2014年2月19日水曜日

日本人同士世界戦 内藤vs興毅

今 JBCから実質追放処分を迫られている亀田ジム

三兄弟にボクサーとしての実力がないとは思いませんし世界を奪ったボクサーが
国内で試合が出来なくなるという事態はボクシング界にいた者としては複雑です

亀田三兄弟も良い試合はあったと個人的には思っている

今回は興毅、亀田興毅のベストバウトは内藤大助選手との世界戦だと思う

2009年11月29日 WBC世界フライ級タイトルマッチ

大毅を下した内藤大助に兄 興毅が2階級制覇をかけて挑戦する試合は大きな話題になり
さいたまSAには約3万人が集まり規模では日本人世界戦では最高になった

自分はこの試合で見せた興毅のクールさに衝撃を受けた

果敢に前進する内藤に興毅は序盤から左右のカウンターを打ち込んだ

内藤の気迫に飲まれる事なく勝ちに徹しながらダメージを与え続けた

内藤は序盤からカウンターを食らい顔は腫れ視界は遮られ後半は目に見えて動きが落ちた

自分はあの試合の内藤には安易に前進するだけで何の策も感じられなかった

あれではカウンター合わせられて当然

あの試合の勝敗を分けたのはどれだけ綿密な作戦を立てて試合に臨んでいたかにある

接近戦に持ち込むというだけの内藤に対し興毅は内藤大助を研究しきっていた

亀田興毅があの試合で見せた動きのクオリティーは素晴らしいモノだった

自分の得意なモノを一つ封じられるだけであんなにも一方的になってしまうのがボクシング

興毅の能力の高さだけでなくボクシングの残酷な一面も見えた試合だったと思う

あんな試合が出来るボクサーの亀田興毅が国内で戦えなくなるのは残念だ

4階級制覇に挑む姿も見たいモノです。

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