2014年5月29日木曜日

亀田ジム 再出発か?

昨年12月のIBF世界Sフライ級TMで亀田大毅の負けても防衛問題で
ライセンス失効中で国内で活動できない状態の亀田ジム(K3BOX)

ここにきて再始動の報道がされる様になってきた

会長不在の状態を打開する為に元協栄ジムで世界王者を育てたトレーナー大竹氏を新会長を要請

大竹氏が受任してJBCの審査が通れば亀田ジムのライセンスも復活し国内で活動が再開できる

水面下で帝拳ジムとワタナベジムが動いて大竹氏を推薦したとの話も

大竹氏が受任しジムをちゃんと監督管理すればJBCの審査が通る可能性は高い

この亀田ジム再始動の話の裏側にあるのは二つの大きな試合

WBA世界Sフライ級王者 河野公平(ワタナベ)vs3階級制覇王者 亀田興毅

この試合はWBAから指名試合としてワタナベ、亀田、両陣営に通達されている

ワタナベジムとしても日本人対決のビッグマッチを組みたいが亀田ジム失効問題がネックに

それで帝拳ジムに相談し大竹氏を推薦し亀田ジムのライセンス復活を計画したという話

更に帝拳ジムのWBC世界バンタム級王者 山中慎介vsWBO世界バンタム級王者 亀田和毅

帝拳ジムとしても日本人対決の統一戦は組みたいところなのでライセンス復活に尽力すれば
復活後 亀田ジムとの交渉も上手くいくというのが狙い

全てネットにも流れてますが正式発表はない話

しかし これが本当なら面白い話だと思う

亀田ジムが復活すれば2試合の日本人対決のビッグマッチ実現の可能性が高くなる

個人的にも二試合とも観てみたい

誰にでも過ちはあるし亀田ジムも倫理的によくない事をしてしまった

でもやり直すチャンスは誰にでも平等にあると思う

そのチャンスをもらう為にも亀田ジムはもう一度 公の場でしっかりと謝罪するべきだろう

その上でもう一度 再浮上のチャンスを自分達の手で掴みとってほしいと思う。

2014年5月26日月曜日

UFC173 バラオンvsディラショー

5/24 ラスベガスMGMで行われたUFCバンタム級TM 王者バラオンvs4位 ディラショー

結果は5回TKOでディラショーがバラオンを下し新王者に

自分はディラショーの技巧をバラオンのパワーで攻略すると予想してましたが完全に外れました

試合は初回からディラショーが豊富な運動量と攻撃の多彩さでバラオンを圧倒

バラオンはパンチやキックの強打を振るいましたが空回りさせられてました

ディラショーはスイッチを繰り返しながらパンチ、ロー、ミドル、ハイと攻撃が繋がる

スイッチしながらの左右ストレートと左ミドル、左ハイがかなり入ってました

打撃でかなりダメージも与えてたのでグラウンドも上手かった

初回 ディラショーの右フックでバラオンが吹っ飛んでダウンした後の
ディラショーのグラウンドでのパウンド連打はかなり効いてました

両者のスピード差はかなり感じました

ディラショーはケージ全体を動き回り攻撃してましたがバラオンはディラショーが
攻めてきて自分の間合いにいる時しか攻撃出来てない印象でした

前戦まで圧倒的な強さを誇っていたバラオンをあそこまで完璧に空回りさせるとは驚きでした

最後 右ジャブ、左ストレートから左ハイをクリーンヒットさせてダウンしたバラオンに
ディラショーの鉄槌連打でTKOと鮮やかなKO劇でした

バラオンは好きな選手なので王座陥落は残念ですが新王者ディラショーの強さを讃えたい

その位に今回のディラショーはバラオンを封じ込め最後はキッチリ倒す完勝だった

改めてUFCはハイレベルなファイターが集まる場所で長期政権が難しいなと感じました

前王者となったヘナン・バラオン また這い上がってほしいなと思います

良い試合でした。

2014年5月23日金曜日

BOXING 村田 4戦目 in 京都

昨日 京都で行われた村田諒太 プロ第4戦

相手はヘスス・アンヘル・ネリオ(メキシコ) 15戦12勝3敗

結果は6回KOで村田選手が勝利

初回から村田選手がプレスをかけながらジャブ、ワンツー、ボディと打ち込む

ネリオも積極的に打ち返しますが村田のブロックで届かず

早いRからダメージは与えてましたがネリオもギリギリのところで逃がしてダウンを避ける

印象的には2戦目に戦ったディブ・ピーターソン(米)に似てる印象でした

3R、4R、5Rと村田のプレスが強まりネリオの被弾が増えて弱っていく

そして6R 動くネリオに村田の左フックから右ストレートが入りダウンを奪う

立ち上がったネリオに村田選手の右ストレート炸裂でKO

今回は2月とそんなに変わってる印象はなかったですが右ストレートの前の左ジャブと良いのと
全体的な動きの柔らかさが試合ごとに良くなってるなと感じました

ただ初回で村田選手が勝つと解ってしまいましたね....

2015年末 10戦目で世界挑戦を目指す村田選手
今後は強さを試される様な相手との試合が観たいです

次は秋 シンガポールで試合らしいので楽しみです。

2014年5月20日火曜日

5/18 藤原あらしvsゴンプートーン

5/18 ディファ有明 ルンピニーランキング査定試合 藤原あらしvsゴンプートーン

ベテラン藤原がルンピニーSフライ級9位ゴンプートーンに挑みました

ハイライトしか観てませんが藤原選手 見事にルンピニー現役ランカーを攻略!

攻撃は試合全般 左ローを軸とした左の蹴りが強かった

2Rからゴンプートーンは左ローを受けた右足が効き始めてました

数は少なかったけど左ハイが入ったのもローを数多く蹴ったからだと思います

左ローが効いたおかげでハイやパンチと攻撃が繋がりました

もう一つの勝因はゴンプートーンの攻撃を受けずダメージを少なく出来た事

左構えから左ミドル、左ハイ、左右ヒジとゴンプートーンも強いなと感じましたが
今回の試合は藤原選手の集中力が高くギリギリのところで見切ってました

5R判定2-0で藤原選手 勝利!価値ある1勝だと思います

試合後のインタビューが凄くよかった

「30歳になったらやめるキックボクサーに言いたい。俺も36歳で子供2人いて頑張ってる
夢を諦めるなよ、頑張ろうよ」

日本軽量級第一人者として多くを経験してきたベテランの言葉は重みがありますね

若者に負けない気持ちの強いベテランの頑張りには心打たれます

藤原選手 ルンピニー王座挑戦期待してます。

2014年5月19日月曜日

BOXING マルケスvsアルバラード

17日 米国 ロサンゼルスで行われたウェルター級12回戦

元4階級制覇王者ファン・マヌエル・マルケスvs前WBO世界Sライト級王者マイク・アルバラード

結果はダウン応酬の試合でしたが判定3-0でマルケスが勝利

両者の技術力、対応力の差が出た試合でした

初回からマルケスがガードを固めるアルバラードにパンチをまとめる

改めてマルケスのカウンターパンチャーとしての精度の高さを感じました

マルケスは相手が踏み込んでくるタイミングで単発ではなくコンビネーションを打ち込む

一番凄いのはそれを12Rフルに継続できる事

元プロボクサーとして言えば相手がああいうボクシングをすると踏み込めなくなりますね

マルケスのカウンターボクシングにはファイター型はかなり痛い目にあっている

パッキャオやファン・ディアス等の強豪もKOされている

アルバラードがガードを固めて前進したが手が出なかったのも同じに感じた

出さなかったのではなく出せなかった

相手が出てくればカウンター、下がれば更にコンビネーションで追い打ち

タフなアルバラードじゃなかったら試合は判定までいかなかったんじゃないだろうか

8R マルケスが絶妙なフェイントからの右ストレートでロープ際まで吹っ飛ばすダウンを奪う

9R ダメージ大きいアルバラードが打ち合いの中で右をねじ込みダウン奪い返す

終盤も両者 激しく打ち合うがやはり有効打で勝ってたのはマルケスでしたね

40歳のマルケスが明確な差をつけて判定勝ち、強かったです!

動きに衰えはまだ感じませんが打たれ強さは若干落ちてきたかなと感じました

マルケスが勝った事でパッキャオとの第5戦はあるのか注目ですね。

2014年5月17日土曜日

チャベスJr vs ゴロフキン 消滅

7月に対戦予定だったチャベスJrとゴロフキンが消滅

最初は契約書にサインしなかったチャベスJrがゴロフキンから逃げたとか言われてました

しかし 消滅の原因は試合をプロモートするトップランク社

ゴロフキンとの試合を最後にトップランク社を離れフリーになる事を表明してたチャベスJr

そのチャベスJrにトップランクが出したオファーは7億円のファイトマネーと
この試合の後も複数試合契約を続行したい意向のモノだった

それではチャベスJrがサインする訳はない

チャベスJrにとってゴロフキンとの試合は近い階級では最も稼げる試合だった

それを餌に離れようとする選手を引き留めようとするトップランクのやり方はずるい

最近 トップランクから強い選手達が離れようとする傾向がある

2階級制覇王者 マイキー・ガルシアが訴訟を起こしたのも最近の話

チャベスJr 対 ゴロフキンは実力者同士のビッグカード

何より本人同士は戦う事を望んでる、ファンも観たがっている

それをプロモート会社が自分達の都合や利益の問題で消滅させる

こんなに腹立たしい事はない

プロモート会社は誰もが観たがる様なビッグマッチを実現させる為にあるんじゃないのか

自分達の利害ばかりを気にしてるトップランクに未来はない様に個人的に感じてる

今年 実現するはずだったビッグマッチがまた1つ消えてしまい本当に残念です。

2014年5月16日金曜日

7/12 長島☆自演乙☆雄一郎 3年ぶり王座奪取へ

7/12 RISE 100でRISEウェルター級TMが決定

王者はダニロ・ザノリニ 挑戦者は長島☆自演乙☆雄一郎

長島は4/29 RISEに初参戦しウェルター級1位 渡部を激闘の末 下しRISE2戦目でタイトル戦

K-1 MAX 2010 日本王者の長島は3年ぶりの王座奪取を狙う

元々K-1MAX 70kgで戦ってた長島がウェルター級 67.5kgに落としてのRISE参戦

4/29の試合はそれまでの長島とは違って見えました

個人的には長島は今まで話題先行で実力的には中途半端なイメージでした

K-1で日本王者になってからも世界トップクラスには通じず、その後も浮上もなかった

しかし ここにきて長島選手の試合に今までにない執念を感じました

階級を落とすという事は選手にとっては並大抵の事ではないですから

挫折や苦しい時間を経験しても戦う事を決意した選手は必ず強くなれる

自分はそう思ってるし長島選手にその可能性を見ました

RISEウェルター級王者 ザノリニはHEATミドル級王座も持つ強豪ですが
長島選手 王座を勝ち取り再浮上してほしいなと思います

楽しみな試合です。

2014年5月10日土曜日

5/7 高山選手に観たキャリア

5/7 IBF世界ミニマム級TM 高山vs小野はとても見応えがあった

結果は王者 高山勝成が判定3-0で勝利

しかし予想に反して3団体制覇王者 高山を小野が苦しめた

入り際のカウンターの左を打ち込み7Rまではポイントをリードした

そこから高山選手の怒濤の追い上げが始まる

8Rからペースアップして流れを引き戻す

後半になっても落ちないフットワークと手数で小野選手を追い込む

そして10R ロープに突っ込んで挟まって動きが止まった小野選手に連打を浴びせてダウンを奪う

その場面でレフェリーの動きを確認してから打ち込んだ高山選手の冷静さが凄かった!

更に掴んだ流れを高山選手は離さなかった

11R、12Rも疲労とダメージで動きの落ちた小野選手に連打を浴びせ最終回 ダウンを追加

10Rのダウンは運もあったがその千載一遇のチャンスをガッチリ掴み勝利を引き寄せる

その勝負強さに34戦 3団体制覇して海外でも戦ってきたキャリアの濃さを見た

高山選手は運もあるし、その運を引き寄せる心身の強さも持ってる選手だと感じました

WBOを奪りミニマム級4団体制覇 本当にやってくれるかもしれないと思いました

格闘技の試合はやはり何があるか解らないなと感じた試合でした。

2014年5月8日木曜日

5/7 井岡一翔 初黒星 3階級制覇ならず

昨日行われたIBF世界フライ級TM

井岡一翔が王者アムナット・ルエンロエンに3階級制覇をかけ挑戦

結果は判定2-1で敗れプロ初黒星

井岡家の悲願でもある3階級制覇に届かなかった

判定は2-1で割れたが内容は完敗だった

序盤からガードを固めて前進する井岡にアムナットの長いリーチからのパンチが入る

ジャブ、ワンツーで突き放し強引に入ってくれば右ストレート、左右カウンターを打ち込む

老獪な試合運びで井岡に付け入る隙を与えないアムナットの上手さには驚きました

後半 疲れたアムナットに井岡のパンチが何発か入ったが決定的なダメージは与えられず
最後まで遠い距離からのパンチで詰めきれず終わった

アムナットが予想以上に上手かったのは確かだ

しかし井岡の戦い方にも疑問を感じた

井岡一翔の戦い方はガードを固めて前進するだけであまりにワンパターン過ぎた様に感じた

前半でそれではアムナットを崩せたのは解ったはずだし後半変化をつけられなかったのだろうか

ガードを固めて距離を詰めてから打ち込む、なぜその戦い方だけを続けたのか

捨てパンチを使って上下のコンビネーションを打ち込んだり右ストレートだけでなく
オーバーハンドのフックにしてみたり色々な攻撃を仕掛けてほしかった

アムナットはワンパターンの攻撃で攻略出来る選手ではじゃない

アムナットの技術がそれをさせなかったのだと言われればそれまでだが
今回の試合で井岡一翔の全てを出して負けたとは思えない

全てをやってみて負ければまた一からスタート出来るし強くもなれる

昨日の試合で勝ったと思っているなら井岡一翔に爆発的な伸びはない

次 リングに立つ時は勝ち負けは関係なく全てを出し切った井岡一翔が観たい

今回の試合は観ていてガッカリしてしまったのが正直な感想です。

2014年5月7日水曜日

5/5 佐藤ルミナ 引退に見た偉大さ

5/5 後楽園ホールで行われた佐藤ルミナ 引退セレモニー

それを見て改めて佐藤ルミナという選手の偉大さを感じた

引退セレモニーの為に多くの人が駆けつけた

この日のメインで戦った宇野薫、エンセン、桜井マッハ速人、五味隆典、修斗の戦友達

それ以外にも夢枕獏、若旦那、関根勤、各界の方々も多く駆けつけた

修斗の人気に火をつけた選手ともいえる佐藤ルミナ

環太平洋王座は奪ったが世界王座には4度挑み届かなかった

しかし 強さ以外の価値が佐藤ルミナにはある気がします

20年 修斗の為に戦い続ける姿にファンは心打たれ応援し続けた

ファンだけでなく修斗の選手にとっても佐藤ルミナは特別な存在だった

世界を奪ったエンセン、宇野、五味という選手が彼を憧れだと口を揃えて言う

特にルミナvs宇野を会場で観た自分にはこの日の宇野選手の涙は胸が熱くなった

「引退する時にその選手の価値が初めて解る」と本で読んだ事がある

佐藤ルミナ選手の引退に改めてその意味が解った気がします

修斗には佐藤ルミナの意志を引き継ぐ者が多くいるし、これからも新たに現れてほしい

今後も修斗普及の為に動き続けるであろう佐藤ルミナ選手の第2の戦いに注目したい

お疲れ様でした。

2014年5月5日月曜日

BOXING 世界統一戦 メイウェザーvsマイダナ

5/3 ラスベガスで行われたBOXING WBC・WBA世界ウェルター級王座統一戦

45戦無敗 PFPキング メイウェザー

37戦35勝2敗 南米のハンマー マイダナ

ブローナーを下し2階級制覇を成し遂げた豪腕マイダナがメイウェザーに挑む

スリリングな試合になりました!

初回からマイダナが闘牛の様に突進、メイウェザーをロープに追い込み怒濤の連打

強引さ、荒々しさでは今までのメイウェザー対戦者の中でも断トツでした

あまりの強引さにさすがにメイウェザーもかなりやりにくそうでした

弟分ブローナーはその怒濤の連打に打ち込まれ敗れましたがメイウェザーは対応してくる

追い込まれても常にボディワークを止めずにクリーンヒットをもらわない
マイダナの連打の合間に左フック、右アッパーとカウンターを返していく

そしてリング中央に戻り距離が空くと上下の連打を打ち込みポイントを取る

ロープ際以外のメイウェザーが動ける距離では技術差がかなりあるので上手いですね

中盤から後半 メイウェザーが距離を掴んだか右ストレートを何度もマイダナに打ち込む

マイダナのラッシュも前半に比べると手数が落ちてきてメイウェザーの動きに幅が出てくる

マイダナも試合全般よく攻めてメイウェザーに普段よりはボクシングをさせなかったが
やはり要所でメイウェザーの返しのパンチを食らい最後まで攻めきれなかった

マイダナの強打が嵐の様に飛んでくる中、決定的なダメージを食らわず
自分の距離になった時には的確にポイントを奪っていくメイウェザーの技術は素晴らしい

一人のジャッジがドローにして判定2-0でメイウェザーが勝利しましたがドローはないですね

自分は採点をつけたら117-111でメイウェザーでした

個人的感想としては全然攻めれなかった前戦アルバレスよりマイダナ遥かに頑張りましたね

メイウェザーが勝ちましたがスリリングな試合で面白かったと思います

残り3戦、次は誰がメイウェザーに挑むのか楽しみです。

2014年5月4日日曜日

5/2 ONE FC 15 ビビアーノvs上田

5/2 フィリピン マニラで行われたONE FC 15

ONE FC 世界バンタム級TM
王者ビビアーノ・フェルナンデスに元修斗世界王者 上田選手が挑んだ試合

ビビアーノは元DREAM2階級制覇王者、現在はONE FC世界王者
上田選手は今まで多くの強豪に勝ってきた元修斗フェザー級世界王者

試合の動画をネットで探してフルラウンド観ました

試合は5R判定でビビアーノが勝利、ONE FC世界バンタム級王座2度目の防衛に成功

一言で言えばビビアーノの圧勝でした

一本やTKOではなかったですがビビアーノが常にテイクダウンを取り上田選手に何もさせなかった

上田選手がパンチやキックでいけばかいくぐられてテイクダウンされる

逆に上田選手がテイクダウンを取りにいっても切られる

上田選手にとっては八方塞がりでかなり苦しい試合でした

あとは一番感じたのはフィジカルの差

ビビアーノのフィジカルの強さでスタンドでも寝技でも上田選手 常に押されてました

ビビアーノは柔術家のイメージが強いですが打撃も結構上手かったです
打撃で打ち負けて下がらされてるのでテイクダウンも取られやすくなってました!

ビビアーノ DREAM、ONE FCと長く世界王者でいるだけあって強いですね!

フィニッシュ力は低いですが柔術仕込みの寝技で相手を封じ込める能力は高いです

ストライカーのUFC世界バンタム級王者ヘナン・バラオンとやったら面白そうだなと感じました

日本人トップクラスと世界トップクラスにまだ差があるなと感じた試合でした。

2014年5月2日金曜日

ト部兄弟 フランスで兄弟ISKA世界王者

5/1 フランス ゲレで二人の日本人がキック世界戦を戦った

ISKA世界ライト級TM ト部功也vsオズクル(トルコ)

ISKA世界Sライト級王座決定戦 ト部弘嵩vsバスター(フランス)

二人の日本人はト部兄弟

兄弟揃って判定で完勝し兄 弘嵩は新王者になり弟 功也は初防衛に成功した

兄弟揃って世界王者というのはどの分野でも凄い事

兄弟で同じ格闘技の道へ進み両方 世界を奪る確率は決して高くない

兄弟でどちらかは王者になり、もう一方はなれなかったというケースは何度も見てきた

二人揃って海外で戦い勝つというのも素晴らしい事

兄 弘嵩も弟 功也も技術もあるしフィジカルもかなり強い

K-1が海外に買収され国内での試合がなくなった日本のキックボクシングは
今またKrush等の団体が少しずつ人気再燃の兆しを作り始めてる

ト部兄弟もKrushに参戦し活躍してる

今後の日本でのキックボクシング人気完全復活には欠かせない人材

今回のト部兄弟の試合で一番良いなと感じたのは国内で待つのではなく
自ら海外に出向き自らの力でその強さを轟かせた積極性

今後 日本の格闘技界でそういう若者がどんどん増えてほしいなと願います

時には海外での試合に挑戦し敗れる時もあるかもしれない

しかし その時の勝ち負けだけでなく海外での挑戦に出向く様な気持ちが一番重要

その気持ちを持っている選手はいつか必ず花開く時が来ると自分は信じています。

2014年5月1日木曜日

4/30 ヘビー級8回戦 京太郎vs石田

昨日 後楽園ホールで行われたヘビー級8回戦

日本ヘビー級王者 藤本京太郎 vs 元WBA世界Sウェルター級暫定王者 石田順裕

石田がミドルからヘビーへ4階級上げて挑んだ過去に例のない試合

JBCが危険としタイトル挑戦を認めずノンタイトル8回戦になった経緯がある

京太郎のヘビー級のパワーと石田の海外で世界のトップ達と戦ってきたスキルか

結果は8回判定で日本王者 藤本京太郎が勝利

しかし自分は観ていて判定で京太郎が勝ったとは思いませんでした

序盤からジャブやワンツーをタイミングよく打ち込み京太郎を前に出させない

京太郎はジャブで先手を取られたり打ち終わりにパンチを合わされ攻撃が繋がらない

そんな展開が中盤まで続く

石田は京太郎の攻撃を上手くかわしていたが終盤 疲れが見えて動きが止まってくる

そこに7R~8Rと京太郎が攻勢に出てポイントを取り返す

判定は三者とも僅差で3-0だったが京太郎は五分五分になる位にポイントを取っていたか

自分にはそうは感じなかった、石田選手の勝ちか、よくてもドローと感じた

色んな見方があるが基準の解らない判定で残念だ

石田選手がこれで引退するのはとても残念なのでJBCは石田選手のヘビー級ランク入りを認め
スッキリとした決着をつける為にもタイトル戦で両者の再戦をさせてほしい

最後に日本ヘビー級王者 藤本京太郎、彼は今のままでは世界には通用しない

彼にはヘビー級世界トップクラスが持つ圧倒的迫力や威圧感が感じられない

ヘビー級では技術やスピードも大事だが最後はパワー、力が物をいう世界

個人的には一階級下げてクルーザー級で世界を目指してはと思います

藤本vs石田は面白かったがちょっと残念な試合に感じました。