右アッパーがネルソンの顎に直撃

打ち合いにはならずハントの完勝でした

ハントの動きを見ていてK-1で戦ってた時とUFC参戦後の動きの違いを感じました

K-1の頃は豪腕に任せ打ち合うのみでしたがUFCではテイクダウンがあるので間合いを取り無駄打ちをしてない

昔よりローやミドルの蹴りも出る様になった

相手のタックルに対しての防御も上手くなり今回もネルソンのタックルもよく切ってました

今回のヘビー級巨漢対決は技術的に向上したハントの完勝でした!

ハントのUFCヘビー級上位ランカーとの対戦や王座挑戦実現に期待ですね。

2014年9月17日水曜日

9/16 井岡一翔 再起戦

5月 3階級制覇を狙いIBF王者アムナットに挑み敗れプロ初黒星となった井岡一翔が昨日 後楽園ホールで再起戦でした

相手はWBA14位 パブロ・カリージョ

現役世界ランカーとのハードな再起戦も結果は10R判定で井岡が勝利

3階級制覇 再挑戦に向けて前進した

今回の試合 初回で井岡選手の変化に気付いた

前傾姿勢で重心が低い、以前よりファイターに近いスタイルになっていた

そこからのジャブ、左右ボディからの顔面への右フックと打ち込み中盤から後半 カリージョを追い詰めた

しかし、井岡選手の動きに違和感を感じた

前傾姿勢にしたせいかパンチの繋がりが悪く以前より回転が遅い、手数も勝負所でも増えない

明らかに変更したスタイルに順応しきれていなかった

ファイター型が悪いとは言わないが井岡選手は一発のパワーで倒すタイプではない

キレとタイミングで倒すタイプのボクサーなので距離が近すぎると強さは半減すると自分は感じてます

昨日の試合 中間距離で機能してたパンチはジャブだけであとはボディやフックの至近距離のパンチだった

もし ファイター型でいくのなら手数をもっと増やしジャブからの繋ぎや回転を上げなければ厳しいと思います

フライ級の世界王者は強豪揃いでまさに群雄割拠

WBC王者 ロマゴン WBA(S)&WBO統一王者 エストラーダ WBA(R)王者レベコ IBF王者 アムナット

これから強豪王者に挑み勝つには更なるレベルアップが必要になる今 スタイル改造は吉か、凶か

世界2階級を制してきた井岡一翔でさえも簡単にはいかないであろうフライ級王座奪取

今 ボクサーとして正念場に立たされてる井岡一翔の更なる進化に期待したいと思います

2階級を制してきたボクサー型と今 試行錯誤してるファイター型がMIXされて幅が広がれば面白いなと思います。

2014年9月15日月曜日

9/13 BOXING メイウェザーvsマイダナ 2

9/13(現地時間)にラスベガスで行われたBOXING世界戦 メイウェザーvsマイダナ 2

メイウェザーの持つWBCとWBAの世界ウェルター級王座とWBC世界Sウェルター級王座の3冠がかかった世界戦

前回 5月の対戦ではポイント的にはメイウェザーでしたがロープに詰められる場面も多く
印象的には快勝とはいえずダイレクトリマッチとなった因縁の決着戦

注目のリマッチでしたが蓋を開ければ見えたのはPFPキング メイウェザーの強さでした!

今回は序盤から常に足を使い簡単にロープに詰めさせない

そして上下にジャブを打ち込みマイダナの前進を止めて、それでも入ってくるとカウンターで迎撃

今回の試合は5月の試合よりカウンターの精度が高くマイダナが強引に入っていけない

ロープに詰められた時も5月の試合と違い上体だけでなく足も使い時にはクリンチもしてすぐ体を入れ替えて回避

攻撃もジャブだけで終わらず序盤から重点的にボディを攻めて終盤11Rも左右ボディを効かせマイダナの動きを止める

前回の試合を基にマイダナ対策をかなりしっかりしてた感じでしたね

メイウェザーは対応力や学習能力が高いのでやはりリマッチに強い

マイダナの強さは相討ち覚悟で突進し強打をねじ込むブルファイト
その良さは相手をロープに詰める事で最大限発揮される

しかし、今回はメイウェザーの技巧により突進を封じられ多くの時間、中間距離での戦いを強いられた

中間距離での技術はメイウェザーのが遥かに上なのでマイダナは多くのポイントを失いダメージを負った

改めてメイウェザーの総合力の高さを痛感したのとマイダナの突進戦法の様になかなかいない型でも
2度目はメイウェザーには通じないんだなというのも感じた試合でした

マイダナは前進してもパンチが当たらずロープに詰めたらクリンチで止められ要所でジャブやカウンターが
飛んでくる展開で追うファイター型が一番ストレス溜まる展開に追い込まれてました

やはりメイウェザーはさすがPFPキングだなと思ってしまう試合でした

現時点では世界一のブルファイターと言ってもいいマイダナに連勝して改めて最強を証明したメイウェザー

引退まであと2試合 誰と戦うのか

一ファンとして楽しみに待ちたいと思います。

2014年9月13日土曜日

吉田沙保里 世界V15

11日 ウズベキスタンで行われたレスリング世界選手権で吉田沙保里選手が53kg級で優勝

これで世界選手権12連覇、アテネ、北京、ロンドンと五輪3連覇を加え15度目の世界一

更に今までの55kg級がなくなり53kg級に転級しても変わらずの強さを見せつけた

12年で15度の世界一、本当に素晴らしい事です

20歳で世界一になり12年、レスリングの世界では知らない者はいないベテランであり強豪

年々育つ世界中の若手にも負けず高き壁として君臨し続けてる

12年経ち32年経ち競技者としても、プライベートでも色々な変化があったはず、良い事も辛い事も

しかし吉田選手はどんな変化にもブレず結果を出し続けてきた

その強靭なメンタルは人としてもアスリートとしても尊敬に値する

どの世界でも世界一になるのは難しいが更に難しいのは世界一の地位に居続ける事

その困難な事を成し遂げ続けている吉田選手を同じ日本人として心から尊敬する

吉田選手が2016年 リオ五輪、2020年 東京五輪とどこまでいくのか個人的に楽しみです。

2014年9月10日水曜日

10/4 VTJ 6th リオン武 vs ISAO

10/4 大田区総合体育館で行われるVTJ 6th

その中で個人的に注目カード

元修斗世界ライト級王者 リオン武 vs パンクラス ライト級王者 ISAO

ISAOはキング オブ パンクラシストとして連戦連勝でパンクラスのエースと言われる存在

3月には修斗世界ウェルター級王者 弘中を下し団体王者対決を制している

対するリオンは修斗世界ライト級王者となり数々の激闘を制し海外での試合も経験してるベテラン

しかし現在4連敗中で崖っぷちの状態

予想は間違いなくISAOが有利

この試合はリオンの頑張り次第で大きく変わると言える

だからこそ注目はリオン

34歳になったリオンは引退をかけ26歳の若き王者ISAOに挑む

試合の勝ち負けではなく現役でいられるかどうかを懸けての勝負

そういう立場の人間の気迫や執念は時に普通ではありえない力となる

そういう戦いをリオンに期待したい

若き王者が経験した事のないモノをぶつけてほしい

そういうベテランにしか出せない力や技が格闘技にはある

その位の気迫がないとリオンはISAOの若さの勢いに倒されるだろう

リオンの数々の激闘を見てきた者としてはもう一度猛々しい姿が見たい

10/4 強敵を打ち倒していた時の様なリオンが戻ってくる事を願う。

2014年9月8日月曜日

9/5 BOXING 村田vsメキシコ王者ルナ

9/5 W世界戦のアンダーカードで行われた村田選手 プロ5戦目

相手はメキシコ ミドル級王者 アドリアン・ルナ

結果は10R判定で村田選手が勝利

しかし プロ入り初の判定決着となり内容も課題が多く見つかるものとなった

今回の村田諒太は初回から何かがおかしかった

動きは固くパンチは上下の打ち分けも少なく大振り気味

前回までのボクサーファイター型に近い技術とパワーの合わさった動きは見られなかった

試合中 何度か強打を打ち込みルナの動きを止めてまとめる場面を作ったが後が続かなかった

力んだ攻撃を繰り返したのとルナの細かい連打をもらい後半失速

パンチ力やフィジカルの差でルナを押し込み勝利したが今回の村田選手には進歩は感じなかった

柔軟な相手に苦戦した2戦目に逆戻りしたかの様でした

個人的には今回 村田選手はコンディションが良くなかったのではないかと思います

試合前の恒例の米国キャンプで不調を報じられましたがそれを解消する事なく試合に臨んでしまったのではないか

体調が悪い様に見えなかったが前戦までより表情や動きから自信は感じなかった

試合を見ていて一番そこに違和感を感じた

アスリートは誰でも調子が上がらないスランプの様な時期はあります

そこで大事なのはその原因をしっかり理解する事です

村田選手の場合は今回は試合前からの不調を引きずってしまったメンタル的なモノなのか
それともアドリアン・ルナの技術に振り回されて消耗してしまったのか

そこをしっかりと理解して改善しなければ村田選手は6戦目へのスタートを切れないし世界は遠退くでしょう

プロ入り初の試練となりましたが勝って次に繋がった事を好機と考えて次戦で更に強くなって戻ってきてほしいですね

村田選手が目指す今のミドル級の頂点は日本人がなかなか体感する事すら出来ない高み

五輪を制した精神力でこの試練の局面を突き抜けて世界へ駆け上がってほしいと思います

村田選手ならそれが出来ると自分は思います。

2014年9月7日日曜日

9/5 BOXING世界戦 井上vsサマートレック

9/5 W世界戦のセミ WBC世界Lフライ級TM 王者 井上vs13位 サマートレック

結果は11回TKOで王者 井上選手が勝利、初防衛に成功

試合内容は井上選手の完勝でした

初回からサマートレックにテンポよくジャブ、ワンツー、左フック、左ボディと打ち込む

サマートレックが打ってくるとフットワークで外したりブロックでヒットを許さない

攻撃力高い王者 井上選手ですが上下の連打の中に組み込む左ボディはやはり強いですね!

4Rに右フック、6Rに左ボディでサマートレック ダウン

上でも下でもダウン取れるパンチの多彩さは井上選手の強み

序盤からサマートレックにダメージありましたが試合が長引いた要因は2つ

減量苦の影響で井上選手の動きが中盤から落ちた事とサマートレックの頑張り

明らかに完全じゃない状態で世界戦を戦うのは大変ですが今回は井上選手がそれを理解して
抜く場面は力を抜いて戦ってたのは上手かったし対応力高いですね

その対応力の高さが井上選手の一番の強さかなと思います

完全じゃない状態で試合をあれだけ支配できる事が凄いなと思いながら観てました

タフなサマートレックをしっかり倒して初防衛に成功した井上選手は王者を返上しフライ級に上げる意向

フライ級には強い王者ばかり

WBCは八重樫を倒したロマゴン WBA&WBOはエストラーダ IBFは井岡を下したアムナット

猛者揃いのフライ級に割り込んで王座を奪ってほしい

個人的にはロマゴンvs井上尚弥が凄く観たいです!

2014年9月6日土曜日

9/6 BOXING世界戦 八重樫vsロマゴン

昨日をWBC世界フライ級TM 八重樫vsロマゴンをTV観戦しました

結果は9回TKOでロマゴンが勝利し世界3階級制覇、八重樫選手は王座陥落

ロマゴンがミニマム、ライトフライと幾多の強者を打ち倒してきた強さを存分に発揮した試合

八重樫選手は序盤は動きながら仕掛け、3回のダウン後は果敢に打ち合った

しかし、全ての局面でロマゴンが圧倒し試合を支配

一発の重さ、最低限の手数で多大なダメージを与えるヒット率の高さ
前に出ながら八重樫選手のパンチをかわしたり、もらっても芯を外す防御の上手さ

本当に全ての面でロマゴンが目に見えて上回った

打ち合いを選択した事でRが進む度に八重樫選手はロマゴンの強打に削られていった

中盤からパンチをもらいふらつく場面が増えてくる

八重樫選手は気迫で打たれながらも耐えてしまうので一番ダメージ溜まるので心配です

最後はその気迫ごとロマゴンがなぎ倒してしまいました....

八重樫選手がトッブスピードで仕掛ければ勝つ可能性あるかなと思ってましたが
まさかあそこまで差があり圧倒されるとは驚きました

パンチ力、堅実なコンビネーション、固い守り、まさに世界最高峰の軽量級パンチャー

正直 今のフライ級ボクサーで勝てそうな選手は思い当たりません

日本の期待を背負った八重樫選手には残酷な夜になってしまいましたがこれも格闘技

世界最強の強さを見て感嘆し、その強さに真っ向勝負を挑んだ者の勇気に尊敬の念を感じた

そんな世界戦でした。