2014年8月29日金曜日

8/24 OPBF戦 ジョムトーンvs中真光石

8/24 沖縄で行われたボクシング 東洋大平洋Sフェザー級TM

OPBF4位 中真光石が挑戦者

王者はムエタイでラジャダムナンやWBCムエタイ世界王座を制した強豪ジョムトーン

ムエタイとボクシングを両立する王者ジョムトーンの防衛戦

結果は12R判定でジョムトーンが勝利

ジョムトーンがスタートから速い右ジャブ、鋭角なステップからのワンツーを打ち込む

挑戦者 中真の見せ場は2R 左にステップしながらの右フックをヒットしてダウンを奪う

驚きましたが中真選手の見せ場はそこだけでした

ダウン後 プレスを強めジャブ、ワンツーから上下の連打を打ち込むジョムトーン

力量差は明らかでした

ジョムトーンの長い間合いからのジャブ、ワンツーは精度が高いので
世界上位のボクサーでも被弾するレベルだと思います

圧倒しながらジョムトーンが倒せなかったのはなぜか?

それはプレスを受けた中真選手の手数が減り戦い方がディフェンシブになったせいかと思います

ジョムトーンは技巧派型なので前に出てくる相手のがカウンターも合わせたりと強いです

今回はダウンしたり倒せずでしたがやはり能力は高いなというのが印象

ジョムトーンが日本のWBA世界Sフェザー級王者 内山選手に挑戦したら面白いですね

世界王座がかかればもっと本気になったジョムトーンが観れると思うので実現期待です

ジョムトーン 好きな選手なのでムエタイもボクシングも頑張ってほしいです。

2014年8月27日水曜日

8/23 UFC in マカオ 佐々木憂流迦 66秒殺

8/23 マカオで行われたUFC FIGHT NIGHT 48

修斗 元環太平洋王者の佐々木憂流迦選手がUFC初参戦

相手はローランド・デローム(カナダ) 9勝3敗

佐々木選手 好きなファイターなので注目してましたが凄かったですね!

初回1分6秒 一本勝ち

勢いよく飛び膝蹴りで飛び出し左ミドル、左ストレートを放つ

片足タックルでケージまで押し込みバックを取って倒してチョークスリーパー

本当に速かったです、そしていつも通りな感じでした

攻撃のテンポがいいのと組んだりバックを取ると抜群の安定感がありますね

バックからチョークスリーパー極めるまで力強く蛇の様な迅速さでした

デロームがどんな選手なのか解る前に終わりましたがUFC初戦としてはこの上ないインパクト

今後 相手のレベルも上がりそうですが佐々木選手 メンタル強いんでやってくれそうですね

このままUFCで頂点を目指すのか、修斗世界王座も狙うのか

今後も注目したいです。

8/23 IGF CS 石井vsミルコ

8/23 両国国技館で行われたIGFチャンピオンシップ 石井vsミルコ

普段 IGFとか全く興味ないですが今回は石井慧がミルコ相手にどう戦うか気になりました

結果は2R TKOでミルコの勝利

一言で言えばMMAファイター、ストライカーとしての経験の差だと思いました

1R ミルコの蹴りをキャッチして石井がテイクダウンしましたがミルコは落ち着いて対処

石井の顔を押さえて間を作って下からの肘を打ち込み石井の額をカット

下になっても慌てないミルコに数々の強敵と戦ってきた濃密なキャリアを見ました

額をカットした石井はかなりの流血、思った以上に切れてました

その後 スタンドで戦ってる時もミルコのパンチやキックがまともに入らなくても
その威力で傷が開き出血が増えてたのでストップは時間の問題でした

そして2R 出血の多さにドクターチェックでストップがかかり試合終了

もう一つ 勝負を分けた差は両者の打撃力

ミルコは元々打撃専門でK-1世界王者にもなった選手なので一撃必倒の威力を誇る

石井はまだまだ技術的に甘いと感じました
レスリングや柔道の選手が馬力を叩きつけてるだけの打撃

元々 ミルコが勝つと思ってましたが石井の力量も伸びてないなと思います

彼はMMA寄りのプロレスラーみたいな印象です

今のままじゃ修羅場をくぐってきたMMAファイターには今後も勝てないでしょう

ミルコは前戦までより身体も絞れてて動きはよかったと思います

ミルコにまた強敵と対戦してほしいなと思います。

2014年8月23日土曜日

山本KIDの復活はあるのか

9/20 埼玉スーパーアリーナで行われるUFC FIGHT NIGHT JAPAN 2014

2年半ぶりに復帰するはずだった山本KID徳郁の欠場は残念です

KIDは脛椎ヘルニアで長期ブランクを作っているが今年に入って復調してると聞いていた

なので9月のUFC日本大会には間に合うかなと思っていた....

やはり脛椎ヘルニアは重度で回復はままならないのか

今までも拳の骨折や膝靭帯断裂からカムバックしたKIDでも厳しいのか

今までの怪我と違い復帰が出来ないKIDに心配は募るばかり

レスリング一家に生まれ全日本学生選手権優勝、全日本選手権準優勝を経て総合格闘技 修斗へ

アマ修斗全日本選手権優勝しプロデビュー 、プロキャリアを積みK-1出場し全国区に

2004年 大晦日 DynamiteでのK-1世界王者 魔裟斗との試合は最高の勝負だった

K-1MAXを経てHERO'S世界王者に

五輪を目指しアマレスに復帰もした

右膝靭帯断裂から復帰してからKIDは勝てなくなり試合数も減っていった

この4~5年のKIDは怪我の影響なのか、以前と違い一瞬の瞬発力が落ちている様に感じる

K-1MAXに参戦期や更に前のプロ修斗時代の躍動感の塊だったKIDを知ってるから余計に...

今のKIDは脛椎ヘルニアという大怪我で前に進めずあがいている様に見える

歴史の浅い日本総合格闘技を盛り上げてきたKIDがこのまま終わってしまうのは悲しい

KID復活を望んでる人はきっと多くいる

KIDも37歳になり残された時間は多くない

怪我を越えて全力で戦うKIDの姿をもう一度観たいと心から願う。

2014年8月17日日曜日

8/10 MA王者ピンサヤームvsRISE王者 一刀

8/10 後楽園ホールで行われたキック王者対決

MA日本フェザー級王者マキ・ピンサヤーム vs RISEフェザー級王者 一刀

ピンサヤームは元ルンピニーバンタム&Sバンタム王者で2004年ルンピニーMVP

一刀はRISEフェザー級初代王者で昨年9月にはRISEスーパーフェザー級王者 小宮山にも勝利
今年5月 ルンピニー王座に挑戦しましたが敗退、再起戦で古豪ピンサヤームに挑む

ムエタイの古豪で今でも日本王者レベルの選手達に勝ち続けるピンサヤームの強さに注目してます

今回の試合でもピンサヤームの強さが見えました

初回からパンチで攻める一刀に対し力のある右ロー、キレのある左右ハイキックを決める

右ローで一刀の左足にダメージを与えて一刀の主武器のパンチは威力が下がりました

一刀の左インローでピンサヤームも左足にダメージ負いましたがそれでも
右ロー、右ミドル、右ハイを蹴り分けて一刀の前進を止めポイントを奪い試合を支配した

そういうダメージのある状態でも下がらず逆に蹴りの強打で反撃に出るところに
ルンピニー王座にも君臨した古豪の貫禄と強さを凄く感じる

一刀選手は強い選手だが現時点での引き出しの多さでピンサヤームに軍配が上がりました

5R判定でピンサヤームが一刀を下し王者対決を制しました

4月 RISEスーパーフェザー級王者 小宮山

6月 REBELS60kg級1位 KING皇部

そして今回 RISEフェザー級王者 一刀

日本王者クラスを立て続けに下すのは本当に凄い

2012年から真樹ジムでトレーナーをしながらMAキックに参戦して日本王座を奪取し
練習量も増えて第2のピークを迎えている様な印象ですね

ピンサヤームを観てると改めて本当の強さを持った古豪は怖いなと思います!

日本のキック、ムエタイのトップ選手はどんどんピンサヤームと対戦してほしいです

ルンピニーの頂点を知っている強者が日本王座に君臨してるなんて事はなかなかない

強き者から学び盗み、いつか壁を越えてほしいと思います。

2014年8月15日金曜日

8/9 Krush44 ト部功也vs翔センチャイジム

8/9 Krush44で行われた60kg級ファイト 卜部功也vs翔センチャイジム

Krush60kg王座への挑戦者決定戦の一試合として行われた注目の試合

Krushでキャリアを重ねてきたISKA世界ライト級王者 卜部功也

対するはムエタイでキャリアを積んで強豪とも対戦が多いNJKFライト級王者 翔センチャイジム

結果は3回TKOで功也選手が勝利

両者強い選手なので熱戦になると思いましたが予想以上に一方的になりました

初回から軽やかな動きの中からプレスをかけた功也選手が翔選手を追い込む

右ミドル、右フック、左クロスとテンポ良い攻撃を打ち込み翔にダメージを蓄積させる

翔も果敢に前に出てミドルキックやパンチを繰り出すが功也にかわされて空転

両者の差は大きく二つ、フットワークとジャブ

功也選手は常に翔選手の周りを動きながら攻防に有利な場所にいる

攻撃の起点は速いジャブ、初回からジャブを打ち込んでるからその後のパンチ、キックに繋がる

翔選手はジャブをもらう事で全ての攻撃が連打になり襲ってくる事になる

3Rのフィニッシュシーンは圧巻でした!

それまで功也選手はパンチとミドルで翔選手にかなりダメージを与えてましたが
3回 逆転を狙い前に出た翔選手にドンピシャの左ハイキックを打ち込み倒した

初回、2回、3回の攻撃が最初から予定され組み立てられていたかの様な完勝でした

盛り上げる為にも打ち合う激闘が多いイメージのKrushで初めてかなと思う位に
技術的な完勝に衝撃を受けた試合でした

功也選手は以前からジャブは上手かったですがその後に繋がらなかった

でも今はジャブからパンチにもキックにも繋がり多彩な攻撃を展開する様に進化した

試合を観た印象は今の功也選手からはスキルだけでなく強者から感じる凄みがありました

翔センチャイジムは間違いなく強いナックモエですがムエタイとKrushの違いが
翔にとって功也との相性の悪さとなって現れてしまいました

Krush44で60kg級挑戦者決定戦に勝利した卜部兄弟のどちらが挑戦者となるのか注目したいです。

2014年8月14日木曜日

8/9 Krush44 ト部弘嵩vs山本真弘

8/9 後楽園ホール Krush44 セミファイナル 60kg級ファイト 卜部弘嵩vs山本真弘

Krush60kg級王座挑戦を目指す両者の試合は見応えありましたね

2009年 Krushライト級GPを制し海外進出 It's SHOWTIME 61kg級世界王者になった山本真弘


Krush60kg級初代王者で前戦 ISKA世界Sライト級王座を奪った卜部弘嵩

両者の試合は解りやすく言えば蹴りの山本vsパンチの弘嵩という内容

山本選手は左ロー、左ミドル、左ハイと左の蹴りを軸に攻めを組み立てる

弘嵩選手は逆に蹴りが少なく接近戦でパンチ主体の攻め

距離が離れてる時は山本選手の蹴りが有効な場面がありましたが距離が近づくと
弘嵩選手のパンチの回転が早くヒットが多かったです

山本選手が蹴りを出す瞬間や蹴り終わりに合わせる弘嵩選手の右ストレート、右フックが上手い

弘嵩選手 あまりコンディション良くはなさそうでしたが要所で強くやはり地力がありますね!

結果は僅差ですが判定3-0で弘嵩選手が勝利

クロスファイトになったのは実力者同士の高度なせめぎ合いだったからかと思います

弘嵩選手のパンチが有効でダメージは与えましたが山本選手もやはり元世界王者

左ミドル、左ハイを蹴り分けるコンビネーションはキレてたし押し切らせなかった

あとは山本選手のインローで弘嵩選手の足にダメージありパンチ威力が落ちたかなと思いました

山本選手は左ミドル、左ハイの後にパンチまで繋げたらよかったかなと思います

要所で両者の強さが見えた試合でダウンシーンとかなくても楽しめました

弘嵩選手だけでなく山本選手も今後十分60kg級王座に絡んでくる選手なので楽しみですね

2014年8月13日水曜日

ミニマム級4団体制覇に挑んだ高山勝成

8/9 メキシコ モントレーで行われたWBO・IBF世界ミニマム級王座統一戦

WBO王者フランシスコ・ロドリゲス 対 IBF王者 高山勝成

高山選手はWBC・WBA・IBFの3団体を奪取して勝てばミニマム級4団体制覇の快挙

結果は12R判定でロドリゲスが勝利、2団体統一王者となった

試合は動く高山をロドリゲスが強打を振るって追う展開

初回からロドリゲスがミニマム級ではトップクラスの強打を炸裂させる

初回から強打を打ち込まれ劣勢の高山も動きながらジャブ、ワンツーを返すが
要所でロドリゲスの強打をもらい追い込まれてしまう

3Rにはロドリゲスの左フックで高山 ダウン

序盤からダメージ負ってしまったのは高山選手の敗因の一つですね

中盤 動きながらの細かい連打を打ち込み一時 高山選手も盛り返しましたが
いい流れになりそうな時にロドリゲスの力ある一発に押し返される

高山選手のパンチも結構入ってましたが一発の破壊力が違うのでダメージ度が違う

ロドリゲスは高山選手の動きと細かいパンチに対しての消耗という感じでしたが
高山選手は完全に強打を食らったダメージでした

終盤 両者 足を止めて打ち合いましたがロドリゲスのパンチが多く入っていました

危ない場面もありましたが最後までよく耐えきりましたね....

強打をブンブン振ってくる選手は日本にはあまりいないしスピードと手数で
攻める高山選手にとってはロドリゲスとは相性はよくなかった様に感じます

勝者のロドリゲス 予想以上の強打と最後まで前進してくるメンタルの強さ

強い王者だと思います

高山選手 敗れましたが敵地で勇敢に戦った事は尊敬に値します

ロドリゲスは階級を上げるらしいので空位の王座にもう一度挑んでほしいです

日本人初4団体制覇 高山選手にぜひ達成してほしいと今回の試合を観て改めて思いました。

2014年8月10日日曜日

8/9 Krush44 58kg級TM 武尊vs鈴木

昨日 後楽園ホールで行われたKrush44のメイン 58kg級TM 武尊vs鈴木

結果は2度ダウンを奪った王者 武尊選手が3R判定勝ちで2度目の防衛に成功

今回の感想は王者 武尊選手の横綱相撲で完勝という感じでしたね!

初回から勢いよくパンチとミドル、前蹴りで前進する武尊に鈴木選手の右クロス2発ヒット

武尊ぐらつくが鈴木選手の追撃を落ち着いてブロックしてカウンターの左フックでダウン先取

2回 パンチ、左ミドル、前蹴りで前に出る鈴木選手に武尊はパンチからボディへの膝を
効かせて動きが止まったところに右ストレートから左フックで2度目のダウンを奪う

3回 逆転を狙う鈴木選手の右ストレートや左ミドルも入りますが武尊は効いた素振りみせず

逆に終盤 左右パンチ連打やボディへの膝で効かせて胴回し蹴り等の大技も見せる

判定は2度のダウンだけでなくフルラウンド 明白なヒットと攻勢点で完全に武尊選手でした!

武尊選手は強さは決定力の高さ、流れの中で相手を効かせる当て勘の良さを感じます

あとは派手な打ち合いだけでなくボディへの膝から崩したり堅実な攻めも出来る

打ち合い上等に見えてポイントの取り方も知ってて実は結構 総合力高い王者だと思います

武尊選手の試合は毎回盛り上がるしKrushの代名詞になりつつある選手の一人

最近の試合は日本人選手が続いてるので海外の強豪との試合が観たいです

今のところKrush58kg級では完全に頭一つ抜けた存在になってる武尊選手を
止める選手が現れるか注目したいです。

2014年8月9日土曜日

藤原あらし 10月 ルンピニー王座挑戦

5月にルンピニーSフライ級9位ゴンプートンを下した藤原あらしのルンピニー王座挑戦決定

10/12 東京 ディファ有明でルンピニーSバンタム級王者ナッタポンへ挑戦

ナッタポンは5月にRISEフェザー級王者 一刀選手との決定戦を制し王者となり初防衛戦

WPMF世界Sバンタム級王座、WBCムエタイ日本バンタム級王座を奪り
長く日本軽量級トップを走ってきた36歳 藤原あらしの挑戦には心踊ります

ナッタポンはルンピニー王者、間違いなく強い 予想としては不利でしょう

しかし長く打倒ムエタイを目指し戦ってきた藤原選手の挑戦

勝たせてあげたい、勝ってほしいと思ってしまいます

更にまだ日本人でルンピニー王座を奪った選手はいない

日本人初ルンピニー王者となれば藤原選手にとっては最高の喜びだと思います!

2ヶ月後 藤原あらし選手が持てる力を全て出し尽くしてほしいと思います

最近だと一戸選手 国崇選手 一刀選手と日本のトップ選手が挑んでは跳ね返された高き壁

藤原選手にその高き壁を越えてルンピニー王座に辿り着いてほしい

日本のベテランが世界最高峰の舞台で輝いてほしいと思います。

2014年8月8日金曜日

亀田興毅 閉ざされた状況

ボクシング 世界3階級制覇王者 亀田興毅が八方塞がりの状況にある

去年12月 WBA・IBF世界Sフライ級統一戦での亀田大毅 負けても防衛問題で
JBCからライセンス停止処分を受け国内で活動 試合が出来なくなった

WBA世界Sフライ級王者 河野選手への指名挑戦権を持つ興毅はジム会長
元協栄ジム大竹氏を新しく据えて再出発を図ったが東日本協会に承認されず

その後 移籍を決めてUNITEDジムへ移籍したが移籍先条件を満たしていない上に
UNITEDジム会長が病気入院中でJBCとのヒアリングも出来ず断念

興毅が最後の手段として水面下で進めていた大手 角海老ジムへの移籍も
角海老ジム内部からの反対意見が出て受け入れ拒否される

全ての計画が上手くいかず世界王座指名挑戦権で挑むどころか国内のリング復帰が出来ない

まあ自業自得といえばそれまでだが亀田興毅の現役としての時間は削られている

国内のリングに復帰する為に必死に動いてもJBCや協会、大手ジムに拒否される

どうにも出来ない状況は元ボクサーとして見るととても不憫である

今の亀田興毅は移籍先の条件も飲むと言ってるのだから手を差し伸べるジムはないのだろうか

角海老がダメでも元々いた協栄、ヨネクラ、白井具志堅とまだ移籍可能なジムはある

過ちを犯した者を排除するだけでなく更正再生させようと思ってくれるジムはないのだろうか

亀田家の反省が大前提だがそれを受け入れる環境が構築される事を切に願う

そして河野公平vs亀田興毅が観たい、ただそれを願う

2014年8月4日月曜日

小関桃 具志堅超えの世界王座V14

8/2 都内で行われたWBC女子世界アトム級TM 小関桃vsデニス・キャッスル

この試合には記録更新がかかっていた

具志堅氏の持つ日本人最多防衛記録を抜くかどうか

相手は元WBCムエタイ王者キャッスル

結果は8回TKOで小関が勝利しV14達成

キャッスルはかなりタフな強敵だったがこの日も小関の技巧が冴えた

初回から距離を詰めて強打を振るってくるキャッスルに冷静に見切りカウンターを打ち込む

中間距離で主導権を取った小関はキャッスルが下がれば左右の連打で追い込む

しかし 元ムエタイ世界王者キャッスルも打たれても必ず打ち返し一方的にさせない

キャッスルの頑張りでスリリングな展開になるもそれでも常に明確なヒットを奪い
確実にリードしてるのは王者 小関

中間距離ではシャープなワンツー、カウンター
相手が怯めば前に出て怒濤の連打

どの距離でも豊富な手数でキャッスルを上回り試合を支配してました

技巧派タイプは相手が前進に巻き込まれペースを崩す選手も多いですが
小関選手は一発打たれたら3初返してたので気迫でも押し負けなかったのが素晴らしい

タフなキャッスルも中盤から小関のパンチで顔をはね上げられ効いた場面が増える

そこに更に小関が連打で猛攻を仕掛ける

8回 小関のワンツースリーがまともに入ったところでレフェリーが試合を止める

遠近距離を完全に支配した小関選手の圧勝でした

女子ボクサーの中では小関選手の総合力は頭一つ抜けてると思います

今回のキャッスルもかなり頑張ったと思いますが完全に攻略されたので
小関選手の防衛記録はまだまだ伸びそうだなというのが試合を観た感想です

次はV15達成を期待してます。

2014年8月3日日曜日

RENA Girls S-cup 3連覇

8/2 都内で行われたSB女子世界トーナメント Girls S-cup 2014

世界から強豪が参戦したトーナメントを制したのは日本のRENA

RENAは2010&2012の王者でもあるので世界トーナメント3連覇

ディフェンディングチャンピオンのRENA選手 今回はまさに王者の貫禄を見せました

1回戦 オランダキック王者 シモーネ 判定勝ち

準決勝 SB豪州王者 ジャルジェビック 判定勝ち

決勝 タイのキック世界王者 ティーチャー 2回TKO勝ち

前蹴り ミドル 上下パンチ 首投げ

派手な攻撃はないがタイミングと使い方が素晴らしいと感じました

中間距離ではパンチとキックでヒットを奪い組めば首投げでシュートポイントを奪う

シンプルだけどSBの戦い方を誰よりも熟知していたのは女王RENAでした

今回のトーナメント KOは一試合だけどピンチのシーンも特になかった所に凄さを感じました

ピンチを未然に防いでしまう安定王者の戦い方をRENAはしてた様に見えました

過去2度の世界トーナメントよりも更に熟成度が増してました

若手も育ってきてますがSB女子はまだまだRENAの時代は終わらなそうです

普段 女子の格闘技はそこまで見ませんがワンデートーナメント3連覇は素晴らしいと思います

RENA選手が2年後も世界トーナメントに参戦するのか注目したいです。