2014年11月29日土曜日

11/23 WBOフェザー級戦 ロマチェンコ初防衛戦

6月に3戦目で世界王者になったロマチェンコの初防衛戦

挑戦者は53戦のキャリアを持つタイの強豪チョンラタン・ピリャピニョ


アマ最強からプロ世界王者になったロマチェンコの技巧にピリャピニョが
食らいついていけるかが要点だったが一方的な試合に

12回判定で大差をつけてロマチェンコ勝利

試合は初回からロマチェンコが速い右ジャブからワンツー左ボディーと繋げる

初回で勝敗が解ってしまう程の差が両者にはあった

2回以降 ピリャピニョが前に出て攻めてもフットワークで距離を保ち
高速の左右連打を浴びせる

4回には右ダブルから左ストレートでダウンを奪う


KOも時間の問題かと思いましたが中盤 ロマチェンコ 左拳を痛めて
左のパンチが減る

その後ほぼ右一本での戦いだったがそれでも流れは変わらず

右リードを突き刺し右ダブル等をまとめてピリャピニョを守勢に回らせる

右手一本になった事でロマチェンコのスピードと技術の高さが余計に
解った気がした

最後までスピードと技術で翻弄し圧倒したロマチェンコ

あと足りないとすれば倒し切る決定力ではないだろうか

試合全般 あれだけ圧倒してたら倒す事を求められるのがプロ

今後戦っていくであろう他団体王者達はランカーの様にコントロールされない

王者達を倒すには技術だけでなく「力」が必要

ロマチェンコが世界最高峰の技術とスピードに加え倒し切る決定力を
更に高めたら本当に世界最強の王者になるのではないかと思います

今度 統一戦などのマッチメークが楽しみです。

11/23 WBO王者対決 パッキャオvsアルジェリ

6階級制覇王者パッキャオの2014年最後の試合

マカオのリングで対するはWBO世界Sライト級王者クリス・アルジェリ


プロボドニコフに逆転勝ちしたアルジェリのアウトボクシングがどこまで
パッキャオを苦しめるかが注目だった

しかし試合は意外な程に一方的になる

6度ダウンを奪いパッキャオが12回大差判定勝ち

2回にスリップ気味のダウンを奪うとペースは完全にパッキャオに


アルジェリの動きにパッキャオがなかなかパンチをまとめられないが
6回に左ストレートでダウンを追加、再開後 連打でもう一回アルジェリ ダウン



9回 パッキャオの左がカウンターとなり直撃 アルジェリ腰から落ちてダウン
この試合一番のダメージングブロー 再開後 左右の追撃でダウン追加

10回にも左から3連打でアルジェリ6度目のダウン


最終回まで攻めるパッキャオだが動き続けるアルジェリを倒し切れず

アルジェリは動いてもパッキャオを止めるパンチがなかったのでパッキャオの
前進を止められずパンチを食らい追い込まれた

パッキャオに勝つには動くだけではなく勇気を持って時には踏み込まなきゃいけない

パッキャオに勝ったマルケスやブラッドリーはその勇気があった

パッキャオは6度のダウンを奪いながら下がり気味の相手にダメージを与えきれなかった

勢いで倒してたので実際入ったパンチは多くなかったかもしれない

でも試合を観ててパッキャオには多くの激闘を越えてきた貫録を感じた

新鋭を下したパッキャオは来年どこに向かうのか注目したい

メイウェザーとの頂上決戦か、Sライトでの7階級制覇か



 

2014年11月27日木曜日

11/22 WBA世界Sバンタム級TM クイッグvs大竹 in 英国

11/22  WBA世界Sバンタム級TM
 
英国の王者スコット・クイッグに前日本王者 大竹秀典が挑んだ
 


結果は12回判定3-0で王者クイッグが5度目の防衛に成功

一言で言ってしまえば総合力、全ての面で王者が上だった

初回から好戦的に打ち合う両者、大竹も積極的に前に出る

ジャブからワンツーフックと打つがその出だしにクイッグが右クロスを
合わせ大竹は多く被弾し前進を止められる


クイッグはそれだけじゃなく前進してくる大竹のパンチをフットワークや
ウィービングで外し左フックや左右ボディを打ち込みダメージを与える

中間距離でのジャブの差し合いも接近戦の打ち合いもクイッグが上回る


大竹は接近戦を仕掛ける作戦だったと思うがそれが上手くいかない時の
次の策がなかった様に感じた

クイッグのパンチを被弾しながらも前進するだけになっていた

大竹も最後まで前に出るが気迫だけでは獲れないのが世界

世界のトップで勝ち続ける王者クイッグとの差がハッキリと表れた

それでも最後まで倒れずに前進した大竹選手に敬意を表したい

この経験を糧に再挑戦してほしい

王者クイッグはパンチもありスピードもあり技術もあるレベルの高い王者

同じWBAのスーパー王者リゴンドーと対戦したら面白そうだと思う

この世界戦は世界王者と日本王者の差を感じた試合でした。

2014年11月25日火曜日

11/22 BOXING W世界戦 三浦&ロマゴン



11/22 横浜国際プールで行われたボクシングW世界戦

まずはWBC世界フライ級TM

王者ロマゴン 挑戦者フェンテス


3階級制覇 40戦全勝の怪物王者ロマゴンに元OPBF王者フェンテスが挑む

初回 フェンテスが先制攻撃を仕掛けるが大きなヒットはなく初回終盤には
回転が上がってきた王者ロマゴンの上下の連打が入り出す

2回からは一方的な展開 ロマゴンの左ダブルやボディでフェンテス後退

ロマゴンの波状攻撃が続く
左フック、左アッパーで入りショートアッパーで顔を跳ね上げたら左右ボディー
そこから更に上に左フック、右ストレートと攻撃が切れない

初回から耐え続けたフェンテスも6回 ロマゴンの左、右、右の連打でダウン

立ち上がったフェンテスにロマゴンが連打をまとめTKO

日本人キラーフェンテスを全く寄せ付けず圧巻の内容でロマゴンが勝利

フライ級でまともに戦えるのはエストラーダ、アムナット、日本人だと井岡か

感想はロマゴンの底がまだまだ見えてないという事、ただ一言 強い!


メインはWBC世界Sフェザー級TM

王者 三浦 挑戦者 プエルタ

3人連続でメキシコ人を撃破してる王者にメキシコの1位挑戦者プエルタが挑む


初回 プエルタがテンポよく攻め込みヒットを奪い先制

しかし 初回終盤 プエルタの打ち終わりに三浦の左フックが入りダウンを奪う

2回からはパワーの差が出始めて三浦選手がプレスを強めヒットを増やしてくる

左強打に左右ボディといういつも通りの強さに加え今回は右ジャブを的確にヒットさせて
強烈な右フックを何度もプエルタに叩き込み右の強さを見せる

更に常に体を振りプエルタにヒットを与えず反撃の糸口を掴ませない

そこから攻勢を強めボディを効かせてプエルタの動きが落ちていく

優勢のまま迎えた6回 三浦選手のカウンターの左ストレートを食らいプエルタ腰が落ちる

そこに怒涛の連打を叩き込みプエルタがグロッキーになりレフェリーが試合を止める

6回TKOで3度目の防衛
今回は強打だけではなくそこに繋げる技術的進化が凄く見えた試合

一度敗れてるWBA王者 内山選手とのリマッチを希望する三浦選手

今なら互角以上の戦いが出来る状態になってると個人的には感じました

ぜひリマッチ統一戦が決まってほしいです。

2014年11月22日土曜日

UFC180 ヴェウドゥムvsハント

11/15(日本時間16日)メキシコで行われたUFC180


ヘビー級王者ヴェラスケス負傷で設けられた暫定王座決定戦

争うは柔術家ヴェウドゥムとサモアの怪人ハント

ハントは急遽決まったのもあり予想はヴェウドゥム有利

ハントが勝てばK-1とUFCの2冠となるので個人的には期待してました

試合は予想に反して初回からハントの動きがいい

パンチで積極的に攻めてヴェウドゥムをダウンさせる


ヴェウドゥムの寝技には全く付き合わずスタンドでの勝負を徹底し
ヴェウドゥムのタックルも切って対策通りの戦いを進める

2回 ヴェウドゥムが左ハイ、左ミドル、膝蹴りと打撃で積極的に攻めながら
テイクダウンを狙うがハントがしっかり反応しタックルを決めさせない

ヴェウドゥムの蹴りにパンチでカウンターを合わせたりスタンドでの強さを見せる

ヴェウドゥムにグラウンドに持ち込ませずハントの打撃が当たればなと
思っていた矢先でした

ヴぇウドゥムが低い体勢からの飛び膝蹴りがハントの顔面に直撃


完全に効いたハントがダウンしたところにヴェウドゥムが追撃のパウンドを
叩き込み反応できず打たれるハントにレフェリーが止めに入りTKO

最後の飛び膝はタックルにいきそうな体勢からだったので
ハント反応できなかったですね

凄い一撃だったと思います

史上初のK-1とUFC 2冠王誕生はなりませんでしたが格闘技は
やはり何があるか解らず奥が深い

暫定王者となったヴェウドゥムは来年3月 正規王者ヴェラスケスと
統一戦を行う予定なので楽しみです。

2014年11月17日月曜日

11/15 WBCムエタイ世界Sライト級TM サゲッダーオvs大和



11/15 Wメインのもう一試合はWBCムエタイ世界Sライト級TM

王者は古豪サゲッダーオ 挑戦者 同級インターナショナル王者 大和哲也

大和は昨年5月に米国で逆転TKO負け以来1年半振りの再挑戦、そしてリマッチ

1R サゲッダーオは警戒してるのか自分でロープまで下がって大和の動きを
見ながらミドルを蹴りながら様子見

大和もローキックを蹴るも大きなヒットを作れず


2R 大和がローやミドルを蹴りながらパンチを打ち込もうとするが当たらず

逆にサゲッダーオはプレスをかけて組んで首相撲からの膝をヒットして大和の動きを封じる

3R サゲッダーオは首相撲だけでなく左ミドルから積極的に肘も打ち込む

左肘を打ち込み更に縦肘を放った瞬間 大和がカウンターで左肘 直撃


この一撃でサゲッダーオは鼻から多量の出血、更に大和が連打で追い打ち


そこでレフェリーのチェックが入り続行不可能となり大和 TKO勝ち!

大和選手 3回TKOで勝利し悲願のWBCムエタイ世界王座奪取


サゲッダーオのペースだったのでまさに起死回生の一撃でした

今回は古豪サゲッダーオに勝ち王座を奪取したという結果が一番大事だったし
それを成し遂げたので称賛されるべき勝利だったと思います

大和選手がWBCムエタイ世界王座にこだわる理由も知ってるので個人的にも
とても嬉しい勝利でした。

11/15 WBCムエタイ世界Sフェザー級王座決定戦 梅野vsジョムピチット



11/15 後楽園ホールで行われたWBCムエタイダブル世界戦

ダブルメインでまずはWBCムエタイ世界Sフェザー級王座決定戦

同級インターナショナル王者 梅野VS元ラジャダムナンフェザー級王者ジョムピチット

試合はラウンドごとに戦い方が変わる技術戦

前半はパンチ、ロー、ミドルを繰り出す中間距離
中盤から後半は首相撲も含めた近距離での戦い

試合を見て思ったのは全ての局面で梅野選手が上回っていたという事


序盤からキレのあるパンチ連打からローで先手を取る

ジョムピチットがローに対応してくるとパンチ連打からアッパーに切り替える

この試合は速いパンチ連打が攻撃の軸でパンチで常にアドバンテージを作った

そしてそれだけで終わらずパンチ連打の後に必ず蹴るローやミドルでジョムピチットに
距離を詰めさせない

中盤 劣勢のジョムピチットが首相撲で攻めてきた時も逃げずに応戦

首相撲でも互角以上に渡り合った

それだけでなくジョムピチットが首相撲に来る瞬間にカウンターのパンチを打ち込む


終盤も組んでくるジョムピチットに下がらずパンチとミドルで応戦

最後まで攻撃的姿勢を見せ各ラウンドしっかり上回って5R戦いきる

結果は5R判定で梅野選手が勝利、明白な勝利だった


元ラジャダムナン王者にハッキリと差をつけて勝った梅野選手のムエタイの
完成度の高さが本当に素晴らしいと感じた試合だった

WBCムエタイ世界王座をステップに真の標的ルンピニー王座を狙う梅野選手

個人的にはルンピニーに一番近い日本人だと思うので頑張ってほしいです。

2014年11月12日水曜日

11/9 Krush47 60kg級王座決定戦 弘嵩vs島野

11/9 後楽園ホールで行われたKrush47

メインはKrush60kg級王座決定戦

前王者 大月が負傷で返上した王座を争うのは前戦で山本真弘との挑戦者決定戦に勝利した卜部弘嵩と
WILDRUSH Leagueを制し挑戦権を得ていた島野浩太郎

結果は判定で卜部が勝利し第4代60kg級王者に

試合は島野が前に出て卜部が距離を取り迎え撃つ展開

1R 積極的にプレスをかけてローキックから左右パンチ、バックブローを打ち込み島野ペース

卜部は距離は取りパンチを返すが動きはあまりキレがなく島野のパンチやキックで動きが止まる

しかしロープ際で島野のパンチに合わせたカウンターの右ハイでダウンを奪い島野にいきかけた流れを止める

2R ダウンを奪われた島野だが勢いは落ちず更に前に出て卜部を追い立てる、卜部はクリンチが多く警告を受ける

3R 島野が卜部をロープに詰めて連打から右フックでダウンを奪い返す

卜部が立ち上がり再開後も島野が猛攻で仕留めにかかり左フックで何度も卜部 ダウン寸前に追い込む

しかし そこで卜部が意地を見せて右ハイで島野の勢いを止めると右フックで2度目のダウンを奪う

再開後 島野が最後の猛攻を見せるが卜部はギリギリ耐え抜き終了のゴング

2度ダウンを奪った卜部が僅差判定で王座を手にした

個人的には島野選手 かなり頑張ったと思いますが最後のダウンが痛かったですね

卜部選手は2度ダウンを奪った場面以外は結構打たれて危ない場面も多くてハッキリ勝った印象はなかったです

試合後 新王者 卜部選手は「自分はKrushとISKAの二つの王座を持ってるので来年のK-1に出て当然」と言った

そんな風に言える試合内容ではなかったと感じた

今回の試合の様に打たれたら1日3試合は無理だしコンディション作りと防御が新王者の課題かと思いました。

2014年11月11日火曜日

11/8 3団体世界Lヘビー級統一戦 ホプキンスvsコバレフ

11/8 米国 WBA・IBF・WBO世界Lヘビー級王座統一戦

WBA&IBF王者ホプキンス 対 WBO王者コバレフ

前戦でWBA王座を吸収した2冠王ホプキンスの3冠狙いの標的はWBO王者コバレフ

ホプキンスはこの試合に勝てば世界王者のまま50歳を迎えるのが確定する

しかし クラッシャーと呼ばれるコバレフのロシアンパワーは世界最高のベテランの叡智を粉砕した

結果は1Rにダウンを奪い、その後もフルラウンド 圧倒したコバレフの大差判定勝ち

試合が始まってすぐナチュラルのパワーの差がハッキリと解る

今回のホプキンスは動くのではなくコバレフの圧力に動かされてしまう

ディフェンシブに戦いながらも時おりパンチを返すがコバレフのパワーにすぐ押し返される

幾多の強者を惑わせて狂わせてきたホプキンスの技術や距離感が全く通じない

そうなるとサイズやパワーで上回る相手を抑える手段がない

二人の戦いを見ていて技術や経験は間違いなく大事だが力や若さという点も改めて大きな要素だと感じた

12R戦いきったがほとんどいい所がなく敗れたホプキンスは今後どうするのか

個人的には引退した方がいいのではないかと思う

年齢的にもこれ以上は危険だし怪我では済まなくなる

後進にチャンスを与える立場でボクシングに関わってほしいと思います

逆にエイリアンと呼ばれる老雄を下し3冠王になったコバレフは残るWBC王者スティーブンソンを狙うのか

ホプキンスが敗れた事で新しく動き始めたLヘビー級勢力図が今後どうなるか楽しみです。

2014年11月6日木曜日

11/3 新生K-1 初代65kg王者はゲーオ

11/3に行われたK-1 WORLD GP 2014 65kg初代王座決定トーナメント

日本から4人、海外から4人が出場したワンデートーナメント

注目は優勝候補筆頭のムエタイ王者ゲーオ・フェアテックス

結果はそのゲーオが山崎、久保、左右田を破り優勝 初代65kg王者となる

3試合とも圧巻でした

一回戦 Krush63kg王者 山崎を左ハイ、左ミドル、前蹴り、左クロスで圧倒し判定勝ち

準決勝 元GLORY世界王者 久保を2R 右フックのカウンターでKO

決勝 前RISEスーパーライト級王者 左右田との消耗戦を左ミドル、左ハイを蹴り分けてポイントを奪い判定勝ち

3試合とも特にピンチの場面もなく勝利したゲーオの強さが際立ったトーナメントでした

山崎、久保、左右田という日本人チャンピオンクラスを破っての優勝も文句なしです

今回は改めてゲーオの技術の幅広さを見た様に思います

一回戦は左キックを連発し圧倒

準決勝はパンチのコンビネーションからのカウンターでKO

決勝は前に出てプレスをかけてくる相手に動きながら蹴り分けたキックや上下パンチでポイントを奪った

3試合とも戦い方が違ってたのでただの強打者ではないなとまた思いました

65kgは普段戦う階級より重いですが体格差から押し込まれる場面もないし65kgも十分やれます

ムエタイルールだけではなくK-1ルールでも強さを発揮したゲーオ

今後も日本人選手と対戦していきそうですが今のところ勝てる選手が見当たりませんね

新生K-1が今後 盛り上がる為にもゲーオの様に絶対王者が必要かもしれません

ゲーオが中心で回っていくK-1 65kg級が今後も面白くなっていきそうだなと感じています。

2014年11月4日火曜日

11/1 亀田興毅 米国で一年ぶりに復帰戦

11/1 亀田興毅が米国シカゴで一年ぶりに復帰

弟 和毅のアンダーカードで決まったカードで元世界ランカーのオマール・サラドと52.6kg契約で対戦

結果は4回KOで興毅が勝利
序盤から左フックや左右ボディを効かせてラストは左ボディ直撃で10カウント

サラドとは現在での力の差が明白でした、1年ぶりの試合で米国デビュー戦と考えればいい結果でした

印象に残ったのはコンディションの良さから来る動きの良さ

今回3年半ぶりにバンタム級以下に体重を落としての試合でしたが減量の影響は見られなかった

むしろバンタム級の時より動きはキレて全体的に良い状態に見えました

その状態を見て色々な問題で一年試合が出来なかったけど試合をする為に練習を続けていたのだなと解りました

試合まで一ヶ月を切ってから発表された試合でしたがそこから準備をしてたらSフライウェイトで
あそこまでのコンディションは作れなかったはずです

今回くらい良いコンディションなら4団体王者と勝負しても十分やりあえるのではないかと思います

今後 注目は興毅選手がどの道を選択し世界王座を目指すかだと思います

日本でのライセンスを復活させWBA指名挑戦者として王者 河野選手に挑戦するのか

弟の和毅と同じ様にJBCから完全に離れ海外でビッグマッチを求めて4階級制覇を目指すのか

止まっていた時間から動き出した3階級制覇王者が今後どこに向かうのか、発表を待ちたいです。

2014年11月3日月曜日

11/1 WBO統一戦 亀田和毅vsエルナンデス

11/1 米国シカゴで行われたWBO世界バンタム級王座統一戦

正規王者 亀田和毅vs暫定王者エルナンデス

正規王者 亀田和毅が怪我もなく防衛戦もこなしてるのになぜ暫定王座が設けられたのかが謎ですね

暫定王者エルナンデスは40戦のキャリアを持つメキシカンですが予想は正規王者和毅有利の声が多かった

結果は12R判定2-1で正規王者 和毅が勝利して王座を統一

スプリットデジションになりましたが結構驚きました、3-0でもおかしくない内容でした

ただ和毅にとって簡単な試合じゃなかったのも事実

序盤から中盤、高速の左ジャブを軸に中間距離で右ストレート、左ボディを打ち込みリード

スピード差があったのでダメージングブローにならずともポイントは確実に取ってました

しかし終盤 9R 亀田和毅が左目上をカットした事により流れが変わる

奮起したエルナンデスが追い上げて和毅をロープに詰めて攻め込む

終盤 相手の攻勢に印象を悪くした和毅でしたがガードで凌いで決定打はもらってなかったのと
カウンターの右ストレートを打ち込んだりと攻撃も返してたのでそんなにポイントは取られてないかなと感じてました

エルナンデスにつけたジャッジの基準がよくわからなかったですね

3-0ユナニマスデジションだったという声も多いので亀田和毅の負けはない試合だったと思います

WBO王座を統一した亀田和毅 次戦はWBA王者マクドネルとの統一戦が有力との事でビッグマッチが続きます

大物代理人アル・ヘイモンと契約した事もあり7月の米国進出からトントン拍子でステップアップ

統一戦になれば今回よりも注目度も上がり勝利した見返りも大きくなる

JBCの管轄外でも気にせず海外で我が道をいく23歳の若い王者の今後に改めて注目したいです。